こんにちは!自転車日本一周99日目です。
ブログの更新をしようにもコンセントを確保することができず、久しぶりのモスバーガーでやっとパソコンが復活しました。私はライダーハウスよりキャンプ場の方が好きなんですが、いかんせんキャンプ場泊が続くと充電できないので困りもの。
道東はチェーンのカフェやバーガー屋が全然ないので、充電のためにもたまにはライハに泊まらないと厳しいですね(汗)
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それでは、99日目いってみよう!
昨晩は阿寒湖の畔にある「アイヌコタンキャンプ場」に泊まりました。
早く寝たので今日は元気満タン!
距離は短いですが、ずっと上り坂なので、気合入れて行きましょう。
目的地は「オンネトー」という湖です!阿寒湖から国道沿いに走るとすぐ看板が見えてきます。
さて、このオンネトーですが、ちょっと高いところに位置しています。
今日も登り!気合入れていきましょう。
途中で足寄(あしょろ)という町に入りました!
町の名前を聞いたことがなく、何が名物なのか分からん。そして、このカントリーサインも何を表しているのか全く分からん(笑)
足なのは・・・町の名前からかな?手に持ってるのは何だ?トトロが持ってる雨宿りの葉っぱ的な?すっごい雨が降る町とか??
上り坂なのはさておき、今日も今日とて暑いです。汗だくになりながらちょっとずつ上っていく。
坂を必死に上り、野中温泉という場所で自販機を発見!
見つけた瞬間手が伸びてました。この時期は「飲み物代」とか言ってられん!暑すぎるし疲れすぎるので、本能のままに飲み物を飲んでしまう(笑)
自分に甘すぎ。
野中温泉の後はひたすら下り道で、オンネトーに到着しました!
オンネトーは見る日によって色が異なることから「五色沼」と呼ばれています。今日は雲が多いこともあり、深いエメラルドグリーンという感じでした。
ふーむ。そこまで「超キレイ」というわけじゃなかったかな?
むしろ、その後ろにある山々がかっこいくて、そっちにしか目がいかんぜ。
オンネトー沿いに走ると今日の宿泊場所、オンネトー野営場に到着!
距離的には全然走ってませんが、時間的に今日はここまでとします。
しかし、事前に調べていなかったのが仇になる。ここオンネトー界隈には買い物ができる場所がまったくありません。地図を見ると明白なんですが、なんだか勢いでここまで来てしまった。
尋ねると、最寄りの買い物場所は「阿寒湖」・・・今、そっから来たのです(涙)
幸いキャンプ場のすぐ近くにお店が一つだけあったので、こちらでお昼ご飯をいただきます。
(´-`).。oO(無かったら、昼も夜も手持ちのパスタになるところだったぜ)
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店前のメニューを見ると「野菜コロッケらわんふき定食」とある。
らわんふきって何だ??
店員さんがおすすめだというので、そちらをチョイス!
・・・これがメチャうまだったのよ(๑˃̵ᴗ˂̵)و!
出てきたのはコチラ!
蕗(ふき)づくし定食です!「ふき」かー!
なるほど。あのカントリーサインが持っていたのはふきだったわけだ。
右上から時計回りに、
ふきの・・・きんぴら、佃煮、塩麹漬け、胡麻味噌あえ、ピクルスです。
お店のお母さんとお父さんが、ここ足寄が大好きで、色々教えてくださいました。
使っているのはこんなに大きく育つ「大蕗」という種類。北海道や東北に生えるそう。
中でも足寄の螺湾(らわん)という場所は大ふきの産地で、こんなに大きく育つそうです。
いやぁ、ふきづくし、本当に美味しかった!オンネトーに来たら絶対寄ってみてください。絶品ですよ!
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その後はキャンプ場に戻って、今日の目的である、
雌阿寒岳(めあかんだけ・日本百名山)登山に出発だー!
実は、もともと阿寒岳に登るつもりはなかったんですが、オンネトーが阿寒岳の登山口と知り、それならオンネトー行きつつ登りましょうと。
阿寒横断道路を走っているときに雌阿寒岳は絶景でおすすめと教えてもらったこともあります。
ちなみに、阿寒岳というと一般的には雄ではなく雌の方を指すようです(雄阿寒岳は百名山ではありません)。
十勝岳もそうでしたが、阿寒岳も活火山。
十勝岳の時より注意喚起が厳重な気がします。
雌阿寒岳の標高は1,499mとかなり低め。北海道の山は概して標高が低いですね。
オンネトーが600m以上あるため、登山に要する時間は短いです。コースタイムでも登り2時間30分くらいに設定されているよう。
気持ちのよい天気の中、樹林帯を歩いていると何かが動いた!
