一瞬の絶景を追い求める 山岳写真に魅せられて

投稿日:2020年10月31日 更新日:

冬季登山用途でスマートウォッチ(ウェア端末)を使うのは時期尚早?

アップルウォッチをはじめとして賑わいの出てきたスマートウォッチ。

登山をはじめとしたアウトドアで使われる用途もかなり普及したように思います。

私は特に雪山登山で使いたくてずーっと買い時を待っていたんですが、調べてみてもイマイチ掴みどころがなくて、ずるずると来てしまいました。

「スマートウォッチを雪山登山で使いたいけど素人」の私が色々と調べたことを備忘録をかねてまとめましたので、登山でスマートウォッチを使いたいけどよく分からないという方の参考になれば幸いです。

スマートウォッチに求める機能はGPSに尽きる

スマートウォッチのことを調べると「こんなに機能がたくさん!」とか「ディスプレイが見やすいのはこれ!」とかゴチャゴチャとした情報がたくさん出てきます。

ちょっと違うんですよ・・・。

私がスマートウォッチに求めているのは「登山道と自分の現在地をGPSで確認する」ことに尽きます。

それならGPSを買えよと言うお声もあろうかと思いますが、それもちょっと違うんですよね。

現在位置を『スマホもGPS専用機器も出さずにサッと腕時計で確認したい』からこそスマートウォッチを登山で導入したいんです。

必須の装備かといえばそうではありませんし、GPS機能を最優先するのであればGPS機器を買うのが一番なのはわかっているところですが、腕時計で現在地を確認できるメリットは大きいですし、今のトレンドでもあるので乗っかりたいという思いもあります。

夏山であればスマホで確認すればいいんですが、雪山登山では事情が大きく異なります。耐寒性能に優れたアウトドアで利用可能なスマートウォッチが欲しいんです(強欲)

スマートウォッチで現在地をGPSトレースするのは難しい?

私はてっきり、スマートウォッチを買えばスマホと同じように登山地図が表示されて、自分が歩いている場所がGPSで逐次表示されるかと思っていました。

しかし残念ながら「実現可能だが全てをスマホと同じようにはいかない」というのが現況のようです。

これは何故かというと、スマホで現在地や登山地図をGPSで表示しているかと言うと「スマホに対応したアプリ」を使っているわけです。このアプリがスマートウォッチで一律同様に使えれば最高なんですが、どうもそうではないぞと。むしろ、対応状況はまだまだこれからというのが実情みたいですね。

アプリの中では多くの人が以下のうちどれかを使っているかと思いますし、シェアも圧倒的だと思うので以下3つのアプリに絞って詳細を調べてみました。

  1. 山と高原地図
  2. ヤマレコ
  3. ヤマップ

スマートウォッチに対応しているアプリのみ利用可能

スマートウォッチでスマホアプリを表示できるか否かは、スマートウォッチに対応しているか否かに依るみたい。まあでも考えてみたら当たり前かもしれません。iPhoneなどのスマホとスマートウォッチではインターフェイスが根本的に異なるでしょうから、専門に対応している必要性があると言うのは理解できます。

そこで、上記のアプリがスマートウォッチで利用可能なのか調べてみました。

1. 山と高原地図

私はスマホで山と高原地図を使っています。

利用者が極めて多い登山地図・地図アプリかと思いますが、残念ながら現時点(20年10月)ではスマートウォッチに対応していないようです。

これが利用可能であればスマートウォッチ即購入だったのですが、非対応ということで残念すぎる。

他のアプリの利用可能性などをみてみます。

2. ヤマレコ

2020年5月頃から「Wear OS by Google」に対応したスマートウォッチで利用可能になったようです・・・!!

調べるとこんな感じのプレスリリースが出てきますが、いや、よく分からん。

まだまだ情報が少ない事がスマートウォッチ×登山地図×GPS利用を煩雑にしている原因な気がします。

蛇足ですがここで調べたことを少しまとめておきます。

Wear OS by Googleとは?

スマートウォッチ向けに設計されたGoogleのAndroidベースのオペレーティングシステム。Android携帯端末やiPhoneとBluetoothや Wi-Fi、LTEでペアリングすることで、端末で受け取った通知をWear OS by Google側で閲覧や操作をできる(引用:ウィキペディア)

スマホとスマートウォッチを連携させるためのシステム。

仕組みはアンドロイドなので、アンドロイドスマホ(GalaxyやGoogle Pixel)とは相性がいいが、iPhone(iOS)では連携ができないこともあるらしい。

== 閑話休題 ==

ここでヤマレコに立ち戻ってみると、Wear OS by Googleに対応したものの、iPhoneとヤマレコがインストールされたスマートウォッチの連携はサポートしていないとのこと。つまり、スマートウォッチに地図をPCなどを経由してダウンロードすることはできるが、iPhoneとスマートウォッチを連携してiPhoneから情報を飛ばすことはできない、ということみたい(複雑かよ…)。

まとめると、ヤマレコはWear OS by Googleが利用できるスマートウォッチであればヤマレコの登山地図&GPSは利用できるが、スマホがiPhoneだと連携はできないということになりそうです。

3. ヤマップ

Wear OS by Googleが使えるカシオのプロトレック(PRO TREK)のみで利用可能。

…こういうの本当良くないと思う、そう愚痴りたい。

スマートウォッチでYAMAPの登山地図・GPSを使った時の快適性はかなり高いみたいですが、プロトレックでしか使えないという、よく分からない制限があるみたいです(マジでなんでなんだろう、技術の問題というよりは利害関係の話なのかな?)。

