【上信越】白毛門 雪山登山:日本一の絶壁「谷川岳東壁」の絶景を求めて

2017年11月26日、初冬の白毛門を登って参りました!今シーズン初の雪山登山ということで、久しぶりに雪山を踏みしめる感覚を楽しむことができました。白毛門へ行った目的はむろん、目の前に対峙する谷川岳を眺めることです!

日本一周が終わり、サラリーマン復帰してからの記念すべき登山第一弾です。

目次

神奈川から群馬まで電車移動:白毛門の登山拠点「土合駅」へ

グレゴリー「バルトロ75」を使ったテント泊登山のパッキング方法」にてご紹介した通り、今夏からザックをグレゴリーバルトロ75に変更。このザックでは初の雪山登山となります。初冬の時期に使い心地を試しておきたかったので、いいタイミングで出発できたと思います。

白毛門への道のり、まずは神奈川から電車を乗り継ぎ群馬県へ!

東京駅から群馬県の高崎まで、社会人復帰したので新幹線を使っちゃいます。ちなみに、新幹線の名前が「MAXたにがわ」というドストライクなものでした。

これから目指す群馬県「土合駅」までの移動方法を最後にまとめておきますね。公共交通機関で行く人は参考にしてみてください。

夜ご飯は高崎でパーッと乾杯

高崎での乗り換えで少し時間ができたので、駅近のリンガーハットで夜ご飯を頂きます。今日は前泊移動のため、ただいま夜でございます。ビール290円(税抜)にはやられましたわぁ。ついついセットで注文してしまう罠ですね。

高崎から水上駅経由で土合駅へ!

高崎からローカル線で水上駅へと移動します。高崎は大きな駅なので栄えていますが、そこから水上へと移動すれば・・・。

さっきまでの雑踏が幻だったかのように、人がいません。

なんなら、水上駅から土合駅へ移動するのは私一人だけでした。それもそのはず、実はこの電車が土合駅行の終電車。土合駅への終電に乗る人がいるわけもなく、電車の中では駅員さんが何かを察したご様子。

日本一のモグラ駅「土合駅」

谷川岳 雪山登山~白銀の山嶺を求めて天神平から日帰り登山~」以来、約1年ぶりにやって参りました土合駅(どあい)です!

この駅は地下数十メートルに位置する日本一の「モグラ駅」として知られ、2017年の「人生で一回は訪れたい駅ランキング1位」を獲得した、他では考えられないような奇抜な駅なんです。

ホームから見上げる階段は450越え!!登山前のウォーミングアップとして登山者に愛されています。土合駅は谷川連峰登山のためにあると言っても過言ではない駅、駅の形も谷川岳をモチーフにしているんだとか。

階段の両脇からは水が流れ、薄暗い雰囲気と相まって、何とも言えない不気味な空間。ちなみに、エスカレーター・エレベーターはありませんのでご注意を。

階段を登り切った先には不思議な構造をした柱。これはホームから吹き上がる突風を分散させるためのもの。これが無いと行き場をなくした烈風がこの先を直撃してしまい、危ないんだそう。

普通の駅なのに、普通じゃない。それが土合駅。日本一を冠する場所はどこだって尖っているものですね。

土合駅でステーションビバーク(野宿)

社会人復帰してしまい、あまり大きな声では言えませんが、今日は土合駅にお邪魔して夜を明かします。野宿の基本は「ゴミは全て持ち帰る。自分のじゃなくてもゴミがあったら持ち帰る」くらいの気持ちでいきましょう。

雪山登山で使うテントを検討!「エスパース」や「エアライズ」などメジャーなテント4つを比較」でご紹介した通り、今年はテントを新調したので安全な場所で新テントを試したかったという狙いもあります。手前の緑が私。土曜という事で他にも二組テント。

はじめてのシングルウォールテントですが、背が高いので内部は超快適。設営も癖こそあれど、慣れたらちょっぱやでいけそう。

この時期の土合は寒いっちゃ寒いですが、雪山を考えればまだまだ。気温は0〜3度くらいだと思います。今日はゆっくり寝て明日に備えましょう!!

登山本番:土合駅から白毛門登山口へ

4:30に起床、まだ日も登らない5:30頃出発します。

土合とは思えない雪の量ですね(少ない)。これが後1~2カ月もすれば駅が雪に埋もれ、道路の脇には2メートルの雪壁ができる程に積もります。ここは日本屈指の豪雪地帯。厳冬の土合は山に登らないでもすごい景色ですよ!

白毛門登山でまず向かうのは、土合駅から徒歩5分程度の場所にある「MAXと書かれた建物」、この右側を通った先にある駐車場へと進みます。

駐車場を過ぎると分岐するので、ここをに進みます。右にもトレースがあるので行ってみたのですが、特に何もありませんでした。

(その先の森の中までトレースが続いていたんですが、一体・・・。)

まだ初冬なので川も流れていますね。おそらく厳冬期には川が凍っているでしょう。この橋を渡って先へ進みます。

白毛門登山口(6:10 登山スタート)

さあさあ、約1カ月ぶりの登山!今シーズン初の雪山。サラリーマン復帰してから初の登山。「初」尽くしの山行の始まりです!!

