外付けHDDとオンラインストレージを活用したRAW写真のバックアップ方法

2021年6月5日 

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日を追うごとに、年を追うごとに増えてゆく写真達をどのように保存して、どのようにバックアップを取ろうかというのは写真が趣味の人には悩みの種。

私の撮影の頻度は月に1.5回程度と決して多くはありませんが、それでも手持ちの写真がどんどん増えてゆく。写真の量もさることながら、何より悩ましいのが写真のバックアップ方法。せっかく撮影した写真(作品)が消えてしまう=過去の努力が無駄になるということで、それだけは避けたい。

私が実践しているバックアップ方法は原始的ですしベストだとは思っていません。しかし、とにかく簡単かつ現実的、誰でも実践可能な物です。バックアップというのは「定期的に気軽に行える」ことが大切ですからね。

写真の保存方法・バックアップ方法を考えている方の参考になれば幸いです。

「外付けハードディスク」2台運用

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写真のバックアップについて調べるとNASやRAIDといった専門用語に近しい単語も出てきますが、私はそういったものとは無縁で外付けHDDを利用して写真の保存とバックアップを行なっています。

理由は単純明快、分かりやすくてシンプルだからです。私はあくまで趣味写真家であり、プロではありません。クライアントのために写真を撮ることはありませんし、撮っている写真の内容・撮影日・撮影場所・それらに伴う全ての情報は「自分用」のもの。撮っている写真がシンプルなので、保存・バックアップもシンプルなもので十分。

最近のトレンドであるNASを導入するメリットをあまり感じず、原始的な方法である外付けHDDをメインの写真保存場所にしています。

【一次保存場所】高容量外付けHDD 1つ目

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写真左の外付けHDDはPCに繋ぎっぱなしのことが多く、撮影後はカードリーダーで読み込んだ写真をLightroom(ライトルーム:Adobeの写真管理&編集ソフト)を経由して保存します。

保存するといってもLightroomで読み込めば自動で日付ごとにフォルダ分けされて保存されるので、作業としては本当にカードリーダーで写真を読み込むだけです。もし、手動で写真の読み込み・保管・フォルダ分けなどをされている場合、全力でLightroomの導入をお勧めいたします。

Lightroomを導入するだけで写真の世界が変わると言っても過言ではない。それ程に便利なソフト。RAW現像もできるため一石二鳥。デジタル写真の保管には欠かせないソフトですね。

写真を読み込んだ際に保存される場所=1台目の外付けHDDが1次保存場所です。このHDDは5TBの物を使用。ちなみにNikon Z6のRAW写真は1枚35MB程度なので、5TBの外付けHDDに14万枚程度の写真を保存可能です。

使っている機材(高画素機かどうか)や撮影スタイル(連写する被写体か)にもよりますが、常用する外付けHDDとしては十分な容量だと思います。

【バックアップ】高容量外付けHDD 2つ目

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写真のバックアップは別の外付けHDDに行います。1次保存場所である外付けHDDからコピペするだけなので、気軽にバックアップできるのが何よりのメリット。ハードディスクは故障するリスクを伴うためバックアップ場所として最適かという議論もありますが・・・丁寧に扱ったHDDが自然故障する確率ってどの程度でしょうか。少なくとも私はまだ経験したことがありません。

いずれにせよ、これで外付けHDDにRAW写真が2箇所に分かれて保存されました。撮影した写真は選別などする事なく全て保存・バックアップします。万が一どちらかのHDDが故障してしまっても、もう一台がバックアップとして機能するので「ひとまず安心」ですね。

バックアップ用の外付けHDDは容量が2TBなので、いつか容量不足になる日がきます。その時は年度ごとにバックアップ用の外付けHDDを買い足していきます。あまり高容量を選ぶと故障の際のリスクが高まりますからね(一気に写真を失う)。

こうしてバックアップ用に「もう一台」外付けHDDを用意するだけで、写真紛失のリスクを相当軽減できます。しかし、これだけで大切な写真の紛失リスクを完全に払拭できるわけではありません。

震災・洪水などによるHDD紛失・故障のリスクヘッジ

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物理的に2つのハードディスクに写真を分散させて保存する事で、日常的なバックアップとしては十分ですが、怖いのはこの2台が同時に失われてしまう状況。大切な写真を紛失する可能性があるのは、例えば東日本大震災のような天災や自宅が火災に見舞われる場合です。

不可抗力によりやむなく外付けHDDを手放す状況に陥った場合、これまで撮影してきた写真を一気に失ってしまう可能性があります。震災がいつ起こるかは誰にも予測する事ができず、自宅で保管しているHDDを一度に失ってしまうリスクは常に考えておくべきです。

そんな時に強いのがオンラインを活用した写真のバックアップですね!

