【旅226日目】開聞岳 登山 〜薩摩富士から眺める最高の展望、空と海の境界線〜

2日間お世話になった道の駅「山川港活お街道」にて朝ご飯。今日はこれから登山に向かうので、しっかり食べてエネルギーをチャージ。

目次

目指すは薩摩富士「開聞岳」

山川から少し走ると美しい円錐形の山が見えてきます。薩摩富士とも呼ばれる美しい円錐型の山。海辺にそびえる、日本百名山開聞岳(かいもんだけ)」が見えてきました!

開聞岳はまるで、海と山が繋がっているんじゃないかと思うほど海の縁に位置します。

それにしても、今日は晴れるかと思っていたら、生憎の曇り空。衛星画像で見てもがっつり雲が南九州にかかっています。開聞岳は青空が似合う山なので、できれば晴れてほしかったですねん。。

近づくにつれ、どんどん存在感を増していく開聞岳。

開聞岳近くの中学校に自転車を停めて出発!久しぶりの日帰り登山という事で、ザックを使わなくて済むので用意は楽ちん。普段から背負っているバックパックに三脚を移すだけの軽装備で臨みます。

2合目までは車や自転車でで行くことができますが、今回は手前の1合目から歩いて向かいます。

1合目から2合目まではコンクリの道で、途中にトイレや自販機があるので、その辺のことを済ませちゃいましょう。

2合目(登山道入り口)

2合目に到着!実質的にはここから登山スタートですね。さあさあ、ここから登山道へ入っていきます。

開聞岳は標高924mと低いため、山頂まで森林限界を超える事がありません。特に7合目あたりまでは、こんな感じの樹林帯をひたすら歩いて行くことになります。

標高が低いのでサクサク進み、あっという間に3合目へ!

最近の登山と言えば、祖母山から傾山に縦走したり、屋久島を横断したりと、ヘビー級な登山ばかりしていたので、開聞岳の登山は楽でいい(笑)

たまにはこういう気軽な登山もいいもんですね。

5合目辺りでちょっとばかしの展望が!晴れてくれー!

春なのでお花が咲いているかと思いましたが、結局見たのはこの紫のお花ちゃんくらいなもの。開聞岳はあまり咲かないのかしら?

そんなこんなで、あっという間に9合目へ。

9合目

登山道は特に難しい場所もなく、気が付けば9合目に到達していました。

最後の方にチラッとはしごとロープが出てきますが、それ以外は本当に歩きやすい登山道です。7合目から上は岩の上を歩く時間が多くなりますが、慎重に歩けば大丈夫。岩の上に足を置いた時、滑らないようにだけ注意ですね。

開聞岳 登頂

登り始めて1時間半くらいで山頂に到着!

山頂からはこの通り、下界の町並みと海を見渡すことができます!眺め最高ですねん。標高が低いとは言え、海と町のすぐ近くに山があるので、実際の標高以上に高く感じました。

・・・そして、日頃の行いが良いためか、山頂に着くころにはきれいに晴れているという奇跡。

撮りますわー、この岩があったら自撮りしちゃいますわー。今日は日曜日なので、山頂にはボチボチ人が。皆さんの視線を受けながらも?三脚立ててばっちし自撮り決めちゃいます。

山頂からの景色を楽しんだ後は下山開始。頂上から15分くらい下った所に、こんな感じの岩場があります。ここからだとが良く見えるので、開聞岳らしい写真が撮れると思いますよ。

朝まで曇っていたのに、いつの間にか雲一つない快晴へ。青い空と青い海、まさに開聞岳登山に相応しい天気に恵まれたようです。

陽が射すと単調な樹林帯も、美しい新緑の登山道に早変わり!

やっぱ天気って大事です。

あっという間に1合目まで戻ってきておりました。

これにて、開聞岳の登山は無事に完了です。

枚聞神社

その後は開聞岳からすぐ近くにある枚聞神社(ひらさきじんじゃ)にやってきました。祭神はアマテラスなど8柱。起源など詳しいことは分かっていないらしいですが、開聞岳をご神体とする山岳信仰がはじまりだろうと言われています。

朱色が青空に映えますね!薩摩の一宮として、人々から篤く信仰されてきたんだと言います。

日本最古の井戸「玉の井」

枚聞神社から少し行ったところに玉の井という井戸があります。なんでも、日本最古の井戸だと言いますが、それより面白かったのが日本神話に登場する場所であるという事。

日本神話に登場する山幸彦は、無くしてしまった海幸彦の釣り針を探しに海中の竜宮城へ向かいます。日本神話では、ここ玉の井はその竜宮城の前に位置していたとされ、ここで山幸彦が将来の奥さんになる豊玉姫と出会うんです。

山幸彦は竜宮城にて3年の時を過ごし、無くしてしまった海幸彦の釣り針を見つけて陸へ戻ります。その後は子供ができて、その子供がウガヤフキアエズ・・・と、言うのは、以前ご紹介している通りです。

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山幸彦やウガヤフキアエズは201日目、202日目にも登場しているので、興味があれば見てみてください。ウガヤフキアエズは初代「神武天皇」のお父さんであり、山幸彦はおじいさんに、豊玉姫はおばあさんにあたります。祖母山はそんなことから名前が来ています、なんて言うのもご紹介した通りです。

開聞岳から枕崎へ!

開聞岳から枕崎(まくらざき)へ向かって走り出すと、海にそびえる開聞岳の見事な展望を拝むことができます。これぞ、ザ・開聞岳という感じの絵ですね!

開聞岳が日本百名山に選ばれたのは、この海と山が織りなす美しい景観が大きかったんだろうなと、ここから見て感じました。

どこかでお昼ご飯を食べたかったんですが、この辺りにはお店がないようで、今日はコンビニ弁当でちゃちゃっと。

走っていると焼酎の酒造を発見!これ、売られてるのよく見るのでたぶん有名なやつや。焼酎が好きな人にとって、九州は楽園そのものでしょうね。

なんでやー!!!

走っていて自転車に違和感を覚えます。何だか「ガタガタ」してる気がする。

見た目は異常なしですが、明らかにおかしい。荷物をとってタイヤを回してみると・・・後輪がめちゃくちゃ振れてる。どうしてこうなった??

特にぶつけたわけでもなんでもないので、原因不明。いつからなっていたのかもちょっと自信なし。なんにせよ、振れ方がハンパじゃないので、これはアカン。すぐさま自転車屋さんがないか調べてみると、南さつまの方にありそう。電話すると明日みてもらえるとのこと。

(・・・何があったよディアゴナールちゃん。)

ちなみに、開聞岳から枕崎まではこんな感じで特に何もありません(笑)

枕崎の市街が見えてきました!この辺りはカツオが有名なので、何かしら食べたかったんですが、ちょっと時間が合わないかな?

それより、自転車のせいでテンション落ちましたぜ。

枕崎のたまたま入ったコンビニにイートインスペースがあったのでこちらで画像整理しちゃいます。

コンビニにコンセント付きのイートインがあった時の喜びよ。

その後は枕崎にあるキャンプ場「火乃神公園」に来て、テント張ってお休みなさい。

移動ルート

今日の旅データ(226日目)

本日の走行距離53km 
総走行距離8113km 
スタート道の駅「山川港活お街道」
ゴールキャンプ場「火の神公園」
飲み物777円
朝食0円
昼食550円(コンビニ弁当)
夕食146円(キャベツ、リンゴ)
使用金額1473円

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