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【旅228日目】水俣で「水俣病」を学び、感じる

投稿日:2017年5月16日 更新日:

昨晩は、今のところ(私的に)日本一の呼び声も高いネットカフェ、自遊空間「薩摩川内店」に宿泊。久しぶりに地響きレベルのいびきをかく人がおりました。

この人と結婚したらどうなんだろう・・・とか失礼なことを考えちゃいますが、いびきって、本当になやましいですよねぇ。。

私も過去にいびきをかいていたことを指摘され、今でも引きずっております(笑)

12時間パックで泊まったので、今日は朝の6時から出発!

遠くまで進もうと思っているのでちょうどいい。朝の静かな時間帯に走るのも何だか久しぶりだ。

程なくして道の駅「阿久根(あくね)」に到着!

なるほど、こういう感じの道の駅ね。ちょっと寂しい系ですねん。

何だか寂しすぎる国道3号線

今日はひたすら国道3号線を走っていくわけですが・・・

何もない。ただひたすらに、何もない。

鹿児島の西側って結構寂しい感じ。あまり観光資源がないのかな?私が知らないだけってのもあるでしょうが、そもそも観光案内の看板をほとんど見かけませんでした。

日本一の鶴の渡来地「出水」

そんな中で「鶴の渡来地」という案内だけは、50km手前くらいからずっとありました。

「へぇ・・・」位にしか思っていなかったんですが、どうやらここ鹿児島県出水(いずみ)は鶴の渡来地として日本一なんだとか!日本一と聞くとやはり反応しちゃいます。

ただ、鶴は越冬のためにやってくるので、見れるのは10月~3月と冬の期間

ここまで観光要素が何もなかったので、出水の町中にある「クレインパークいずみ」と言う、鶴の博物館にやって来ました!

鶴の生態や種類、日本と鶴の関係性なんかについて、かなり詳しく解説されています。入場料も安いので、おすすめですよ。

私は全然知らなかったんですが、出水は鶴の越冬先として世界的に有名なようで、ある種に至っては、地球上に生息するほぼすべてが出水で越冬するんだとか(笑)

すげぇ・・・。これはいつか、出水に来て鶴の観察&写真撮影がしたくなりました!朝日&夕日に向かって飛ぶ鶴とか絵になるだろうなぁ(๑´ڡ`๑)

お昼ご飯の前に、出水で1時間だけリフレッシュ!

「旅してるのにリフレッシュも何もないだろう?」とか、思われちゃいますかね?やっぱり・・・。

でもね、あれです。仕事でも旅でも、同じことをずーっと繰り返すことにストレスを感じてくるので、たまには全然違うことをしたくなるんです。カラオケしかり、友達とLINEしかり。

かりゆし58というアーティストの「オワリはじまり」という歌があるんですが、この中の歌詞が、最近すっごく胸に刺さるんです。

またすぐ明日に変わる 忘れてしまっていないかい
残された日々の短さ 過ぎ行く時の早さを
一生なんて一瞬さ 命を燃やしてるかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい

・・・(涙)

自転車日本一周はもう60日もしない内に終わってしまうわけです。60日ですよ!本当あっと言う間でしょう。しかも、最後の方はどんどん家が近づいてくるわけで、何と言いましょうか、この「遠く知らない土地で放浪する」という感覚は、どんどんお終いに近づいて行きます。

「残された日々の短さ 過ぎ行く時の早さ」

このフレーズが、ずっしりと胸に響く今日この頃。

久しぶりに新しい県に突入ー!

出雲から移動して、水俣に入ったところで、熊本県になりましたー!

【後半戦】兵庫県⇒鳥取県⇒島根県⇒山口県⇒福岡県⇒大分県⇒宮崎県⇒鹿児島県⇒熊本県(今ここ)

まだ27県目ですってよ奥さん?本当に後2カ月でゴールできるのでしょうか?笑

何と言っても、大分と鹿児島でかなりの時間を使いました。ここから先は少しペースアップという事になります。

水俣に入ってからは、目的の資料館を一度通り過ぎてまずはお昼ご飯を。目を付けていた定食屋「喜楽(きらく)」さんに到着!

