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苦労してでも「写真集販売」という道を選んだ理由

2022年6月14日 

1st写真集「穂高 煌めきの稜線」をAmazonから絶賛販売中です。

今日はなぜ写真集を作ろうと思ったのか、なぜ発売にこだわったのか、その理由をご紹介したいと思います。

しばらくはこんな感じで写真集作成にまつわるエピソードをご紹介していきます。

写真集を作りたい、そして写真集を販売したいと思っている方の参考になれば幸いです。

趣味に求める目標とメリハリ

登山も写真も、それを合算した山岳写真も、楽しむことが何より大切。

しかし、初めは純粋に楽しめていた趣味も、続けていくうちに目標が欲しくなるただ漠然と続けるだけでは物足りなくなる。「人によっては、物足りなくなる人もいる」でしょうか。

私はまさにそんなタイプ。無心で続けられるのが最強だと思いながらも「楽しければそれでいいじゃないか」と割り切れない性格です。

趣味に対する造詣が深くなるにつれて、何かを達成したくなる。何かを目標に活動したくなるタイプなのです。全員がそうではないと思いますが、私はそんなタイプでした。

『趣味に目標が欲しい』『あくまで趣味だけどメリハリをつけて活動したい』それは写真という趣味でも例外ではありませんでした。

写真という趣味の行き着く場所

私の趣味は「写真」「登山」「山岳写真」に分類することができますが、こと登山に関しては目標を設定しようとは思いませんでした。なぜかと問われると言語化するのが難しいのですが、難しいルートから登っても、簡単なルートから登っても、目的地に着けばそれで良いと思う節があるのかもしれません(難しいルートでしか撮れない写真もありますが)。

山岳写真が好きな人には「写真から始めた人」と「登山から始めた人」がいます。私は前者。

写真やカメラが好きな状態で登山を始めたこともあり、どちらかといえば山岳“写真”志向なのかもしれません。山に登る行為そのものも大好きですですけどね。

そんな写真という趣味を持ち、行き着く先はどこでしょうか。自己満足で終わるのではなく、他者に対して写真を発表し、評価を得ようとすれば・・・。

一つはフォトコンテストの入賞。

一つは個展の開催。

そして一つに写真集の発売があると思います。私はまずこの道を選びました。

写真集を「発売」する意義

写真集を作るという目標を見据えた上で、次に決めるべきは写真集を無料で発表するか、有料で発売するかということ。

フォトブックのサービスが充実した現代ですから、写真集を作るだけならハードルは非常に低いと言っていいでしょう。

一方で、その写真集の読者を他者に設定するというのは、とても高いハードルになります。無料で発表するのではなく、有料で発売するのであればなおさらです。

オンライン展示会などの仕組みを使えば無料で発表することは可能ですし、ブログなどのサービスにフォトアルバムを作ることでオンライン発表会を行うこともできます。

SNSに写真をアップすることは言わずもがなです。

しかし、ここで私がいう写真集とは、有料で発売することが前提のものです。なぜなら、それが写真集本来の姿だと思うからです。お金を払ってでも見たいと思ってくれる方に届ける。だからこそ制作する側も気を引き締めて、本気で取り組むことができる・・・あくまで私の意見です。

写真という営みの中で、写真集という位置付けは本来、誰でも見れるものではなく、苦労して撮影した記録を対価を払ってもらって共有する、ストーリーを写真で伝えるものだと思うんです。

そして、その実現は困難だからこそやりがいがあり、真の熱意の源泉になり得るのだと思います。

発売する(お金を払ってもらう)からには本気でやらなければならない、いや、本気で取り組むことができる。これが写真集を無料で発表するのではなく、発売することの意義ではないでしょうか。

読者に選ばれ、読者を選ぶ

SNSに限った話ではないですが、私も含めて、写真は無料で見れるものだと無意識に刷り込まれているような気がします。

写真に限った話でもないですよね。ゲームなんかも最近は無料でプレイできて、有料でスキン(キャラの衣装)を買ったり、一部有料のコンテンツで利益を得るというやり方が一般的になっています。

苦労して撮った作品を無料で広く浅く公開するのではなく、有料でも見たいという方にのみ見てもらう。そんな選択肢があっていいし、そんな方法論を選べるのが写真という趣味だと考えるようになりました。

無料で公開する場合と比べて読者の数は圧倒的に少なくなるかもしれません。それは致し方ありませんが、既に述べたように、有料だからこそ得られる利点が双方にあると思っています。何を目的として写真集を作るのかが重要だということですね。

山岳写真を撮るのは何故か

ここで写真を撮る目的に立ち返ってみます。

「可能な限り多くの人に写真を見てもらいたい」なのか「思想に共感してくれる人が見れくれれば良い」と考えるか。この目的の分岐により、やるべきことが大きく異なります。

私の場合は山と対峙して、私が目で見た景色を写真に捉えて、永遠なる心の風景にしたいこれが山岳写真をやっている究極的な目的です。つまり、写真を見てもらえたら心底嬉しいが、誰かに見てもらうことが前提ではないと気づいたんです。

できるだけ多くの人に見てもらいたいのであれば、SNSを利用したり無料のオンライン展示会を開催したりする方が理にかなっています。

自己満足という言葉はあまり好きではありませんが・・・究極的には自分のために写真を撮っている。しかし、私の考えや活動に共感を見出し、興味を持ってくれる人が見てくれたら嬉しい。これが写真撮影の根底にある私の気持ちだと判ったとき、写真集を制作・販売する決意が固まりました。

まとめ

有料で販売するのであれ、無料で公開するのであれ、撮影した写真をまとめて写真集にする行為は有意義だと思います。撮った後の撮影データに息吹を吹き込む行為のようなものです。

しかも、写真集を制作から販売まで個人で完結させることができる便利な時代です。出版社を介して写真集を販売するのが、ある意味では理想的かもしれません。王道であり、花形でしょう。しかし、99.9%の人にとって現実的ではないでしょう。出版社から写真集を出版したいのであれば、遠回りのように思えますがSNSでフォロワーさんを増やしていくのが早道かもしれませんし、出版社の目に留まる工夫が(特に現代では)必要でしょう。

そこで、独力で写真集を出版するという目的に対して私はAmazonのKDPを利用することに決めました。

・・・次回はAmazonのKDPについて、概要やメリット・デメリットなどをご紹介していきます。


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About me
横須賀育ち横浜在住の30代。山岳写真が好きで北アルプス中心に活動しています。好きな山は穂高岳。製薬企業を退社して2017年に自転車日本一周達成。現在は代理店・EC関係の仕事をしています。
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