めっちゃ楽しみです。

日本屈指の豪雪地帯「谷川連峰」ではありますが、まだ11月末、下の方は薄く雪がある程度。アイゼンは装着せず登っていきます。

白毛門は上信越の中でもガテン系の山でして、終始急登が続きます。そんな急登で展望のきかない樹林帯を歩いていると、お山はいきなり驚かせてくれました!

谷川岳東壁のモルゲンロート

雪化粧した谷川岳東壁が太陽の光を受け、上から少しずつ赤く染まっていきます。雪山でのモルゲンロートを見たのはこれが初めてですが、夏山とは比較にならない程の美しさ。白い山が赤く染まる様子に感動。やっぱり白に赤は映えます。

ちなみに、この後さらに真っ赤に染まっていきました。

今回は樹林帯の中から眺めるだけでしたが、次は必ずや谷川岳のモルゲンロートをべスポジで見る/撮ると心に決めた瞬間でした。実は今回の山行、(次回)白毛門から谷川岳のモルゲンロートを撮るためのロケハンも兼ねているんです。

標高が上がると雪が増えてきたので、久しぶりにアイゼン装着!!

めっちゃ茶色い\(^o^)/

知ってましたけどねん。実は、どんなに水気を取っておいても、表面のコーティングが剥がれていると次のシーズンまでには茶色くなってしまいます。でもこれ、心配無用。1~2回雪山登山すると綺麗に取れちゃうらしく、特に気にしなくていいとのことでした(by 好日山荘の店員さん)。

実際、この登山が終わった後にはかなりきれいになってましたよ!

登山口から急登の白毛門、粛々と歩いて標高を上げていきます。

スタートが早かったので人はおらず、ただ一人、自然と向き合う”この感覚”は雪山では一層研ぎ澄まされます。やはり雪山登山は良い。

今日はトレースがしっかりありましたが、雪を見つけては突っ込んで楽しんでました。ああ、早くラッセルしたくなってきました!!

時折、視界が開けると解放感を味わえます。

昨日は雪が降っていたようですが、それでもトレースがしっかりあって楽ちん。ちなみに、白毛門は大量降雪の後に一番乗りだとラッセルが凄くてかなりしんどいと思いました。この急こう配を終始ラッセルとなれば、相当な時間と体力が必要となるでしょう。

ラッセルとは、人が通っていない雪山で、雪をかき分けながら歩くことです。死ぬほど疲れますが、雪山登山の醍醐味でもあるんですね。

松ノ木沢の頭

2/3程度の行程を終え、初めて休憩できる小広場に到着。ここは松ノ木沢の頭と呼ばれる場所で、標識も立っています。

この辺りでほぼ森林限界に達するため、左を向けば、見えちゃいますよ!すごい壁がお出迎えです!!

日本一の絶壁「谷川岳東壁」

すごっ…!!

壁ですやん。山と言うより、壁ですやん。谷川岳(たにがわだけ)は日本を代表する山の一つですが、その理由がこの東壁にあります。雪山登山で一般的に登られる天神尾根から見る事はできず、谷川岳の東に位置する白毛門に登ることでしっかり眺める事ができるんです。最高の景色ですよ!!

谷川岳が「魔の山」と呼ばれる所以は東壁。垂直にそびえる巨大な壁は、谷川岳の天候の難しさと相まって、クライマーにとって超難関なんだそうです。

いうまでもなく、この壁は一般登山の対象ではありません。

次のテント泊登山のため白毛門をロケハンしましたが、白毛門は全体的に平地が少なく、ここ松ノ木沢の頭は貴重な場所。幕営適地はここか少し先にある樹林帯の中。ただ、いずれも狭いので人が居なくなる時間じゃないと迷惑かも。

今日は谷川岳が晴れる予報だったので、迷わず出撃しました。

谷川岳がきれいに晴れるのは年間30日程と言われています。晴れたら最優先で訪れたい場所の一つですね。日本屈指の豪雪地帯は、日本屈指の晴れにくい場所と同義。天気を間違えちゃいけない山域の一つでもあります。

白毛門の頂上までは、相変わらず急登が続きそう。ここから先は道が細かったり、積雪が増えたりするため、厳しいと思ったら松ノ木沢の頭でストップするのもありだと思いました。

写真左手に見えている窪地が天神平スキー場。そこから伸びる天神尾根と手前の西黒尾根(日本三大急登の一つ)がはっきり見えます。

谷川岳の双耳峰(トマノ耳、オキノ耳)は東から見るとあまり目立ちませんでした。

望遠レンズで切り取る谷川岳東壁

望遠レンズで谷川岳東壁を撮ってみました。寄れば寄る程に、その峻嶮な岩肌が際立ちます。これは人が登るところじゃないような・・・(汗)

迫力あります!!

