日本一周まとめ

自転車日本一周を考えている人へ贈る「4つの言葉」

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山陰の方で記録的な大雪になっていますね。私が自宅越冬から旅を再開してまず向かうのは兵庫、鳥取、島根ということで、雪の具合が気になる所です。

一方、中国地方最高峰「伯耆大山」の雪山登山は再開後の一大イベントなので、雪が多いのは歓迎するところでもあったりします。

まだまだ春の訪れは先ですが、日本一周後半戦のこともそろそろ考え始める昨今。実は先日、今年日本一周予定の方と東京でお話ししてきました。これから出発を控える方とお会いして、新鮮な気持ちが蘇ったと同時に、「自身の経験から伝えられることがあるかもしれない」と感じました。

そこで、これから日本一周に出発する人に向けて私なりのアドバイスを贈りたいと思います。本当はゴールしてから語るべき事な気がしないでもないのですが、翻って考えれば、まだ旅を終えていない今だからこそリアルなアドバイスを伝えられる気がするんです。

細かなことを言えばたくさんあるんでしょうが、大筋としては以下の4つに集約できました。

1. 貴方にとって「自転車」が最適な移動手段かどうかよく考えて

徒歩、自転車、バイク、車、ヒッチハイク・・・同じ日本一周でも移動手段によって旅の内容は大きく変わります。それはもう劇的に違うはずです。

私は旅立つ前に各県の行きたいところをリストアップし、持ち物を含めた事前準備はしっかりとしていたつもりです。「準備万端で抜かりはない」そんな風に思っていました。

しかしいざ自転車旅を始めてみると、計画当時思い描いていた旅とは大きく違うことがあったんです。

それは・・・

「自転車で毎日移動することの大変さが計画の段階ではまるで想定できていなかった」ということです。

はっきりと言っておきます。自転車で数十キロ、時に100kmを超える距離を、ましてや馬鹿みたいに重たい荷物を積載して走るのは本当に大変です。しかも、それを毎日毎日続けるんです。

「もう自転車なんて乗りたくない」そう思う時があるかもしれません。

自分がやりたい旅には自転車が最適なのかどうか、よく考えてみてください。特に、普段自転車にあまり乗らないタイプであれば尚更ですね。

自転車旅との相性を測るには、出発の前に一度リハーサルをしておいたほうがよいでしょう。私はこれを怠りました。だって、これから毎日旅をするのに、事前にリハなんて面倒じゃないですか?

私がリハを怠ったからこそ、リハを強く勧めます。重たい荷物を積載して、2泊3日くらいのプチ旅を経験してみてください。そうすることで、自転車日本一周での生活の一端に触れることができるはずです。自転車での移動の感覚、野宿の度胸試しにもなります。

この様に書くと自転車旅を選んだことを後悔していると勘違いされてしまいそうですが、決してそうではありません。もしゼロから旅をリスタートするとしても、私はまた自転車を選ぶでしょう。やはり自分の足で旅の軌跡を作っていくのは楽しく、やりがいがあるからです。

2. 日本一周するのに「テーマ」か「軸」があった方が良い

はじめは大変だった自転車移動や野宿生活もしばらくすると慣れてきます。

それはそれで良い事なんですが、旅に慣れて来た頃、次にあなたを襲うのは「惰性や飽き」かもしれません。県や町が変われば景色が変わるとは言うものの、同じ日本国内、そこまで劇的な変化があるかと言われたら、国境を超える事に比して小さな変化と言えるでしょう。

「とにかく日本一周できればいいんだ。途中のプロセスは一切こだわらない」という事であればいいんです。とにかくただ進めばいいだけですからね。しかし、ほとんどの人はそうではないでしょう。日本一周しながら観光したり、景色を愉しんだり、人と出会ったりしたいはずです。

慣れや飽きと戦いながら、あなたの日本一周を「ただの自転車移動」から「豊かな経験」に変えるのは、旅に求める「テーマや行動の軸」だと思うんです。

2016年組であれば、日本の里100選を全て周った人、伝統工芸品のみにフォーカスを当てて周った人などがいました。これはテーマを持っている人の例です。

一方、私は具体的なテーマを決めているわけではないものの「日本の絶景写真を撮って周る」という行動の軸を持っています。今では「日本の名山を登る」というもう一つ軸も生まれました。

