こんにちは、自転車日本一周149日目です。
昨晩、東尋坊で撮影を終えた後お風呂に入り、野宿場所を探してウロウロ。三国海浜浴場の横にテントがあったのでその下にマイテントを張って完璧!
・・・だったのですが。まだ陽も上がらない早朝にテントが「ドンドンドン」と叩かれて起きます。
すいませーん!今からここ使うのでテント撤収してもらえますかー!?
時計を見ると、5時過ぎ。
オー・マイ・ゴッド(・ω<)
実は本日、三国海浜浴場で地元のサーフィン大会があり、そのためのテントだったみたい。サーフィンの大会は朝早くから行われることが多く、その準備はもっと早い。
5時過ぎに起きて急いでテントを撤収!お邪魔しましたー。
2度目の東尋坊撮影
昨日は不完全燃焼だったこともあり、再び東尋坊へやってきました!朝早いのでお店が開店の準備をしてますね。
ここ東尋坊は昭和の観光ブームの折、数十ものお店が一斉にオープン。今でも相当数のお店が林立していますが、当時はもっと多かったと言います。
昭和のお店ばかりということで、人がいないと寂れた雰囲気が漂う。お店の系統にまとまりがなくて、ちょっと風情がないんですよねぇ、実は。雑然としているというか、雑多というか、多国籍とでも言いますか。
ドラマで犯人が飛び降りる場所がどこかは分かりませんが、場所によってはかなりの高さがあります。崖ギリギリで撮っているので、落ちないかちょっとドキドキ(笑)
ここまで大規模な柱状節理は世界的にも珍しいそうです。荒波と断崖の絶景を是非ご覧あれ。
粗末にするな 親からもらった その命
悲しいかな、東尋坊は自殺の名所でもあります。
しかし!最近はポケモントレーナーが平日でも百鬼夜行していることが多いらしく、人目を気にしてか自殺が減っているそうです。ポケモンGoやるじゃん。
東尋坊のいいところは上から眺めるだけでなく、下まで行けるところ。波打ち際で迫力の景色を見ることができちゃいます。
写真撮るときは波がバッシャーンなるので、被らないように注意しないとです。
東尋坊を十分満喫した後、三国海浜浴場まで帰ってきました。晴天に恵まれ、地元のサーファーが波に乗って日ごろの鍛錬を競わせていました。
しかし・・・この時期にサーフィンって、寒くない?ドライスーツ着てやるのかな?野宿もなかなかハードですが、冬のサーフィンも大変そう。
次なる目的地を目指し福井市へ
東尋坊が良すぎて時間を食ってしまった(汗)スローシャッターをメインで使うと時間かかるんですよねん。楽しいから仕方ないけど。
福井県で有名な食べ物、それは越前ガニ!なるほど、越前ガニって福井県だったのか。とういか、越前って福井だったんですね!コスパ悪いので旅中では食べませんが、福井=越前ガニはしっかり記憶しておきます。
こちらは福井県のシンボルとも言える九頭竜川(くずりゅうがわ)。とても大きな一級河川で、九頭竜川のきれいな水が福井の自然を育んでいます。
川の名前を見た瞬間、飛天御剣流の九頭龍閃が頭をよぎったことは言うまでもありません。
今日は本当に素晴らしいお天気!昨日雨の中走ったから、太陽が、日の光が身に染みる!全国的に晴れている様子、どこか違う場所で他のチャリダーも喜んでるんだろうなぁ・・・とか思いながら走ってました。
なお、福井県は日本屈指の豪雪地帯、豪雨地帯ということで、晴天の日が約100/365日と1/3を下回っております。大変過ぎぃ!!
福井のソウルフード「ソースかつ丼」
福井県で有名な食べ物と言えば越前ガニとソースかつ丼!そんな福井のソウルフードを求めて「レストランふくしん」さんにやって来ました。
やっちまった。実は、連日の睡眠不足が祟ってあまり食欲が・・・。何をひよったのか、かつ丼並盛を注文。美味しい、すごい美味しいんだけど、絵面がやや貧弱。ふくしんのソースかつ丼といえば丼からカツが”ドンッ”と飛び出しているのが有名なんですが、並だとここまで普通だとは思わなかった(笑)
しかし、味は絶品!普通カツ丼といえば卵とじが常識ですが、福井県のかつ丼はソースがたっぷりかかり、卵はなし。このソースが甘すぎず辛すぎず、絶妙なのでいくらでも食べれます。
いや、普通に大盛食べれましたわ。何してんの?俺!
