【北アルプス】前穂高岳 雪山登山(初冬・テント泊)上高地・岳沢の美しい三段紅葉と積雪の重太郎新道

2020年12月13日 

【北アルプス】前穂高岳 雪山登山(初冬・テント泊) 最高のモルゲンロートに染まる穂高連峰

昨年に続き、10月下旬に初冬の前穂高岳に登ってきました!

まだ冬季閉鎖前なので上高地には観光客の方がいらっしゃいますが、登山目的で入山する人は激減するこの季節。静かな北アルプスで山と向き合ってまいりました。

コースタイム

1日目(10月25日)
上高地(8:40)→ 岳沢小屋(11:15)
岳沢小屋(9:45)→ 紀美子平(15:00)
紀美子平(15:00)→ 前穂高岳(17:00)
前穂高岳(幕営)
2日目(10月26日)
前穂高岳(9:30)→ 岳沢(13:30)
岳沢岳沢(13:30)→ 上高地(14:00)

三段紅葉の上高地・岳沢

10月中旬から色づき始めた上高地の紅葉は下旬にもなれば唐松まで黄色く染まりピークを迎えます。

この時期になると穂高の稜線は冠雪しており、晴れていれば白・紅葉・緑の三段紅葉が見られるかもしれません。三段紅葉が見られる場所は実はそう多くありませんので、この景色を見るだけでも初冬の上高地を訪れる価値が十分あると思います。

岳沢へ向かう河童橋もカチコチに凍ってますね。

積雪した六百山や霞沢岳を右手に湿原を歩き岳沢へ。

木道が凍結していて滑りやすいので注意しながら進みます。

序盤に転んだりして服やら靴やらを濡らしてしまうと本当にテンション下がりますからね。

雪と紅葉って本当に美しいですね!

岳沢小屋への樹林帯を黙々と進みます。

積雪の程度ですが、先日降雪があったばかりなので新雪が積もっており、今年(10月下旬)は岳沢登山道の道中から雪山登山となりました。

樹林帯を抜けると完全に雪が積もった状態に。去年は紀美子平より上部が積雪していたので、重太郎新道のレベルがまた一段高くなりそうです。

とはいえこの程度であればアイゼンやチェーンスパイクは必要ありませんので、ツボ足で登っていきます。

岳沢小屋

岳沢小屋は店仕舞の最中。

2020年はコロナウイルスの影響が春からゴールデンウィークにかけてピークで、スタッフブログを読む限りほぼ登山客はいなかったようです。

そんな中での営業は売り上げ的にも相当厳しかったはずであり、本当にかける言葉がありませんね。

今の感じですと、来年のゴールデンウィークにもまだワクチンが行き届いているとは思えず、ある程度の影響は避けられないでしょうか。

私の意見としては、気にならない方は普段と変わらない日常を送るのが一番だと思っています。

岳沢より上部は雲が乗っていますが、まだ残る唐松の紅葉と穂高の積雪が見事!

岳沢小屋あたりは穂高を撮影する適地でもありますから、岳沢小屋に逗留してビールを飲みながら写真撮影なんて最高でしょうね!将来の撮影プランの一つになりそうです。

積雪の重太郎新道

さて前穂高岳にいよいよ取り掛かりますが、この通り10月下旬となると岳沢小屋より積雪が多くなります。

深いところは膝まで埋まることもありました。

初冬の登山や撮影は個人的に一年で最も良い時期の一つだと思っていますが、極端に少ない人の数とも相まって危険度もかなり高い時期です。

重太郎新道の唯一いいところとしては、一本道で道迷いはまず起こらないことでしょうか。

積雪期の前穂高岳は奥明神沢の直登が推奨ルートですが、それはあくまでしっかりと冠雪してからの話。

少なくともこの程度の雪の量ではアイゼンがまだ効かない箇所もあるでしょうから、初冬は重太郎新道を歩く方がいいのかなと個人的には思います。

それにしても、何回来ても、前穂高岳の登攀はしんどい!笑

今回は上高地スタートで登っていますが、無理せず岳沢小屋で一泊幕営することを強く推奨したいと思います。私も来年からは岳沢スタートにしようと心に決めました。上高地から幕営装備背負って山頂までいくのは結構大変です。

