『エルゴヒューマン ベーシック』レビュー:評判以上の使い心地が生活の質を変える、高級デスクチェア

本当に長い間、自宅のデスクチェアを何にするか悩んでおりました。マンションに越してきたのが約1年前。ほとんどの家具を新調したわけですが、デスクチェアだけ永遠に決まらず。

悩み続けた理由は「一度買ったらイマイチでも使わないと」「ダメだったとき売るにしても手間」など、値段云々よりも「どの椅子が最善」なのか判断することが難しかったから。結果として、ド級の王道デスクチェアである『エルゴヒューマン』を選びました。

1ヶ月使用したので、使用感のレビューや葛藤の経緯についてご紹介していきます。

目次

結論:エルゴヒューマンの満足度☆5

エルゴヒューマン(ベーシック)の満足度は一言で表せば『最高』です。

もしデスクチェア選びに悩んで疲弊している方は、とりあえず選んでもらって問題ないと思います。座り心地、ルックス、機能面、お世辞抜きで満点。特に不満はない。「もっと◯◯◯ならなぁ…」という点がなく、2023年に買って良かったもの堂々1位は確定でしょう。

写真で見るほどゴツくない

エルゴヒューマンなどデスクチェア・オフィスチェアを検討している人はインターネットやSNSでたくさんの写真やレビューを見ているはず。「エルゴヒューマンって、ゴツくない?」そう思った方も多いと思います。

事実、デスクチェアなのでダイニングチェアなどと比較すれば大きいのは間違いありません。ただ、私は自宅に届いた印象として、当初懸念していたような「ゴツさ」や「巨大さ」は感じませんでした。

デザインがスタイリッシュでかっこいいからかもしれません。

私の記事ではたくさんの写真を掲載していますので、ぜひご自身の部屋に届いたらどうか、、、のイメージに重ね合わせてみてください。

念の為、導線の確認は必要

一般的なサイズのドアや家なら問題ないと思いますが、エルゴヒューマン完成品が目的の場所まで搬入可能か確認をお願いします。エルゴヒューマンは基本的に完成品が届きます(未完成品も注文は可能らしい)。商品サイズと導線の確認は必要です。

デスクチェア・オフィスチェアの座り心地は神

突然ですが、こちらはエルゴヒューマンを購入するまで使っていた、IKEAのダイニングチェア。賃貸アパート住まいだった時、ご飯を食べるのに使っていました。「とりあえず」で使うはずの椅子が、まあ長いこと使用しました。長時間座っていると背中が痛くなるし、昇降機能があるはずもなく、体のあらゆるパーツが痛くなりました。

生活が一変するというのは、こんな時に使う言葉なんだと思いました。椅子を変えた「瞬間」のこと、これまで気になっていた腰や背中の痛みは完全に「消失」しました。

これマジです。デスクチェアやオフィスチェアを使ったくらいで背中や腰の痛みがなくなるとは信じられない方。本当に人生を損していると思うので、今すぐ椅子を買い替えてください。

私自身、椅子を変えたくらいで「そんなに変わるか?」と半信半疑でした。腰痛や背中の痛みは「長時間座っているから」だと思っていましたが、ガチで椅子が原因でした。

エルゴヒューマンに変えてから腰・背中・肩が喜びのあまり口笛を吹き始めます。マジです。

部屋の見栄えは椅子で決まる

使っている間は気にならなかったのですが・・・。「ウッド調でむしろマッチしてるじゃん」そんなふうに言い聞かせていたのですが、今見返すと、ありえないでしょ、、、身の回りを好きな家具や道具で囲まれてるのに、最重要な椅子だけ買うのを躊躇っていました。なぜなら、失敗したくないから。

現状維持バイアスって怖いですね。

椅子は部屋の見栄えに影響します。むしろ部屋の見栄えを決めます。最近は自宅で仕事をするのも当たり前の世の中。オフィスはたまにしか行かない人も多いのではないでしょうか。私もほとんど自宅で仕事したり遊んだりしてます。

そんな人は尚更のこと、椅子は大事ですね。

座り心地もですが、見た目がダサいとやる気がしないじゃないですか。機能とデザインが両立している、それがエルゴヒューマンです。

高級チェアの調整機能が想像以上

高級チェアの代名詞でもある調整機能。あらゆるパーツに調整機構が備わっているといっても過言ではない。購入前は「自分が満足のいく調整ができるのか?高さとか、、、」と思っていましたが、フィットしすぎて本当ごめんなさいって感じです。

