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2021年登山の振り返り〜登山レベルの成熟・そして山岳写真に傾倒した1年〜

2021年12月10日 

2021年は私にとって大変意義深い1年になったと思います。すごく充実していたし、今年1年で得られた学びや成長は非常に大きなものでした。

2016年に始めた登山ですが、右も左もわからずただガムシャラだった当時と比べて総合的な登山技術・登山レベルはかなり成熟したと感じています。もちろん、まだまだ学ぶべきことはありますが、日本中の山に登り、四季を通じて山を学び、撤退も成功も経験することで、山と向き合いシャッターを切る自分に対し自信が付いてきました。

登山に過信は禁物ですが、成長を感じられたことは嬉しく思います。

以前であれば遥か遠くに仰ぎ見ていた高峰も、今では視線を同じく対峙できる。少し抽象的ですが、そのような感覚です。チャレンジすら検討できなかった登山計画も、今では十分検討できるものとなりました。

今になって思えば、本当にたくさんの山に登ってきたものです。

以前は日本一周という強みを活かし、屋久島でSeaToSummitをしたり、大雪山から十勝連峰を縦走したりと、当時の登山レベルでは挑戦すべきではない山行に果敢に挑んできたことが、私の登山の原点かもしれません。

さて、2021年は具体的にどうであったかと言いますと、穂高岳の撮影に注力していました。来年の夏までに作品をまとめる予定です。そのため、ブログやSNSで写真を紹介できておらず、写真を楽しみにフォロー頂いている方には申し訳なく思います。

山へのモチベーションは山岳写真だということを再確認した1年でもありました。それと同時に、一つの撮影対象に向き合う大変さを痛感した年でもあります。

登山や山岳写真は楽しい…楽しいんですけど、しんどくもあります。登山という行為も純粋に大好きですが、その先にある『山の写真を撮る』という目的が私の背中を押してくれます。

これまでにたくさんの山を見てきましたが、中でも穂高岳というのは私にとって特別な山です。そんな穂高を追いかけた1年、2021年はそんな年でした。

2021年の登山一覧

【厳冬期】焼岳

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【北アルプス】焼岳 雪山登山(厳冬期・テント泊)〜冬季限定の南峰へのラッセル、穂高の朝焼けを狙って〜

厳冬の焼岳は雪が深く、ラッセルで苦労しました。苦労して山頂へ向かうも、夕方は雲海の下に潜ってしまい撃沈。再びラッセルで上がった翌朝の稜線は美しい御来光に包まれました。

焼岳は穂高岳全景を望むことができる好展望地であり、大好きな場所の一つ。焼岳は紅葉も美しいとのことで、次は紅葉の時期に訪れようかと考えています。

【厳冬期】乗鞍岳

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【北アルプス】乗鞍岳 雪山登山(厳冬期・テント泊) 奇跡の好日を捉えて乗鞍の山頂で星空鑑賞

乗鞍岳には穂高と星空のコラボレーションを撮影しに行きました。厳冬と言っても2月末になると冬型が緩むことが多くなり、気温も上がってきます。強風ではありましたが、快適な星空鑑賞となりました。

乗鞍岳に登ったのはこれが初めてでしたが、剣ヶ峰以外にも魔王岳など穂高の撮影に良さそうな場所がありそうでしたので、今後も冬季や秋をメインに開拓していきたいと思います。

【厳冬期】常念岳

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【北アルプス】常念岳 雪山登山(厳冬期・日帰り)冬季限定バリエーションルート東尾根をナイトハイクで駆け上がる!

