
自転車日本一周をゴールしたのが7年以上前だというから驚きます。今となっては、日本一周も「過去のイベント」だという実感が強くなってきました。一方、強烈な体験、鮮烈な思い出なだけに、当時のことは驚くほどしっかりと記憶しているものです。
当時のことを思い出しながら、特に印象的だった思い出をランキング付けしたいと思います。
本気で感動した絶景
-38.jpg)

とんでもない場所にありますが。大阪と奈良の境界にある暗峠。峠のてっぺんにある「ぼくらの広場」は本当にすごい。暗峠(くらがりとおげ)自体も訪れる価値がありますので、ぜひ行ってみてください。
ぼくらの広場は、知らないと通りすぎてしまう場所なので、人も少ないマル秘スポットです。


大分県豊後高田市にある「真玉海岸(またまかいがん)」は死ぬまでに見てほしい絶景の一つ。毎日見れるわけではなく、干潮時のみ砂紋が夕日に照らされて、幻想的な光景が広がります。日本の夕景百選の一つらしいですが、ぶっちゃけここが一位です。


似た景色ですが、熊本県宇土市にある「御輿来海岸(おこしきかいがん)」は遠方に雲仙岳も一緒に見れる絶景スポット。砂紋だけでいうと真玉海岸の方がきれいですが、どちらも感動する絶景です。


宮崎県串間市にある「都井岬(といみさき)」では壮大な太平洋の景色と野生の御崎馬が一望できる奇跡の場所。私の日本一周の記録でも、かなり反響があった場所のひとつです。
感動した食事


冷凍していない生マグロ漁獲量日本一、和歌山県勝浦の「マグロ丼」には感動したなぁ。美味くて昇天したもんね。
マグロと言えば青森の大間だって?大間に行くとわかるけど、高いし量は少ないし別に美味しくもない。大間のマグロには闇を見たよね。


青森県青森市のご当地グルメ「味噌カレー牛乳ラーメン」はね、ガチで美味い。
発祥店の大西で食べるのがおすすめ。あまりに美味いから二日連続で食べたもんね。東京や神奈川にある味が濃いだけでなにがうまいのかよく分からない行列店に並ぶくらいなら、青森に行ったほうがいい。マジ。


北海道札幌を代表する「ジンギスカン」には感動したよね。1時間まったけど、老舗の「だるま」に行って良かった。東京とか神奈川で食べるようなジンギスカンとは根本的に美味しさが違うから、北海道に行ったらぜひ食べてみてほしい。
ちなみに、お店には行っていないけど、岩手県遠野のジンギスカンも目を見開いて天を仰ぐくらい美味しかったです。

北海道や岩手の遠野では、戦後、羊の飼育が盛んになったそう。羊毛を活用していたんだけど、お肉が余るようになり、ジンギスカンという食文化が広がったそうです。札幌はビールの街でもあるから、相性が良かったんだろうね。

-Japan-Nomad-42-899x600.jpg)
宮城県登米(とめ)の「油麩丼(あぶらふどん)」もマジで美味しかったなぁ。登米では昔、お肉が貴重だったようで、代用品としてお麩を使ったことが起源みたい。濃厚なんだけど、くどくない。甘めなんだけど甘すぎないタレ。超ジューシーなお麩とシャキシャキの舞茸の相性がやばかった。
住みたいと思った都道府県


どの場所にも魅力があるし、かならず長所も短所もある。そんな中でも、もし一つだけ選ぶとしたら「福島県」かな!
食事よし、人よし、山あり、風景よし。郡山のように大きな町もあり、都心へのアクセスも良好。よく「日本一周でどこが一番よかった?」と聞かれるのですが、私はいつも迷わず福島を挙げています。
ちなみに、他にも「移住するならここだなぁ」と思ったのは・・・福岡県、大分県、宮城県、北海道、静岡県。山梨県、新潟県、富山県もいい。登山が趣味ならなら長野県も。
住みたくない都道府県
京都府、大阪府、東京都、神奈川県。
平野があって栄えた。それだけ。横浜市民だけど、横浜が住みたい街としていつも人気なのが本当に分からない。私は生まれがここだから住んでいるだけなんだけど、この手のアンケートで、みんなが横浜のどこに魅力を感じているのか謎です。
東京の高田馬場に住んでいたこともあるのですが・・・東京に憧れて高い家賃払って住んでいる人は、マジで日本一周して、ぜひ他の県に目を向けてほしい。日本一周経験したら、東京の排気ガスや空気のよどみに驚くよ。
今は通信速度が向上してどこでも仕事ができる。オンラインで買い物してもすぐ届く。高い家賃払ってまで東京に住む意味はないんじゃないかな。どうしても都会がいいなら、札幌か博多がいいな。
独身ならなおさら、わざわざこれらの県に住む理由はないなと感じます。
交通が酷かった都道府県