日本を周る名目といいましょうか、日本の各県を訪れるというのは日本一周なら当たり前なので、旅を続けるための目的があったほうがモチベーションを維持しやすいと思います。

何故こんなことを言うのかといえば、ぶっちゃけて言えばですよ、自転車で日本を一筆書きすること自体、さほど難しい事ではないからです。ゴールした人の多くが口を揃えてこう言います-"意外とあっさり終わってしまった"と。

日本一周が「ただの移動の連続」にならないよう、テーマか軸を持つことをおすすめします。

3. 自分の旅を、他人の旅と比べる必要はない

日本一周している人で、旅の様子をブログで公開している人は多いですね。私も含め、準備編から終わった後のまとめ編など、旅の詳細を伝授しているブログは多いものです。また、ブログランキングなどを通じ、他人の旅と自分の旅が並列で比べられる機会が相まって、他の旅人の様子や旅の仕方がどうしたって気になるものです。

しかしです、だからと言って、自分の旅と他人の旅を比べる必要は全くありません。

「毎日120km走っている」「かっこいい写真を撮っている」「多くの人と出会っている」

隣の芝を見たら青いもの。

私は、毎日100km近く走るチャリダーさんがすごいと思っているし、私も後少し移動距離を増やすことで行動の範囲が広がるのは分かっていますが、だからと言って、そういったチャリダーさんの真似はできません。

他人の旅を真似たって仕方がないし、自分がやりたいように、好きなようにやったらいいんです。持っていく道具だって、移動するルートだって、旅の目的だって、みんな違うから個性が生まれます。個性の無い旅なんてつまらないじゃないですか。

ブログやツイッターで先達の旅人がアドバイスをくれることがあるかもしれませんが、それはあくまで参考に留め、自分がやってみたいようにやるべきです。

日本一周は学校教育の一環じゃないし、正解不正解などありません。自分の考えの元に行動してみた方が面白いし、その結果苦労が伴ったとしても、その方がより味わい深い思い出となるはずです。

4. 旅は楽しい事ばかりじゃない、大抵は地味な事の繰り返し

私が旅をしていて一番嬉しいのは、苦労の末に絶景と出会えた時です。茨城県の鹿島工業臨海地帯、福島県の達沢不動滝、青森県の蔦沼などは景色こそ最高でしたが、そこに至る道は大変でした。

多くの景色に感動する一方で、日々の生活は地味なことの繰り返しです。朝は食パンを焼いて、テントを片付け、自転車で移動し、お昼ご飯を食べて、自転車で移動して、宿を見つけ、テントを立てて・・・数日の話ではありません、これを毎日毎日繰り返すんです。

ブログでは「ちょっとしたイベント」や「観光」など、ネタになる部分を公開しているので、こういった地味すぎる繰り返しはブログで省略されがちです。正直言えば、飽きることがあるし、嫌になることもあります。

一方で、テントでの野宿生活なんて社会復帰したらする機会はないでしょう。その意味で、毎日の作業は地味だったり惨めだったり退屈だったりするかもしれませんが、後から振り返れば「一般の人が経験したことのない貴重な人生経験」となります。

野宿や自転車での移動をどう捉えるかによって日々の充実度が変わってくるかもしれませんね。

もし日本一周に華々しいイメージのみを重ねているのであれば、そんな地味な面があるということも知っておいてくださいね。そして、それを楽しめるのであれば、毎日が充実して、これまでとは違う刺激に満ち溢れてた日々を過ごすことができると思いますよ。

まとめ

アドバイスと言っても取り留めのないものになってしまいましたが、日本一周をする上では重要なことだと思っています。

私の日本一周はどちらかというと、「日常生活から大きく乖離したサバイバル生活を楽しむ」といった類ではなく「自転車日本一周をしながらやりたいことをする」というものになってきています。実を言えば、出発前に想定していた軌道からは大きく外れていますが、結果として、私がやりたかったのはこういう事だったんだなと改めて気づきました。

これから日本一周をする方の参考になれば幸いです(๑´ڡ`๑)

 

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