初めての常念岳は冬季のメインルートである東尾根から登りました。前日に大きく冷え込んだため、下部まで白くなった穂高を望むことができましたが、残念ながら朝焼けにはならず。そのため、冬季常念岳は近々再訪する予定です。

このルートは下部も上部もとにかく長く、特に稜線歩きが半端なく長いため、登るのには気合が必要。次はどのような景色に出会えるか、今から楽しみです。縦走も視野に入れています。

【残雪期】槍ヶ岳(槍沢撤退)

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【撤退】槍ヶ岳 残雪期登山(槍沢ルート) 〜腐れ雪・疲労・雪崩の恐怖に負け撤退〜

残雪期の中でも厳冬期に近いこの時期、槍ヶ岳を目指すのであれば飛騨沢か中崎尾根から歩くべきでした。

アクセスの面から槍沢を選ぶも雪がとても深く、何より重たい雪であり、厳しいコンディション。雪崩のリスクも大きい時期で、今になって思えば計画自体がイマイチでしたね。

ババ平で幕営すれば、この計画でも登れないこともないと思いますが、やはりこの時期は飛騨側から登るのがいいでしょう。槍沢上部のラッセルがどれほどしんどいか想像もつきません。撤退した登山ではありましたが、学んだことが多かったのも事実です。

【残雪期】奥穂高岳(涸沢撤退)

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【北アルプス】ゴールデンウィーク 涸沢雪山テント泊(大量降雪のため奥穂高岳・涸沢岳 敗退)

2021年4月は降雪が多く、GWには雪の鎧をまとい、真っ白な姿になった穂高と対峙しました。前日まで降雪が続き、涸沢からの登山は中止勧告が出されました。

槍ヶ岳と同様ですが、この時期に沢筋を登るのは雪崩リスクが大きいので、降雪の状況次第では涸沢ではなく涸沢岳西尾根から登る方が無難かと思います。撤退を2度繰り返したことで残雪期の知見も深まり、とてもいい経験ができたと思っています。

早く来年もトライしたい、今からそんな気持ちでいっぱいです。

【残雪期】槍ヶ岳

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【北アルプス】槍ヶ岳 残雪期登山(前編)霧雨の槍沢を越え、満点の星空へ!

【北アルプス】槍ヶ岳 残雪期登山(後編)凍る穂先のナイトハイクから、360度の大展望へ!

仕切り直して残雪期の中期に再び槍ヶ岳を目指しました。この時期はまだまだ雪が多く、槍沢の登りは本当にしんどかったです。

世間では春爛漫の日が続きますが、北アルプスではまだまだ多くの雪が残るこの時期。大気中の霞が多くなってくる時期でもあり、撮影では困ることも。槍ヶ岳から撮る穂高についてはまだ十分に満足いく作品が撮れておらず、今後の課題として残っています。

【残雪期】涸沢岳

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【北アルプス】涸沢岳 登山(テント泊・残雪期)6月の雪渓登り、急峻な小豆沢から絶景の稜線へ!

季節は6月、この時期は雪が混じることもありますが、北アルプスでも雨降りが優勢で、残雪が一気に減っていきます。それでも小豆沢はまだまだ雪に埋れていて、登り応えのある登山となりました。

涸沢岳からの写真にこだわり、朝夕夜と奥穂高岳の写真を撮りました。涸沢岳から望む奥穂の迫力ある姿は見飽きることがなく、これからも通いたいと思います。

次は、厳冬期や残雪初期の写真が撮りたい。雪景色を想うと心が躍ります。

【夏】南岳・北穂高岳(大キレット)

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【北アルプス】大キレット縦走登山(前編)新緑眩しい槍沢・天狗原から南岳へ!

【北アルプス】大キレット縦走登山(後編)北穂へ伸びる憧れのルートへ挑戦!

上級者向けの登山道として紹介される大キレット。確かに初心者向けとは言えないながらも、ザイテングラートを問題なく歩ける技術・体力があれば、悪天候でもない限り歩くことはできると思います。一方、一部非常に細く、高度感たっぷりの場所もありますので、高所恐怖症の方はご注意を。

長谷川ピークや飛騨泣きは北穂高岳の撮影ポイントとして外せない場所。今後はこう言ったポイントからの撮影も増やしていきたいですね。

【夏】槍ヶ岳

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槍ヶ岳登山で膝痛トラブル発生…激痛に耐えて自力下山した話

もう槍沢を歩くのはお腹いっぱいですが・・・(笑)

