『ブログ更新は大変な作業』それでもブログを勧める5つの理由

自転車日本一周しながらブログを更新しているが、もし”日本一周で何が一番大変か?”と、聞かれたら「ブログの更新だ」と迷わず答える。日本一周に限らず、ブログを長期的に更新するのは決して簡単なことではなく、質を保った記事を作ろうと思えば、一つ作成するのに数時間はかかる。

一方で、これから日本一周しようという人に”日本一周のブログを書いた方が良いだろうか?”と、相談されれば「絶対にやるべき」と即答するし、ブログを始めようか悩んでいる友人にも「興味があるならやってみるべき」と勧めている。ブログ更新は大変な作業である反面、苦労を補って余りあるメリットがある。今回はブログを始めるべき理由を書いていく。

目次

「なぜ大変な思いをしてまでブログを書いているのか」ということ

大小さまざまな理由が思いつく中で、タイトルの結論から言ってしまえば「世間に情報をアウトプットするのが面白いから」ということになる。ブログでなくとも情報を発信する方法はあるかもしれない。例えば、駅の前で演説する、本を出版する、講演会を開く・・・、色々な方法があると思うが、私のような一般人が世間に情報を発信する最も現実的で簡単な方法はブログだろう。

なぜ世間に情報を発信したいのか?それは記事を読んでくれたら、写真を見てくれたら嬉しいからであり、私の情報に対して読者の方が「役に立った」と感じてくれたら嬉しいし、やりがいを感じるからだ。

逆に言うと、趣味の写真で傑作と呼べるような写真が撮れたとして、それを誰に見せるわけでもなく自分一人だけで眺めていたら、面白さは半減してしまう。さらに、ブログは閲覧数やコメントといった目に見える形で結果が出る。結果が出る以上、頑張ろうというモチベーションが湧いてくる。

ブログを勧める5つの理由

ブログを始めることで被るデメリットがあるとすれば、時間がかかることくらいなもの。費用はほぼかからないし、無料で始めることも可能。一方、ブログを始めることで得られるメリットは多い。

1. 個人で自由にコンテンツを作ることができる

例えば、大企業で一社員が何か会社のコンテンツ(例えば新商品、CM、ブログなど)を新しく作ろうと思えば、そのハードルは果てしなく高い。入社数年の社員がこれを実現するには、どうすればいいのだろう・・・企画書を作って先輩、上司、課長、部長、役員、社長まで認められないと無理かもしれないし、そもそも企画書を作って提出する文化が無いかもしれない。

ブログならどうか。別に実名や顔を晒す必要はないので、会社に囚われず、自由気ままに好きなコンテンツを作り上げることができる。自身が作成したブログでは自分自身が社長なので、作りたいジャンルも、運営方針も、方向性も、全てをコントロールできる。会社に勤めながらでも、自分の手で、自分の思うように何かを作り上げることができるのは、ブログの持つ大きなやりがいだ。

2. ブログを更新することが、行動の範囲を広げることに繋がる

ブログを書くには記事の核となるネタが必要だ。特に、質の高い記事は総じて個人のオリジナルな体験から生まれることが多い。例えば他のブログを見て真似ただけの記事、芸能ニュースなどを脚色して書いただけの記事と比べて、その人にしかできない体験・経験はジャンルに関わらず興味深く、人を惹きつける。

ブログが主目的でないにせよ、質の高い記事、面白い記事、役に立つブログを書くには、多くの実体験が必要であり、自ずと行動範囲が広がる。登山のブログであれば山に登り続けない限り記事は書けないのだ。写真のブログであれば写真を撮りに行かなければネタが生まれないし、写真を撮ることで初めてノウハウが身につき、ブログで紹介できるようになる。

ブログを続けるには、積極的な行動が不可欠なので、結果的に活動的になり、行動の範囲が広がることに繋がる。

3. 新たな出会いや情報収集の機会が広がる

ブログに頂くコメントはその代表。ブログをやっていなければまず知り合えなかった人、知り得なかった情報は多い。情報を発信していた結果、外部から情報が入ってくるという現象が起こる。他にも、同じジャンルのブログ管理人同士が仲良くなったり、そこから出会いが広がことも少なくない。例えば、登山であれば一緒に登山に出かけたり、写真であれば一緒に撮影に出かけたりする。