迫力重視なら寄った方が面白い。ちなみに、今回の山行は標準と望遠のレンズ二本体制。夏山は広角も持って行きますが、雪山では少しでも軽くしたいので、レンズ2本がいい塩梅かなと。この辺りは今後検討していきたいポイント。

特に、標準レンズを24-70mmから24-105mm辺りに変えようか悩んでいます。

森林限界を超えると風が出てきて冷えました。フリースを着込み、久しぶりの厳しい自然と谷川岳のあり得ない迫力を間近で感じながらの記念撮影。

人を入れると谷川岳の大きさ・迫力が一層際立ちます。手前の人と自然のスケールを比べてみてください。この壁の大きさ、絶景さ、山の中でもこれ程までに強烈なインパクトを放つ山はそうそうありませんよ!

是非、生で見ていただきたい景色、まさに絶景、山の魅力が満載です!!

白毛門登頂(10:20)

白毛門に登頂しましたー\(^o^)/

白毛門(しらがもん)って変わった名前ですが、山頂は360度の展望が広がってました!

写真中央やや左が東北最高峰「燧岳(ひうちがだけ)」、その右の真っ白い山が尾瀬の名峰「至仏山(しぶつさん)」です。

写真左手、遠くに見える真っ白い山が「奥白根山(日光白根山)」、右手のギザギザした山が「上州武尊岳(じょうしゅうほたかだけ)」です。

写真左手にある、のっぺりとした真っ白い山。初め何の山か分からなかったのですが、どうやら「平ヶ岳(ひらがだけ)」のようです!

平ヶ岳ってこんな豪雪の山だったんですね。

白毛門から朝日岳へと続く稜線。かなり遠い感じがします。谷川連峰の馬蹄形縦走(谷川連峰をぐるっと一周するコース)は紅葉の時期にしようかなと検討中。

下山開始

山頂からの景色を堪能した後、下山開始です。こうしていると、かなりエグイ道のりを登って来たんですね・・・。かなりの高度感、そして急登なのがよくわかります。

個人的に、ちょっと下くらいから見上げる角度の方が好きかもしれません。ただ、樹林帯に入ると枝が邪魔で上手く写真撮れないんです。撮影ポイント含め、好天の中しっかりロケハンできたので、今回の目的は達成と言えそうです!

下の方は雪が溶けてぐじゅぐじゅになってます。初冬と雪解けの時期はこれが辛いんです。

土合駅に無事帰還

昨晩お世話になった土合駅へと戻ってまいりました!

登山はしなくとも、観光のついでに寄っているであろう方をチラホラ見かけました。たしかに、あの地底感はそうそう味わえないので、それこそ人生で一回くらいは来ても損はないと思います。

帰りは新潟経由で・・・

さて、後は自宅へ帰るのみですが、土合駅は無人駅で電車の本数も日に数本しかないため、公共交通機関の場合は上り下り線をうまく活用する必要があります。

水上方面へは2時間電車がないので、逆の越後湯沢まで進み、そこから新幹線で東京へと戻ります。どうせなら越後駒ヶ岳に登りたいのですが、それはまた次の楽しみということで。

上越新幹線で東京に戻り、登山完了です!!

公共交通機関で東京方面から白毛門へアクセスする方法

  • 東京駅~高崎駅(上越新幹): 4410円(55分)
  • 高崎駅~水上駅(上越線):970円(60分)
  • 水上駅~土合駅(上越線):240円(10分)
  • 越後湯沢駅~東京(上越新幹線):6150円(85分)

水上駅~土合駅~越後湯沢駅はとにかく本数が少ないので、土合駅に何時に着いて何時に発つのか、事前にしっかり計画しておくことが重要。どちらからでも帰れるので、便利な方を選べばいいですね。新幹線を使うとかなりの費用となりますが、タイムイズマネー。そこは考え方次第です。

天神平スキー場~水上駅のバスもあるので、これを利用するのも手です。

マイカーの人は土合駅か白毛門登山口の駐車場まで行けますよ!

谷川岳/白毛門登山の買い出し

土合駅には自動販売機しかありません。駅周囲にもお店は皆無ですので、事前の買い出しをお忘れなく!

まとめ

今季初の雪山登山は絶景を見る事ができてよかったです。

これからも、仕事をしながら絶景を追い求め、素敵な景色を写真で撮っていきたいと思います。やはり、雪山は美しい。

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コメント一覧 (4件)

  • 清宮さん こんにちは。
    勤め始めて1ヶ月、そろそろ山へ行きたいのストレスが…と思っていましたが、大丈夫でしたか。休日が好天に恵まれて良かったですね。雪化粧した噂に高い魔の山谷川岳東壁、さすがに見応えありますね。これからも仕事と天候の折り合いをつけながら楽しんで下さい。
    ところで、私も登山にハマりそうで、30Lぐらいの登山ザックと春から秋用のウインドブレーカをネットで物色中です。オススメのメーカーがあったら教えて下さい。

    • 最近登山にハマっている様子ですね!?
      是非いろいろな景色を愉しんでいただけますと、布教者?としては嬉しい限りです。
      日帰り、ライトな登山であれば、メーカーにこだわらず、
      店頭で見た目惹かれた物でかまわないと思いますよ(๑´ڡ`๑)
      これから本格的に嵌った際に、しっかり登山用品を揃えていけば十分かと思います☆

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