きたー!!シマリスちゃん。
やばい可愛い。惚れちゃう!
ばっちり目も合いました!熊鈴付けてないし、ほかに人もいないのがよかったのかな。
本当に可愛かったー!
最近はiphoneなどのスマホでもきれいな写真が撮れますが、こういう背景をぼかした写真は一眼レフならでは。とっさに動物と遭遇することなどに備えて、連写モードにしておくと便利です。
稜線に出るまでこのような木の根の道をずーっと歩きます。
雌阿寒岳は「異様なほどに」ピンクリボンが多い。
活火山で万が一の時のためかな?5mに一つくらいあった感じです。距離も短いし、登山デビューするのにいい山ですよ!(アクセスは大変ですが)
1時間ほどで稜線へ!
林道から稜線に出る瞬間は最高に気持ちいいもんです。
雌阿寒岳のすぐ横にある阿寒富士。
「富士」を名乗る、あるいは例えられる山は各地にたくさんありますが、阿寒富士は本当にきれいな富士山型ですね。雌阿寒岳の後にこちらも登ります。
稜線に出ると「イワブクロ」が咲き乱れてきれいでした。
気持ちがいい入道雲!
あとは、こやつらが山頂に回り込まないことを祈るのみ。
7合目に阿寒富士への分岐がありました。
ちょっと悩みましたが、主目的は雌阿寒岳。ガスるのを恐れ、先に雌阿寒に行くことに。
9合目に着くと、山頂がちょっとガスってる?
ガスはガスでも、雌阿寒岳から噴出しているガスでした。
十勝岳もガス出てたけど、雌阿寒岳の量はその比ではありません!めっちゃ硫黄臭いのですが、これは吸い込んでしまってよいのかしら?
山頂近くに来るとこんな感じで、雌阿寒岳から出るガスをもろに食らいます(笑)
硫黄臭いのはさておき、あまりに吸ってしまうのがちょっと心配に・・・
まあしょうがない。気にせず進みましょう。
山頂はもう少し!実は、9合目からガスが心配で山頂まで一気に駆け上がりました。
滑りやすいので、滑落しないように気を付けましょう!
風向きが変わりガスの元が明らかに。
小さな御釜もあります。ガス、阿寒富士、御釜、入道雲で山頂付近とは思えないような景色が広がります。
そして・・・
雌阿寒岳(1,499m)、登頂です。
山頂には誰もおらず、雌阿寒岳を独り占め!ここから広がる景色が絶景過ぎて、清宮ははしゃぎまくります。
まず入道雲!モクモク!
雲一つない景色も素敵ですが、私は雲がある景色に惹かれます。
青空、自然の緑、山肌の土色、そして真っ白な雲。
最高だ!
近くにある雲っぽいのは雌阿寒岳から絶えず噴出しているガスが流れたものです。
雄阿寒岳方面もこの世とは思えない、異様な、でも美しい景色がどーん!
阿寒富士の裏側は雲海になっているようです!
山、湖、噴煙、入道雲、青空・・・色々な要素が集まってすごいダイナミックですね!
いや、まじで絶景なのです。初登山でこの景色見たらたぶん惚れるで!
山頂には本当に誰も来なくて、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。
こんな景色独り占めなんて、贅沢すぎるぜ!
と、はしゃいでいたら・・・
三脚が・・・
倒れ、た。
すっごい風が強かったんですよね。三脚の足の位置が悪くて。。。
幸い、レンズフードがすべてを吸収してくれたようでレンズ、カメラ共に異常なし。
心臓止まったわ。こういう時のためにも、レンズフードは必ずつけるようにしましょう!
次は阿寒富士・・・
120%ガスっているので、阿寒富士はあきらめてそのまま下山しました。
雌阿寒岳が予想をはるかに超える絶景で、十分満足ですしね。
下界に降りると結構曇ってる。
こりゃ一雨くるかな?急いでテントに戻り、夜はパスタを食べてお休みなさい。
(幸い雨には降られませんでした)
本日の走行距離 | 20km |
総走行距離 | 3663km |
平均走行速度 | 12.2km/h |
スタート | キャンプサイト「阿寒湖畔キャンプ場」 |
ゴール | キャンプサイト「オンネトー国設野営場」 |