Amazon Driveを利用したオンライン・バックアップ

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見出しにAmazon Drive(アマゾンドライブ)と付けていますが、Amazonに限らずオンラインストレージに写真のバックアップを取っておくのは、ハードディスクの物理的な紛失を考えればとても良い方法です。オンラインストレージには様々なサービスがありますが、中でもAmazon Drive(Amazon Photo)が圧倒的におすすめです。

AmazonドライブはAmazon Prime(アマゾンプライム ※ 年間5000円程度かかる有料のサービス)の会員であれば誰でも利用することができるオンラインストレージ。特筆すべきは写真ファイルを無制限にアップロード可能な事(圧縮等は一切されず品質はそのまま)。JPEGはもちろんDNGをはじめ各社のRAWフォーマット(ニコンならNEF・キャノンならCR2など)も無制限にアップロード可能です。

どうせ課金するならAmazonプライムがおすすめ

Googleフォトなど他にもクラウドストレージのサービスがありますが、RAWファイルを大量にバックアップするためには、いずれにせよ有料のサービスが必要。

同じお金を払うのであれば、Amazon Prime会員が最も魅力的だと思います。Primeビデオ(動画や映画を見放題のサービス)やPrimeリーディング(本が読み放題のサービス)も利用できるからです。

Lightroomカタログもバックアップ可能

Amazon Driveは5GBまで写真以外のファイルもアップロード可能なので、Lightroomのカタログも定期的に保存しています。

オンラインへのバックアップは優良写真のみ

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理想を言えば撮影した全ての写真をオンラインへバックアップすべきですが、アップロードにそれなりに時間がかかる事、オンラインバックアップはあくまで不慮の事態を想定した保険的な要素が強いことから、私は「優良な写真」のみをバックアップしています。

優良な写真というのは「絶対に残しておきたい写真」と言い換えることもできますね。

私のようにブログをやっていると「ブログのために撮ったのであって作品として残しておく必要はない」写真も大量にありますよね。むしろブロガーさんだとそういった「ブログ用写真」の方が圧倒的に枚数は多いと思います。

そういった「おまけ写真」はオンラインへバックアップせず、上述の外付けHDDのみに保存しています。理由はシンプル。全ての写真をオンラインへアップロードするのが面倒だからです。Amazon Photoにはデスクトップ版のアプリもあるのですが、私はどうも好きになれず使っていません(AmazonPhotoはAmazonDrive上のサービス。≒で考えておけばOK)。

NASを導入しなかった理由

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写真のバックアップについて調べると必ず登場するのがNASという言葉。NASはNetwork-attached Storageの略称で、ネットワーク機能を持った大型のHDDのこと。ネットワーク機能を持つため、複数人が同時にHDDにアクセすることができたり、自宅外からネットワークを経由して写真をダウンロードすることが可能になったりします。

NAS自体は素晴らしい仕組みだと思いますが、調べれば調べるほど、趣味で写真を撮っているような私には不要だと感じました。初期設定が面倒だということもありますが、外部からネットワーク上の写真にアクセスすることもなければ、複数人でネットワークを共有することもないからです。

ただ単に、写真をバックアップしたいのであれば、外付けHDDとオンラインストレージを併用することで十分だと感じています。

まとめ

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この運用ではバックアップ用の外付けHDDがどんどん増えていきますが、それだけ写真を撮ったという証でもあります。それでもフィルム時代と比べれば写真の管理が圧倒的に素早く便利でコンパクトにできる時代です。保存媒体が増えていくのは写真家の宿命だと言えるかもしれませんね。

デジタルな保管だけでなく、写真集や写真アルバムを作ることもバックアップになります。定期的にデジタル写真を具現化してみるのもおすすめですよ。

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