山岳写真で使うレンズ選択の苦悩「高画質と利便性どちらを取るのが正解か?」

ミラーレスカメラ台頭の時代、レンズラインナップは各社共に充実してきました。ユーザーとしては非常に嬉しい反面、悩ましいのがレンズの選択。

選択肢は無限でも私の予算は有限です。

レンズ選択で悩ましいのが「画質」を優先するか「利便性」を最優先するかの選択。

ニコンでは大三元レンズが出揃い賑わいを見せていますが、さあ、それなら大三元レンズを揃えてレンズ構築を完成させよう…!!

と、シンプルにはいかないのが山岳写真の難しいところ。

レンズは資産とはよく言ったものですが「バレンタインデーにはチョコレートを」と同じくらいカメラ業界に言わされているキャッチフレーズな気はしています(笑)

今日はそんな悩ましいレンズ選択を画質と利便性の観点から考えてみました。

目次

【望遠レンズ】24-200mm/f4-6.3 VS 70-200mm/f2.8

24-200mm/f4-6.3は私が現在主役として使っているレンズです。

標準域から望遠域まで写すオールマイティで万能なトラベルレンズ。

いわゆる『高倍率ズームレンズ』というジャンルのレンズですね。

望遠まで撮りたいからこそ選んでいるわけですが、比較対象になるのが大三元「70-200mm/f2.8」。

発売直後から短い期間で非常に高い評価を受けています。

利便性なら高倍率レンズが断然有利、画質なら大三元レンズ…。

そう思い、ヨドバシカメラの実機で撮り比べしてきました。

これは個人的な感想なんですが・・・その場で比べている限り、背面ディスプレイで見比べる限り・・・。

(200mmの画、大して変わんない?)

(本当はもっと明から様な差が出て欲しい…)

最近感じていることではあるんですが、一つの結論が私の中にありまして。

「ズームレンズの画質って頭打ちしてるよね」っていうこと。

もちろん、200mmテレ端での周辺減光とか歪みとか”細かく等倍で”比較したら違いはあるんだと思うんです。

でもね、パッと見ではわかりませんでした。

200mmで切り取る初冬の北アルプス

「芸能人の格付けクイズ」ってあるじゃないですか、目隠しすると差が分かりにくいというアレに近いのかと思います。

ヨドバシで使ったカメラはZ6なので、Z7のような高画素機での描写はまた違うのかもしれませんけどね。

利便性の高いレンズの良いところ

利便性が高いカメラを使った方が良い面もたくさんあるんですよね。例えば望遠専用のレンズを用意するということは、高倍率レンズより1本多くレンズを持ち運ぶ必要があること、標準と望遠の切り替えはシャッターチャンス時間(モルゲンロートなどのごくわずかな時間では特に)機会ロスという致命傷になり得ること。

厳冬期のようにレンズ交換をしたくない場面も山では多いこと。

そして何より、山岳写真の大家である白旗先生も仰っているように『山岳写真において一番使うレンズは標準レンズ』な訳です。

広角が流行ったり望遠が流行ったり、時代の流行り廃りはあれど、山岳写真で一番重要なのは標準レンズです。

そうであれば、標準レンズ+望遠レンズという高倍率ズームレンズは山岳写真というフィールドにおいて理にかなっていることになります。

一方で、じゃあ何に悩んでいるかといえば、やはり上位のレンズラインがある事が気になるわけなんです。画質至上主義は将来後悔しないための保険になりますからね。

ああ!!レンズ選択は本当に悩ましいですね。

【有望な選択肢】24-105mm/f4 S-Line 

まだ発売されていませんが、すでにロードマップには「発表予定」として名を連ねている期待のレンズです。

心待ちにしている方も多いかと思います。

山の望遠レンズは100mmあれば事足りるシーンも多く、高画質を保証するS-Lineであることから上記二つのレンズを足して2で割ったようなイメージです。

このレンズが出た暁には24-200mmと24-105mmのどちらを使おうか禿げるほどに悩むことになろうかと思います。

200mmでは撮れるけど105mmでは撮れない景色もある

200mmあれば撮れる景色が撮れなくなる一方で、F4通しでS-Lineがついてくると…。

私の上記スタンスで言えば24-200mmの方が都合がいいと思っていますが、このレンズは「シャープネスは問題ないが色再現にやや難あり」な面を認めており、それが修正されるなら24-105mmもありだと思っています。

