北アルプス遠征登山、表銀座縦走3日目です。1日目は中房温泉から燕岳に上がり、大天井岳でテント泊。2日目は大天井岳から東鎌尾根を経て槍ヶ岳まで進んだところまで。
槍ヶ岳山頂の大展望はやっぱりすごかった
朝起きてすぐはガスっていましたが、しばらく様子を見ると晴れてきました。山の神様ありがとう!
槍ヶ岳の頂がすっきり見えた頃合いを見計らって本旅2回目のピークハントへ。何人か山頂への岩稜に取り付いているのが見えますね(赤い点々)。
槍ヶ岳からは笠ヶ岳の展望が素晴らしい。本日も雲海がびっしりと辺りを覆っていて、天空の孤島みたいになってるじゃないですかヤダー。
槍ヶ岳の絶壁を登り切ったところで下を向けばこの高度感!高所恐怖症泣かせの場所。増築を重ねて今の形になったという槍ヶ岳山荘はやはり巨大です。
槍ヶ岳登頂です!
槍ヶ岳(3,180m)登頂です!!昨日も来てるけど、晴れているので本日登頂ということで笑
山頂にいた女性とお互い写真を撮り合いました。山好きな女性っていいですよねぇ。特に槍ヶ岳まで一人で来れちゃうというのは相当なお好きな証拠。
槍ヶ岳山頂は360度の大展望!
昨日はガスで見えなかった景色が今日は一変。槍ヶ岳の標高3,180mは日本第五位の高さを誇り、北アルプスの山々を一望できます。雲海も出ていて、いい感じですね。
特に素晴らしいのは裏銀座方面。北アルプスの山脈をこれだけよく俯瞰できる場所もそうはないでしょう。
雲海で見えていない山もありますが(赤牛岳など)、多くの山を見渡すことができました。裏銀座の手前にあるのは硫黄尾根です。
次に目指すは南岳
さて、槍ヶ岳山頂からの景色も楽しんだところで下山・・・ではなく、実はもう一泊してから山を下りる予定なんです。次に目指すは南岳。
大喰岳、中岳を通過して穂高方面を目指します。大喰岳、中岳、南岳は山として特段特徴があるわけでも魅力的なわけでもなく、南岳に行きたいのは別の理由があるからなんです。
槍ヶ岳を過ぎてからは一気に岩が増えて道の雰囲気が変わり、次第に穂高寄りの光景へ。
道の両側はふわっふわの雲海!今回の山旅は雲海がすごかったなぁ。
中岳、南岳を過ぎて南岳小屋が見えてきました。そのすぐ後ろにそびえる大きな山塊は穂高岳です!この辺りまでくると迫力を隠し切れませんね穂高岳ちゃんは!!
南岳小屋は北穂高岳から大キレットを渡ったすぐ先、つまり穂高岳の目の前にあるんです!ここから眺める穂高岳の展望が素晴らしいと(私の中で)噂になってました。実は、北アルプスの山行最後に表銀座を選んだのはココ南岳小屋に来たかったからだったり。
上の写真は南岳小屋から少しの所にある獅子鼻展望台というところ。落ちたらライフ終了なので、写真撮影に興奮して落ちないよにマジで気を付けないとです。
南岳小屋は穂高岳を「一つの山」として見ることができる最高の場所だった!
南岳小屋から眺めた穂高岳!これこれ、これが見たかったんですよお!!
穂高岳かっこいいー!!!
雲海の中にまるで要塞のように佇む貫禄抜群の穂高岳。
穂高岳は前穂高岳、奥穂高岳、北穂高岳、西穂高岳からなる山塊の総称なんですが、実は上高地や涸沢側から見ると一つの山塊として眺めることが難しい。
しかし、反対側である南岳小屋に来れば穂高岳を一つの山塊として眺めることができます。
絶景の穂高をひとりじめ!
10月半ばを過ぎた平日の北アルプスには驚くほど人がいません。南岳小屋が営業終了していることもあり、本日、南岳小屋(テント場)利用者は私ひとり!!(いや、最近いつもそうですけどね笑)
誰にも気兼ねすることなく、誰の目を気にする必要もなく、この景色を独り占めしちゃいました。
まだ時間も早いし・・・宴会じゃー!
南岳小屋に着いて写真撮りまくって、夕方になるまでまだ時間があります。そんな時やることは一つですね?こんな時にお酒飲まないなんて嘘ですよねヤダー。
南岳小屋が営業終了しているので槍ヶ岳山荘であらかじめ買っておいたのですよ☆
酒の肴は、もはやおつまみ以外何物でもない(本来行動食の)ミックスナッツ。
そして・・・
もうね、お空がきれいすぎるのよ。何なのこの素晴らしい羊雲と青空は?最高すぎるんですけど、いや本当に。
誰もいない山の中、こんな絶景を見ながらビール飲んでゴロゴロできるのが山のテント泊だとアピールしておきます。やらないなんてウソでしょ?こんなん何度でも山来たくなってしまいますよね。
日が落ちてきて雲海がもうなんかすごいことに。右上にあるシルエットの山は笠ヶ岳です。
夕日を浴びた穂高岳。かっちょいい!
日が沈むのを最後まで見守り、大満足の一日にも幕が下ります。
いやぁ、予想以上の景色に大興奮でした。
コースタイム
- 9:00 槍ヶ岳山荘
- 9:10 槍ヶ岳
- 10:50 大喰岳
- 11:30 中岳
- 12:30 南岳
- 12:45 南岳小屋
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