投稿日:2021年6月1日  更新日:

三脚の脚のタイプはどっちがおすすめ?「ナットロック・レバーロック」三脚のメリット・デメリット

三脚ブランドの新興勢力「レオフォトLX-254CT」を撮影で使っています。レオフォトの三脚はコスパが良くて一気に人気になりましたね。撮影に際して安定感・操作性に優れてとても気に入っています。

Leofoto LX-254CTを山岳写真で実践投入!コスパ・安定感に優れる山での相棒

そんなレオフォト三脚LX-254CTを担いで山岳写真を撮って帰宅した時のこと。三脚を見ると、一番末端がすっぽり無くなっていることに気が付きました。見た瞬間、オージーザス・・・嘘でしょと・・・どうやら下山中に落ちて無くなったようです。

修理に出し、今は元の姿に戻っていますが、思いもよらない紛失でした。原因は私の締め忘れなのか、ナットロックが下山中に緩んでしまったのか、本当のところはわかりません。いずれにせよ、ナットロックの三脚について見直す機会になりましたので、ナットロックとレバーロック三脚の違いやメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

紛失してしまった三脚を修理するにあたり、レオフォトの代理店であるワイドトレードさんの対応についてもサッと触れたいと思います。

ナットロックとレバーロック

三脚の脚の閉め方(固定の仕方)は主にナットロックとレバーロックに大別されます。写真右がナットロック、左がレバーロックです。ナットロックはペットボトルの蓋を開けるように回転させることで三脚の脚を緩めたり固定するのに対し、レバーロックはパチンっと押しつける形で開け閉めするのが特徴です。

それぞれの利点欠点

 利点欠点
ナットロック

1 開閉が簡単。
2 グローブでも操作しやすい。
3 見た目がすっきり。
4 三脚の清掃メンテナンスが簡単。

1 開いているか閉まっているかひと目で分からない。
2 振動で緩むことがある。
3 緩んでいると紛失しやすい。

レバーロック1 開いているかしまっているかひと目でわかる。
2 脚紛失のリスクがない。
1 開閉が面倒。
2 グローブだと操作しにくい。
3 見た目がゴツい。
4 ネジが緩んでくる。
5 三脚の清掃メンテナンスが面倒。

それぞれのメリットデメリットを表にまとめてみました。こうすると一目瞭然ですが、基本的にはナットロックに圧倒的に軍配が上がると思っています。レバーロックにはあまり利点がなく、強いて言えばロックが掛かっているのかひと目でわかること。緩んでいても脚を紛失することがないことです。

一方でナットロックは非常に洗練された作りをしていて使い勝手良好、見た目もカッコよくて多くのハイエンド三脚で採用されています。

唯一の弱点はナットが緩んでいても一見分からないこと、振動などで緩むことがあること、さらにはその結果として脚を紛失する可能性があることです。

ナットロックの脚は緩めていくとスポッと外すことができます。これがメリットでもありデメリットでもあるわけですね。

簡単に外せるからこそ清掃メンテナンスがしやすいのですが、裏返せば目が届かない場所で勝手に緩み、場合によっては脚が落下して紛失する可能性もあります。

紛失時はこのようにバックパックに外付けしており、脚が下向きだったので落下しても気付きませんでした。音で気づきそうなものですが、雪山登山をしていたので恐らく雪上に落下したのでしょう。雪の上では音がしなくて気づかないことも十分あり得ます。

ナットロック三脚で脚を紛失しない為に

LX-254CTはトラベラー三脚と呼ばれるタイプで、脚を180度反転させることができます。バックパックの中に入れてしまうか、あるいは脚を上向きにしてバックパックへ外付けすれば問題解決ですね。

今考えると簡単な話なのですが、移動中に脚が落下してしまうリスクを想定できておらず、今回は残念な結果となってしまいました。

レバーロックがお勧めできない理由

あまり利点がないと紹介したレバーロック三脚ですが、一番ストレスなのは長く使っているとレバーのネジが緩んでくることです。何回も何回も開けたり閉じたりを繰り返すうちにネジが緩んでしまうのは致し方ないとも思うのですが・・・。

このネジが厄介で、ねじ穴に六角レンチではなくトルクスレンチが採用されているのがまた腹立たしい。トルクスとは海外でよく使われる規格で、金平糖のような形をしています。六角と比べて穴が潰れにくく、力を込めやすいなどの利点があるようです。

一般的な日本の家庭にトルクスレンチがあるはずもなく、ホームセンターなどで購入する必要があります。メンテナンスに器具が不要という意味でもレバーロックよりナットロックの方が圧倒的に優れていると言えますね。

トルクスレンチを購入し、緩んでしまったレバーの強度を調整するわけですが・・・硬く絞めすぎるとレバーを開けるのが大変だし緩すぎると脚が「スカッ」と抜けてしまい固定できません。冬場などはオーバーグローブをして操作することも多く、レバー操作が大きなストレスになることも。

この前の槍ヶ岳ではレオフォト三脚が入院中だったので久しぶりにマンフロットのレバーロックの三脚を持って行きましたが、ナットロックの三脚を一度使ってしまうとレバーロックが時代遅れな作りに感じます。

紛失した脚最下段の修理

さて、脚の一部が無い状態では三脚として機能しないので修理に出すことに!買ってからそんなに経ってないので痛い出費となりますが致し方なし。

レオフォトは(株)ワイドトレードさんが正規代理店になっています。ワイドトレードってレオフォト以外にはあまり聞かない会社さんですが、2005年設立ということで比較的若い会社さんなんですね。修理はレオフォトではなくワイドトレードへ。

私も代理店ビジネスの会社で働いていますので勝手に親しみを感じながら修理依頼。それとなく「自然脱落です・・・」と言いつつも、流石に移動中の脱落なので修理費用がかかりました(当たり前)。

修理依頼の際に日本に代理店があると良いですね。海外の会社さんと直やりとりだと修理に要する時間や費用が大きくなりがちですが、日本国内で対処できるのでありがたい。

ワイドトレードさんに事前にメールで状況を報告しつつ、その時におおよその費用感も教えてくれました。あとは実際に製品を発送して正式の見積もりをもらいました。ワイドトレードさんの対応は総じて満足のいくもので、サービスはとてもよかったです。メールの感じ、修理に要する時間なども満足いくものでした。

ちなみに最下段の修理(修理というか欠損の補充)は税込5000円でした。まあ妥当なところかなと思います。代理店側としたら最下段だけ在庫しているか微妙なところですし、もし製品をバラして最下段だけ使用するとしたら迷惑な話ですもんね。

まとめ

レバーロックとナットロックの三脚のメリット・デメリットをご紹介しました。これから三脚を購入する場合、海外製品の場合はしっかりとした代理店があるブランドの方が購入後まで考えると良いかと思います。

三脚のタイプに関して、ハインドモデルの三脚はほとんどナットロックを採用していると思いますが、私個人としては圧倒的にレバーロックよりナットロックをお勧めします。

ナットロックの三脚を使う場合、使用後に緩んでないか、移動中に自然落下する可能性がないかお気をつけくださいね。


この記事のカテゴリー カメラ・レンズ・三脚

記事のシェアをお願いします
おすすめ記事

Copyright © Japan Nomad, 2015~2021 All Rights Reserved