値段とサイズにもよりますし、発売を楽しみにしているものの、出たら出たでまた悩むので困るなと思っています(笑)

ちなみに、もし24-105mmを買ったら24-200mmと24-70mmは流石に売却ですかね。

【広角レンズ】14-30mm/f4 VS 14-24mm/f2.8

小三元と大三元の争いなわけですが、大三元は驚きの非球面レンズでフィルター装着可能ときました(実用性はイマイチな面もあります)。

描写についても非常に高性能で評価も高いときています。

とは言えですよ、ちょっと落ち着いて考えてみます。

小三元のf4であれば通常のフィルターを使えるのに、大三元にするとお値段がとんでもない上に、112mmとかいう馬鹿みたいなフィルターが必要なわけです。

そこまでして本当にf2.8が必要かっていう話になります。

もちろん「星」が主たる被写体の一つであれば、これは検討の余地がありますが、もしそうでなければ、星は割とおまけの私にはどうでしょうか。

私の答えはNoでした。両者の比較画像なども見ましたが、私には重箱の隅をつつくような違いしか感じられませんでしたしね。

画質だけでなく、重さも150g程度違うという事と、大三元はレンズ径の利便性があまりに低すぎる事も相まって小三元で腹を決めました。

【標準レンズ】24-70mm/f4 VS 24-70mm/f2.8

D750時代には私も使っていた大三元の標準レンズ。

今は標準でf2.8を欲するシチュエーションが私にとっては皆無であり、山での標準は絞ってナンボな事がほとんどなため、残念ながら検討の余地はありません。

そもそも24-70mm/f4の写りが極めて良好なので、差別化できているのかもちょっと謎です。

画質と利便性を比較するときには、やはり画質が圧倒的に有利でない限りはなかなか選ばれないと思いますが、もし画質の頭打ち現象が起きているとすれば、残りは値段やF2.8通しが本当に必要かどうかが選択の基準になってきますよね。

本当の意味で画質を追求したいのであれば単焦点レンズを選ぶべきなので、大三元レンズは単焦点レンズと比較すべきなのかもしれません。

山岳写真では苦しいレンズ3本運用

標準+広角+望遠の3本を担ぎ、テントを担ぎ、冬場はショベルからワカンまで担ぎ・・・

テント泊登山で山岳写真を撮る場合、ただでさえ荷物が多い中でレンズ3本で運用するのは本当に大変なこと。

レンズを1本でも減らしたいというのは結構切実な問題です。

一方で、もし仮に3本を楽々活げる体力があったとしても、3本のレンズを忙しなくレンズ交換するのも現場でも非常にストレスになります。

これまでの経験からレンズは2本運用が体力面・ストレス面を考慮するとベストです。

撮影スタイルが山岳写真じゃなかったらどうか?

一般的な風景写真のように、車で移動できたり、大型のカメラバッグに撮影機材だけを詰めて移動する事ができたらどうでしょうか。

山岳写真のように、撮影機材を切り詰める必要がなかったら?

あくまで(仮)の話にはなりますが、高倍率ズームレンズは使っていないと思います。

レンズ間での性能差は昔と比べて僅差になっていると感じるので、一般の風景写真であれば高画素機+単焦点レンズが画質の意味では最良なのかもなと。

レンズラインに松竹梅があれば、松(大三元)が一番良いに決まっているという、ある種のプラセボ効果が働いているのかもしれませんね。

まとめ

レンズを選択する上で悩ましい、画質と利便性のトレードオフ。

私の場合は、山岳写真という機材選択が難しいフィールドにおいて、機会ロスを防ぐために現行のレンズ構成でいきます!

24-105mmが出てくるとまた悩みそうですが。

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