猫(サイベリアン)と観葉植物のある暮らし -共生を目指した半年間の感想-

半年前にサイベリアン(生後2ヶ月+)の子猫をお迎えしてから早いもので約半年が経ちました。元気にすくすくと成長して、大人っぽくなってきたノア。

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わたし自身は猫ちゃんを飼うのが初めてなのですが、それにもかかわらず、どうしても大好きな観葉植物が諦めきれず・・・。サイベリアンと観葉植物が同居する生活を送っています。

猫はイタズラ好きなこと、食べてしまうと健康を害する植物や花が極めて多いということで、猫を飼いながら観葉植物を置く場合には細心の注意が必要。私の家に置いている植物と猫との暮らしについて実例をご紹介します。

目次

(1) アラレア

初めに購入した観葉植物はアラレア(英:False Aralia)。猫に対する安全性リストとして有名なASPCAのリストや各種猫に関する書籍で「猫に対して毒性がない」と必ずと言っていいほど掲載されている安心の植物。

ASPCA:American Society of the Prevention for Cruelty to Animals

余談ですが、ネット(特に日本語で調べた場合)で調べた情報には疑問符がつくような怪しいものもあります。猫に対する安全性情報などは科学的な情報かどうか、科学的な組織が発信している情報かどうかに注意しましょう。

植物には近縁の種類がたくさんあったり、該当する学名や英名が分かりにくかったりと、調べるのが難しい。ASPCAのリストは役立ちますが、全ての植物を網羅しているわけではありません。ただ単にググってしまうのではなく、猫関連の雑誌などに記載されている情報の方が信頼性の確度は高いと思っています(雑誌として販売するにあたり、相当に信頼をおける情報を載せているであろうことから)。

アラレアは鋸の形状をした葉が特徴。見るからに猫が好きそうな「ヒモっぽい」形状をしていますので、家に来たばかりの頃は頻繁に葉っぱに攻撃をして遊んでいました。

下の方に生えている葉っぱをかじってしまったことも数回。しばらくすると葉をかじることはくなり一安心。植物であれなんであれ、後から自宅に追加されたものには興味を示します。触っちゃいけないということを優しくしつこく教えつつ、観葉植物と猫の同居を目指します。

アラレアは乾燥に強く、エアコンの風が当たる場所でも問題なく育ってくれています。新しい芽がどんどん出てきて、葉っぱの一枚一枚もかなり大きくなってきました。わたしのように観葉植物初心者でも簡単に育てることができるのでおすすめです。

ココヤシファイバー問題

届いたアラレアには土隠しのためのココヤシファイバーが敷いてあったのですが、アラレア本体よりもココヤシファイバーが気になるようで、ほじくり出そうとした回数は計り知れず。猫はヒモが大好きなので、ココヤシファイバーが気になって仕方ない様子でした。

現在ではココヤシファイバーはやめてバークチップに切り替えています。

(2) オリーブ

次に購入したのはオリーブの若木。オリーブにはかなりの種類があるらしく、APSCAで調べても日本で言うところのオリーブがばっちりとヒットせず・・・しかし、日本語でも英語でも調べたところ、オリーブは猫に無害という情報しか出てこなかったので、まず大丈夫だろうと判断して購入。デスクの上に置いているからか、たまに顔を近づけることがあっても、かじったりイタズラすることもなく平和に育っています。

オリーブは日光が大好きということですが、窓際から離れたデスクの上でも問題なく育っています。

(3) エバーフレッシュ

最後に購入したのは安全な植物として有名なエバーフレッシュ(英:Everfresh Tree)。うちの子が最もちょっかいをかけている植物です。ヒラヒラした形状や手を出しやすい高さに葉っぱが生えていることもあり、エバーフレッシュが本当に大好き、というか気になるようです。

エバーフレッシュの後ろのスペースも大好きで、私の目を盗んでちょっかいを出そうと目論んでいます。

エバーフレッシュは夜になると葉っぱを閉じる面白い性質があり、観葉植物として飾っておくと愛着が湧くものです。成長速度がとても早く、自宅に来てからグングン成長を続けています。近い将来、剪定しないといけないかも。

最近は葉っぱ自体というよりも、新しく敷いたバークチップの方が気になるみたい。バークチップを敷かないと土を掘ろうとするのでマルチングは必須。以前はマルチングストーンを敷いていましたが、鉢のサイズを大きくした際にバークチップへ変更しました。

土の匂いが野生を刺激する

動物の性や本能なのでしょうか、植木鉢の「土」が気になるみたい。特に水やりをした直後の湿った土の匂いが気になるようで、何度か土をほじくり出してしまったことも。ちなみに、エバーフレッシュの鉢を倒して大惨事を起こしたことも3回ほどあります。小さくて軽い鉢だと植木鉢ごと倒してしまう可能性があるので、床に置く場合はある程度大きさのある植木鉢を選んだ方がいいかもしれません。

情報収集と日々の安全確認が重要

猫を飼いながら観葉植物を置くというのは相当にリスクがある行為だと分かりつつ、それでも植物を部屋に飾るのであれば、徹底した情報収集と日々の確認が欠かせません。

猫にとって確実に安全だと言われている植物が何種類かありますので、不安な方はそれらの中から選ぶというのも手です。わたし自身は、シェフレラ系統の観葉植物が好きなのですが、猫にはNGということで諦めました。

日々の安全確認も欠かせません。猫ちゃんが植物を触ったり噛もうとした時に優しく注意すると「悪いことなんだ」と学習しています。というのも、明かに私の目を気にしていることが分かるからです。猫はしつけができないなんて言われていますが、少なくとも、注意されているくらいは理解しているようですよ。

猫種(イタズラの程度)により可否の判断を

私も猫の知識が豊富とは言えませんが、それでもサイベリアンが比較的おとなしいタイプであることはわかります。例えば飼っている猫種が日本猫のようにヤンチャな場合、ペットの性格や行動をよく観察して判断することが重要ですね。

猫にとって安全と言われている植物

複数の信頼のおける情報源を調べて、これらの植物はまず間違いなく安全という認識で大丈夫そうです。

  • アラレア
  • エバーフレッシュ
  • パキラ
  • ケンチャヤシ
  • カラテア
  • オリーブ

Youtubeなどを見ていると猫NGな植物を部屋に飾っているケースも見受けられます。おそらく、猫ちゃんが一切植物に興味を示さないのだと思いますが、以下のような観葉植物は人気があり、入手しやすいのですが、毒性があるため基本的には置かない方が良さそう。

  • モンステラ
  • シェフレラ
  • ドラセナ
  • ゴムの木
  • ガジュマル

猫は思いもよらない行動を取ることがありますし、犬と違って機動力が恐ろしく高い動物。猫が触れられる場所に観葉植物を置かないのがベストではありますが、猫ちゃんに無害だとわかっている植物であれば、工夫次第で共存は可能です。ペットの性格や行動パターンをよく観察して、しっかりと情報を収集して、猫と観葉植物のある生活を楽しみたいと思います。

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