今日は完全に晴れるかと思っていましたがガスってしまい、結局夕景は撮れず終い。

唯一姿を見せてくれる明神岳を眺めながら標高を稼いでいきます。

それにしても初冬は人がおらず、この日も前穂高を登っている人なんて皆無です。山岳写真には欠かせない積雪期のシャッターチャンスですが、登山難易度を考えると厳冬より貴重な初冬の2ヶ月程度(10月〜12月上旬)は私にとってご褒美のような期間です。

特に穂高岳を撮影対象に決めている私には、厳冬の期間(1月〜2月)は撮影に出かけられる場所が非常に限られまして。穂高岳を撮りたい私には難しいところ。

紀美子平より上部は一気に道が細くなり、滑落の危険性が高まります。

何度歩いても緊張感のある細い道を超えていきます。

残念ながらガスは晴れず夕景はまたの機会に。

強風の前穂高岳

本当に風が強い。

今回はかなり焦りました。

山岳テント泊では、テントごと風に吹っ飛ばされて死亡する事故ってたまにあるんです。

確か去年あたりにも厳冬の唐松岳(八方池)で悲しい事故があったように記憶しています。

10m/s程度の予報だったかと思いますが、遥かに凌駕する強風が吹き荒れており、前穂高岳の山頂にある大きな石に張り綱をひっかけても岩ごと動いてしまい張り綱が緩むこと緩むこと。また、テントが潰れそうになるので内側からザックを挟んで強風面は体で押さえたりと大忙し。

写真のような大きな石をテントに8つ入れて対応。本当に厳しい強風でした。

副作用として、朝起きたらテントに岩が擦れて穴が空いてしまいましたが、致し方なしという感じでした。

シングルウォールテントは風船のような構造をしているため、吹き飛ばされないように必死です。

満点の星空が広がっていましたが、あまりの強風と疲労で撮影はせず。

こちらは3時ごろ、風が少し弱まった際に撮った一枚ですが、その後再び風が強くなり諦めました。

2日目:モルゲンロートならず

翌日の天気は晴れ。

しかし・・・残念ながら東の空には低い雲が出てしまい肝心のご来光だけブロックされてしまいました。

こればっかりは当日の運によるところが大きく、悔しいですが、モルゲンロートを絡めた写真は撮れず。

2年連続とはなりませんでした。

去年完璧な朝焼けだったのになんでまた来てるのと思われそうですが、構図を変えて撮りたいんですよね。モルゲンロートが本当に真っ赤に焼ける時間て3分くらいしかないので、構図的に撮れて2パターンくらい。去年の経験を踏まえて今年改めてチャレンジしたのは他の構図でも撮りたかったことと、去年よりもう少し雪が多い状態で撮りたかったからです。

また来年に期待したいと思います!

乗鞍は霧氷で真っ白!

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こちらは来月登ることになる北穂高岳です。

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今年も去年に引き続き、初冬の前穂高岳にチャレンジしました。

去年より積雪がだいぶ多く、山頂の強風が酷かったのでだいぶ厳しいものとなりましたが、この登山で自分の登山強度がさらに上がったことを実感できました。

そうそう簡単に朝焼けを撮れるわけでもなく、山はいつでも厳しいですが、またトライしたいと思います。

上高地まで戻ると美しい焼岳の姿がここまで戻ってきたことを励ましてくれるようです。

五千尺ホテルあたりにソフトクリームがあったので美味しくいただきました!

下山後の甘味は食べた瞬間に体が生き返るような力を持っていますね。

ソフトクリームを美味しくいただき、上高地からバスに乗りこんで登山完了。お疲れ様でした!!


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