福井のご当地スーパー「ハニ―新鮮館」
さて、福井市内で夜ご飯の買い出しを済ませてしまいます。県が変わるとスーパーが変わる。石川から福井に入り、スーパーを調べてみると圧倒的に多いのがここ「ハニー新鮮館」。福井のローカルスーパーのようです。
お米の産地はどこもそうですが、基本的にその県のお米しか売っていません。神奈川出身の私からすると結構新鮮です(色々な県のお米が売っているので)。
新鮮館は・・・高いので今回限りかな(笑)新潟の原信が神過ぎた。
だ・か・ら、主要線を自動車専用道路にするの止めろって!!
しょうがなく迂回してやってきました。Road of Zen(禅の道)ってかっこいいね(笑)
雲水修行道場、曹洞宗大本山「永平寺」
やって来たのは曹洞宗の大本山である永平寺。非常に有名なお寺ですね。何が有名かと言うと、このお寺は普通のお寺と違って、お坊さんが修行する場所だということ。
永平寺の紹介でよく見る唐門(からもん)。滅多に開くことがないそうです。
日が暮れかけていることもありますが、どことなく恐い印象です。
・・・
さて、中に入って参拝するんですが、まずは永平寺の概要や建物の説明などを受けてから周ります。永平寺は現在も140名程の修行僧が厳しい修行に励んでおり、観光の気分はいったん置き、修行の場であることを理解して見て周るよう言われます。
荘厳な建物に少し不気味とも言える雰囲気が漂っています。
中が暗い。ふつうのお寺とは比べ物にならない程、うす暗い内部。修行僧は雲水(うんすい)と呼ばれるそうですが、この空間で毎日修行か・・・。
食事は生きるのに最低限必要な精進料理。寝るときの態勢まで決まっていて、風呂やトイレは会話厳禁。世俗とは切り離された生活なんだろうと容易に想像がつきました。
永平寺では、事前に申し込むことで数日間の修行体験ができます。もちろん体験とは言っても内容は修行僧と変わらないようなので、きちんとした覚悟を持って臨む必要がありますが、貴重な経験となるでしょうね。行けばわかりますが「気軽にやってみよう」という雰囲気の場所ではないので、要注意です。
(数日だし、実は興味あり。)
永平寺を発った後は本日の寝床へ。この時期は毎日のナイトラン不可避です(白目)
(俺的)道の駅ランキングNo.1の道の駅「禅の里」
道の駅「禅の里」に到着!
まだ新しい道の駅で、外装内装ともに非常にきれい!しかも温泉併設タイプ!
・・・と、言うより。元から温泉施設があって、その横に道の駅がつくられたようです。
休憩室があるんですが、
なんと、まさかの、奇跡の・・・24時間開放だったー!!!知らないで来たから嬉しすぎて泣くかと思ったよ本当。
福井のお米も味わっておこうということで、日本酒「白龍」を購入したら、これが激うま。めっちゃ美味しい!日本酒って大好き!って程じゃなかったんですが、これ飲んで見方変わりました。
地元の子と交流した話
日本酒飲んでゴロゴロしていたら地元の子が話しかけてくれて、2時間くらいお話してました。ご年配の方と話す機会は多いんですが、若い子と話すのはこれが初めて。田舎での暮らしや都心への想い。お互い情報交換して面白い話をたくさん聞けました。
地元の方との交流を通じてその土地について知ることは、wikipediaの項目を読むことの100倍価値があると思います。こういった形で学んだことは忘れないものです。
みんなありがとう☆
・・・
温泉併設、コンセントあり、24時間開放で空調が切れない快適な休憩室、優しい店員さんたち、素晴らしい地元の子達。美味しい日本酒。現状、ぶっちぎりで道の駅ランキング1位を更新です。
今日の移動ルートと旅データ
本日の走行距離 | 68km |
総走行距離 | 5,774km |
平均走行速度 | 14.9km/h |
スタート | 野宿「三国海水浴場(福井県)」 |
ゴール | 道の駅「禅の里」 |
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