ブログを書いている人は、ブログを書く程熱心だという人が多いので、気が合うのかもしれない。

私は、よく読むブログには積極的にコメントを残していて、それを機にブログの管理人さんがうちのブログに遊びに来てくれるような現象も起きている。こちらが情報を得るだけでなく、私がサイトで紹介したアイテムを実際に使っていてくれたりすると、ブロガー冥利に尽きるというもの。

4. お小遣い稼ぎになる

ブログを始めたいと考える人の中には、少しでも収入を増やしたい、お小遣い稼ぎをしたいという人が少なからずいると思う(かなり多いかもしれない)。この手の話題はGoogleで調べればいくらでもヒットし、話題に事欠かないし、実際注目度は高い。

世の中にはブログの更新だけで生活し、家族を養っているプロのブロガーが存在する。ブログにはそれくらい稼げるポテンシャルがあるのだから、お小遣い稼ぎは当然できる。

ただし「収入はおまけとして付いてくるもの」くらいの方がブログは続けやすいかもしれない。なぜなら結果が出なければやる気をなくしてしまうかもしれないし、端的に言って、そんなに簡単なものではない。また、ブログを続ける主目的がお金というのでは、どこか寂しい。

とは言え、固定の収入がない旅人などは、幾らかでもあれば涙が出るほど嬉しいし、サラリーマンであれば趣味に使えるお金が増えるかもしれない。その点、ブログを勧める一つの理由には十分なり得る。

5. 自分の日記になる、趣味・活動の記録が明確になる

写真ブログなどは分かりやすい例で、ブログ上に自分の撮影記を残しておくことで「いつどこに何を撮りに行ったのか」が文章+写真で記録に残る。撮影記をきちんとカテゴリー分けしておけば、クリック一つで撮影記一覧を見れるのだから日記としても有用性は高い。

もちろん、紙の日記でも記録は残せるが、ブログにはブログ特有の強みがある。それは、ブログは他人に読んでもらうことが前提だということ。

個人用の日記と比較して、丁寧に記録を残す意識が働く。丁寧で質の高いブログを作ろうと意識すればする程に顕著で、結果として理路整然とした記録が出来上がる。世の中に情報提供できるだけでなく、個人の活動の記録としてもブログは非常に優秀だ。

日本一周しながらブログを書く理由

多くの日本一周チャリダーは寝る間を惜しんでブログを書いている。ブログなんて家で更新するだけでも大変なのに、昼間は自転車で数十キロ移動し、観光もして、さらに夜はブログを書くとなれば、それは正気の沙汰ではなく、とんでもない重労働である。

私自身そんな生活を100日以上続けてみて、嫌になることもある反面、止めようとは微塵も思わない。旅をしながら更新する理由、日本一周のブログを書くのには理由がある。

記憶は忘れるし、上書きされるし、都合よく補正される

旅をしながら感じていたことと、しばらく時間が経ってから思い返した内容には差がある。日本一周していると、毎日何かしらのイベントがあり、昔のことはどんどん忘れていってしまう。数日後、当時何を感じていたか・・・などと思い出す努力をしたところで、リアルな体験談にはならない。

少なくとも私は、ブログの更新が3日空いてしまうと当時の詳細を思い出せなくなってしまう。大筋は分かっても、細かい感情や出来事は忘れてしまうことが多々ある。嬉しかったこと/辛かった感情は、時間経過と共にどんどん薄れてしまう。

だからこそ、リアルタイムでブログを更新することには意味があるし、可能な限りそう努めている。

『日本一周』や『旅』というのは希少な体験談

毎年かなりの人が日本一周に挑戦していて、当事者からすると、それ程珍しいことでもない気がしてくる。一方で、自分の周りに車/自転車/徒歩問わず日本一周している人はいないし、聞いたこともない。やはり日本一周は日本全体で見たら珍しいことだし、ブログのネタとしてはとても希少だ。

ブログを始めるハードルが下がったこともあり、一般的なテーマのブログではなかなか日の目を見れない。カメラや登山などは競合率が極めて高いテーマなのに対し、日本一周はニッチだが、ライバルは少ない。その意味で、早くから読んでもらえる可能性が高いので、ブログを更新するモチベーションを保ちやすいと思う。

最後に

難しいウェブの知識がなくとも、ブログをやりたいという思いがあれば始める事は決して難しくない。一方で、100、200を超える記事を書き、長期的に続けるのはかなり大変だ。「何のブログなら長く続けられるか、記事を書いて楽しいか」をしっかり見極めてから始める事をおすすめする。

 
 
 

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