ヤマップは以下でご紹介するSUUNTOやGarminでは使えない(サポートしていない?)ようです。

アプリ利用状況まとめ

山と高原地図 スマートウォッチには対応していない。  
ヤマレコ スマートウォッチで利用可能 (Wear OS by Google) アンドロイド端末ではスマホとの連携が可能(地図をスマホと連携)
    iPhoneではスマホとの連携はできない(地図はPC経由で入手)
ヤマップ カシオPRO TREK(Wear OS by Google対応機種)のみ利用可能 スマホの機種に制限はなし

私はiPhoneユーザーであり、仕事柄iPhoneから変更することはまずありません。

そう考えるとカシオのプロトレックを使うのが一番良さそうですが、積極的な理由というよりは消去法でプロトレックしか選びようがない感じなのがちょっとな…。

GARMIN Fenix5Xと6Xは「山と高原地図」をベースにした地図内蔵

調べていくうちに、ガーミンのフラグシップモデルであるフェニックスシリーズでは山と高原地図と国土地理院の地図を混ぜ合わせたような地図がプレインストールされているらしい。

これは結構アツイ情報か!?

とも思うんですが、全国の2000のスキー場やら何やらと、膨大な数の地図が事前に入っているようで、便利と言えば便利だけど、ほぼ使わない地図が大量にインストールされているとも言えます。しかも値段がお高い。ガーミン製品は高いですからね・・・。

アプリを利用せずともヤマプラを使って事前に地図をインストールしておけばOK?

Wear OS by Googleや上記登山地図アプリに関係なく、事前にヤマプラなどのサービスを利用してスマートウォッチに地図をインストールしておく事で、オフライン環境下でも地図表示&GPSによる現在地確認はできそうです。

ただ毎回ヤマプラで地図を作成してから取り組む必要があり若干面倒なのと、調べても実戦で使った記事が見当たらず、使用感などが今ひとつわからず。

オフラインでの登山地図表示&GPS対応機種まとめ

残念ながら山と高原地図は現況スマートウォッチでは使えないということで、ヤマレコかヤマップを使うことになりそうです。

どちらも登山地図用途では使っていないためすでにテンションが下がり気味ですが、さらにテンション下がってしまう事実が発覚。

そもそも、アプリを通じてオフラインで登山地図および現在地をGPS表示できるような対応端末は非常に少なく、選択肢があまりないようです。

Casio(カシオ) WSD-F30 最新機種 ヤマップ
  WSD-F21HR 心拍計測可能 ヤマップ
  WSD-F20 型落ち ヤマップ
SUUNTO(スント) SUUNTO7   ヤマレコ
Garmin(ガーミン) Fenix6X   プレインストールの地図(山と高原地図ベース)
  Fenix5X   プレインストールの地図(山と高原地図ベース)
Apple Watch 各種 耐寒温度は0℃ ヤマレコ

Pro Trek WSD-F30

SUUNTO7

GARMIN Fenix X6

まとめ

必要な地図だけをインストールしたいことを考えると、現状CasioのPro Trekをヤマップで使うのが一番コスパが良さそう。

ガーミンの地図はチラッとみた感じ、不要な情報も多く載っていて小さなスクリーンでは見辛そう。単純にスマートウォッチとしては値段が高すぎるし。

デザインでいえばSUUNTOが文句なしでかっこいいけれど、ヤマップのサポートはなし。

アップルウォッチが雪山でも使えるという確かな情報があれば大いにアリなんですが、0℃まで推奨ということは厳冬期は難しいのかもしれない。

こうして調べることで、スマートウォッチを使って「オフライン登山地図と現在地をGPS表示させる」事自体まだまだ発展途上、というかスマートウォッチ自体が成熟していないマーケットなんだと改めて痛感しました。買い時はまだ少し先だと感じてしまい、二の足を踏んでいます。

PRO TREK買ってみてもいいけど、悩ましいところです。

この記事を書くにあたり参照したサイト

スマートウォッチのマーケット成熟度は、パッと調べても欲しい情報が出ないレベルで、調べる事自体で骨が折れました。

他のブログ様や公式サイトなどなど、色々見て回ったので参考にリンクを貼っておきますね。

PRO TREKの登山使用

スマートウォッチとヤマレコ

ヤマレコ

徹底比較 登山に使うスマートウォッチ!

SUUNTO7とヤマレコ

SUUNTO

スポーツがもっと楽しくなる!スント新モデル「Suunto 7」誕生の背景を探る

登山地図アプリ「ヤマレコ」がWear OS by Google に対応!PRO TREK Smart、Suunto 7などのスマートウォッチで現在地がわかる!

Garmin 6X/5X 山と高原地図ベースの地図

【ガーミン】時計店の現役店長オススメ GARMINスマートウォッチの選び方! ~2020年新作から人気ランキングまで大公開~

【2020最新レビュー論文前編】GARMIN GPSウォッチ fenix 6X 機能使い方詳細レビューと購入の決め手

腕時計単体でオフライン地図表示&登山道でのナビもOK、GARMINの“全部入り”GPSウォッチ「fenix 5X」を試してみた

Apple Watchとヤマップ

Apple Watchで登山テスト

ヤマプラ

SUUNTO TRAVERSE ALPHA 山プラで地図データを作成し取り込む

Geographicaで登山地図作成

山での道迷いを防ぐ、suuntoウォッチの使い方(後編)

その他

購入ガイド:CASIO・GARMIN・EPSON、ぜんぶ試してみて分かった、目的別GPS付きアウトドアウォッチの最適解【後編】

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