ダントツで京都府ですね。ダントツぶっちぎりNo.1で京都の運転が一番荒いし酷かった。滋賀県と大阪府も酷かったぞ。事前情報では大阪がヤバいと聞いていただけに、京都と滋賀には驚かされました。
京都の印象が最悪なのは、自家用車というより「タクシーとバス」なんだよね。特にバス。運転手キレてるもん。私が旅した時なんて、今ほどインバウンドが盛んではなかったのに・・・今なんて本当にすごいことになってそう。
死ぬまでには登るべき名峰


アクセス、難易度ともに、決して簡単ではないのですが、北海道「トムラウシ」からの景色は他で味わうことができない程にダイナミック。山好きなら絶対に一度は登るべき名峰。
南沼で幕営して、山頂でご来光を望むのがおすすめです。
驚いた県庁所在地


三重県の「津」は衝撃的でしたな。三重県はおそらくほとんどの人が想像しているよりも「山」が多い場所。全体的にのどかな雰囲気ですが、津は田舎というよりは、どうしてここが県庁所在地なのか、県外の人は首をかしげます。同じ三重県の四日市は都会なだけになおさらね。
四日市は位置が北過ぎるため、県政を行うには不便だったようで、縦長の三重県の中心にある津が県庁所在地となったようです。なにより、明治で近代化が進む以前、四日市より津の方が栄えていたとか。
総合的な田舎レベル


佐賀県は噂に違わぬ田舎だった。でもね、田舎っていうのは、今の時代はむしろブランド価値があると思う。上でも書いたように、佐賀にいようが東京にいようが同じ仕事ができる時代、同じようにエンタメを楽しめる時代。コンクリートジャングルの中よりも自然に囲まれた暮らしの方が魅力的なのは言うまでもないよね。
-Japan-Nomad-8-899x600.jpg)

田舎の代名詞である佐賀県はね、福岡が近いから何とかなりそうなんだよね。本気で心配になったのは秋田県かも。行くとわかる田んぼの多さ。いや、佐賀県も田んぼの数はすごかったけどね。
東北の中でも秋田県はダントツで心配。山形・青森・岩手という最強の自然県に囲まれているから、佐賀のように都会からちょっと移り住む・・・にはハードルが高すぎる気がしました。クマも多いし雪も多いし、色々とハードルが高い。
その他「田舎やねぇ、最高。」とにっこりした県は、青森県、和歌山県、三重県、鳥取県、島根県、高知県です。ただ、これらの県は、近くに大きな街があったり、名所があったり、意外と何とかなると思う。
やはり秋田が心配。
食文化やお酒は最高だし、なにより山もある。いっそのこと、若者ではなく中高年を誘致した方が良いのかもしれないと感じます。若者はね、秋田はきついと思う。県庁所在地の秋田市も行ってるんだけど、本当に人いなかったもん。
総合的に魅力度が高い都道府県


ごめんなさいね。面白みもないけど、やはり「北海道」に敵う県は他にありません。これはね、日本一周をした人なら、おそらくほぼ全員が同じ答えになってしまう。
北海道超えは無理なのよ。どの県も遠く及ばないからね。圧勝です。


食も、景色も、人も、最高でした。旅をしていたからというだけでなく、北海道はスケールが違うんだ。すべてにおいてね。
・・・
魅力的な場所や食べ物は他にも山のようにあります。それこそ、日本のどこに行っても。日本一周とは言わずとも、ぜひ色々な場所を訪れてみてくださいね。
お気軽にコメントください