悩んだ末に、注文したのはトンカツ定食

む?ソースが変わっている。これはケチャップが入っているのだろうか?ほんのりした酸味を感じます。ボリューム、味共に文句なしの一品でした。水俣チャンポンを推していたんですが、昼はできれば米が食いたい。昨日なんて朝:食パン、昼:そば、夜:食パン・・・死ぬぞおい(笑)

水俣で水俣病について学ぶ

さて・・・やって来たのは道の駅近くにある「水俣病資料館」です。

水俣病という単語を聞いたことがない人はいないと思いますが、私なんかは薬学の出で、製薬会社で働いていたこともあって、この辺の公害や薬害については過去にかなり勉強していたりします。

資料館では、水俣病の原因、当時の時代背景、罹患した人の生活、解決への道筋、環境保全など、水俣病に関することをゼロから詳しく学ぶことができます。

20分くらいの動画を見ることができるんですが・・・(涙)

水俣病については知っていたつもりですが、いざその現場である水俣で、水俣病について学び、感じるのは、教科書で学ぶのとは訳が違いました。ちょっと、アカン。涙でてくる、本当に。

水俣病はメチル水銀という物質が体内に入り、様々な神経症状を引き起こします。感覚異常や視野狭窄、異常運動や激しい痛みなど。対症療法しかないため、痛みを抑えるために半年でこれ程の薬を服用しなければ、やっていられなかったのでしょう・・・。

戦後の高度経済期。水俣にあったチッソという工場のおかげで、町は随分栄えたと言います。一方、異常を引き起こすと分かっていた物質(メチル水銀)を、海へ垂れ流しにしていました。その結果、プランクトンが、魚が、貝が汚染され、最終的にはそれらを食べる人に多くのメチル水銀が蓄積してしまう、いわゆる生物濃縮が起き、本当に多くの人が水俣病にかかってしまった。

時代背景があったとは言え、取り返しがつかないことに変わりはありません。

長い年月をかけて、水俣病の人は補償されたとは言え・・・。

人生を台無しにされてしまっては、お金云々の話ではないですよね・・・。

人だけでなく、漁場として栄えた水俣の海も汚染されてしまいましたが、その後の懸命な除染により、今では水銀汚染はなくなり、水俣の海も元に戻ったといいます。

海底に溜まった汚染泥を回収し、埋め立て地にしたのが「エコパーク水俣」。資料館があるここの事です。

水俣病などの公害は、皆が知っておくべきことであり、その現場で学ぶのは、ネットや本を通じて学ぶことと感じ方が全然違うと思います。水俣に来たら是非とも足を運んでみてくださいね。

水俣を後にして、小さな峠をいくつか越えていき、

何とか陽が沈む前に目的地に到着!

今日は道の駅「たのうら」にお邪魔します。

物産館を覗くと、久しぶりに新種の柑橘類を発見!

清見(きよみ)というみかんなんですが、これがまたすごい!果汁がはんぱない。酸味はほとんどなくて、甘い系のみかんです。超ジューシーで美味しくいただきました。

夜ご飯は昨日買ったにんにくの芽を使ってパスタに。

ほい、キャベツとにんにくの芽のペペロンチーノの出来上がり!

激うま!

なんと!この道の駅!24時間開放の休憩所があるじゃないかー!!!

嬉しすぎー!!!

「泊まろうと思った道の駅に24時間開放の休憩所がある(しかも畳付き)」、これは旅していて嬉しい事ランキングのトップ3に入りますねん(๑´ڡ`๑)

移動ルート

今日の旅データ(228日目)

本日の走行距離 105km 
総走行距離 8296km 
スタート ネットカフェ「自遊空間(薩摩川内)」
ゴール 道の駅「たのうら」
飲み物 111円
朝食 300円
昼食 900円(喜楽「とんかつ定食」)
夕食 0円
買い食い 408円(団子、清見)
雑費 237円(カラオケ「バンバン」)
観光 320円(クレインパークいずみ)
使用金額 2276円
 

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