穂高の夕景を槍ヶ岳から撮りたかったのですが、あいにくピーカン晴れとなってしまいました。秋が近づくと夏特有の積雲も湧きにくくなってきます。登山する分にはいいですが、写真を撮る上では悩ましいところ。槍ヶ岳からの穂高は一筋縄ではいきませんね。

この登山では左膝に激痛が走り、あわや自力下山不可能かと思ったほどの痛みでした。新調したインソールが足に合っていないのかと思っていましたが、結論としてはランニングのし過ぎで膝に負荷がかかっていたようです。

【秋】屏風ノ耳

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【北アルプス】紅葉&黄葉が美しい「屏風ノ耳と涸沢カール」テント泊登山

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私が涸沢に紅葉を観に行く年は色づきがイマイチ・・・そんな呪いがあるのでしょうか、2021年は2016年に続きイマイチな色づきでした。特にナナカマドが赤くならず枯れてしまったようです。こればかりは当たり年を求めて通い続ける必要がありますね。

屏風ノ耳まで登ったのは始めてでしたが、前穂にかけて紅葉・黄葉が実に見事でした。

屏風ノ耳から眺める涸沢カールも圧巻の展望でしたので、未訪問の方はぜひ登ってみてください。一見の価値ありです。

【初冬】奥穂高岳

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【北アルプス】奥穂高岳 雪山登山(初冬・小屋泊)ジャンダルムを眺めに北アルプス最高峰へ!

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人生で初めて山小屋に宿泊した思い出深い登山となりました。撮影の関係で山小屋での夕食は難しいため、あいにくの素泊まりでしたが、テント泊ジャンキーの私にとって山小屋泊というのは大変新鮮な経験でした。この時期の平日は登る人・泊まる人がほとんどいませんのでゆっくり過ごせると思います。

ただし、山小屋と言っても非常に寒いので防寒対策は万全に。

ジャンダルムの夕景を狙った登山でしたが、期待を超える光景に出会うことができました。目が肥えてきたということを差し引いても、心から納得のいく写真を撮ることは本当に難しく、そんな中で、代表と呼べるような写真が撮れたのは嬉しい限りです。

1時間ほど奥穂の山頂に居たため、あまりの寒さにNikonZ6の背面ディスプレイは落ちてしまい、カメラも私も震えながら山荘へ戻りました。

【厳冬期】西穂高岳(独標)

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【北アルプス】西穂高岳 独標 テント泊登山(厳冬期)独標から夕日・朝日を眺めてから深山荘の露天風呂へ

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新穂高温泉へのアクセス難を理由になかなか食指が伸びなかった西穂高岳。しかし、もうそんな悠長なことは言っておれず、重い腰を上げ初めての西穂高岳へ。独標までしか登っていませんが、ロープウェイあり、山荘ありと、雪山初心者の方にもお勧めできる場所でした。

独標から眺める西穂からジャンダルムへ伸びる稜線、優美な吊尾根から前穂への景色は壮観です。乗鞍、笠ヶ岳、霞沢岳の展望も素晴らしく、登山難易度の割に素晴らしい景色が楽しめる場所。

山岳写真では出番の少ない広角レンズですが、独標からの撮影では活躍してくれました。広角レンズの数少ないエントリーとなりそうです。

まとめ

今年1年、登山記録を楽しみに読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。

これからも登山記録をブログで報告していきたいと思いますが、実はブログの中でも「登山記録」は読まれにくくなっているカテゴリーの1つだったりします。Youtubeの台頭、ブロガーの飽和、なによりYAMAPの浸透が大きい気がしています。

似たような登山記録がWEB上に大量に溢れていますからね。

ともあれ、そんなことは気にせず、来年も山に登り、写真を撮り、ブログで報告していきたいと思います。


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About me
横須賀育ち横浜在住の30代。山岳写真が好きで北アルプス中心に活動しています。好きな山は穂高岳。製薬企業を退社して2017年に自転車日本一周達成。現在は代理店・EC関係の仕事をしています。
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