1. シート昇降調整

椅子を選ぶ上で最も重要なのは「デスク・身長・椅子」が最高のコンビネーションを発揮できるかどうか。特に身長に合わせた椅子を選べるかどうかです。身長165cm・デスクの全体高(天板上まで)76cmという環境ではベーシックがシンデレラフィットしております。

エルゴヒューマンにはベーシックとプロがあり、プロは身長175cm以上の方が対象だと記載がありました。ご自身の身長に合わせたモデルを購入するようにしましょう。

身長が160cm以下の方でも問題なく使用できますが、デスクに対して座面の高さを調整すると、足が地面につかない可能性はあります。これは椅子の問題ではなく、椅子・机・身長の関係性によるものですので、どんな椅子を使っても起こりえます。そんな時は、足を置くフットレストを使えば良いかと思います。

2. ヘッドレスト調整

椅子のサイズが身長に合うか、、、これが最重要問題ですが、次に重要なのがヘッドレストの高さが身長に合うか。日本人は海外の人に比べて身長が低いので、ヘッドレストが大抵の場合「高すぎる」ことが多い。一方、エルゴヒューマン ベーシックのヘッドレストは高さ・角度をかなり調整できのでご安心あれ。

ヘッドレストの調整はボタンやレバーではなく、プッシュ・プルです。好みの高さに押し込んだり引いたりして調整します。デザイン的に、ここはボタンなどつけずに可能な限りスマートにしたかったのかと思います。不便ありませんのでご安心を。

3. ランバーサポート調整

ランバーサポートは絶対にあったほうがいいと断言できる

エルゴヒューマンの代名詞とも言えるランバーサポート。この「腰当て」があることで、座った時に背中から腰まで優しくハグされているかのように包み込まれます。あまりに快適さに、購入したら驚くこと間違いなし。本当に感動します。

ランバーサポートは銀のレバーを外して高さを調整します(写真丸い穴)

ただし、この座り心地は各所の調整が完璧であることが前提。エルゴヒューマンのランバーサポートは高さを調整できます。最も座り心地がいいポジションを見つけましょう。

4. アームレスト調整

アームレストの調整も自由度が極めて高く、外向き内向きに角度を変えられるのはもちろん、上下に細かく調整可能です。ブログ執筆のように集中的にタイピングする時、アームレストをデスク天板あたりの高さに調整し、角度を内側にすることで、腕を乗せながらタイピング可能。

5. リクライニング調整

オフィスチェアの機能としてリクライニング(ロッキング)は外せません。エルゴヒューマンは右側についているレバーでロッキングする/しないを簡単に切り替え可能(水平に動かす)。座面の高さも同じレバーで調整します(上下に動かす)。

ロッキング時の「固さ」は右の黒いレバーで調整します。背もたれに体を預けた時の反発の強さのことですね。私の好みとしては、常にリクライニングするモードにして、かなり硬めに調整しています。こうすることで、やや後傾の姿勢(若干ふんぞり返った感じ、背中や腰に優しい)が取りやすいからです。

椅子に座った時、前傾や垂直は腰に悪く、やや背もたれにもたれる姿勢が良いとされており、エルゴヒューマンならこの姿勢が容易にとれますよ。

重量はあるが、フローリングの傷は無し

ホイールは一般的なプラスチック製。椅子自体が26kgあり、そこに私が座るので合計重量は相当なもの。フローリングへの傷を懸念していましたが、1ヶ月使用した今でも傷は皆無です。

こればかりは、フローリングの材質や体重により程度は変わると思いますので、どうしても不安な方はフロアマットを敷くと良いかと思います。

メッシュの耐久性

エルゴヒューマンのメッシュには2種類(エラストメリックメッシュと3Dメッシュ)あります。私が購入したのは代表的な前者。座り心地は半ズボンでも痛くない。メッシュだから蒸れの心配もない。メッシュと聞くと固くて痛そうなイメージでしたが、実際はゴムのように弾性があり、優しいメッシュでした。

長期レビューでメッシュがダメになるとか、埃が溜まりやすいなどの意見を見ました。長期の耐久性については現時点で不明ですが、一般的な使用であれば破れたり消耗する気がしません。それくらいしっかりした素材です。

また、埃に関しても溜まりません。メッシュに埃が溜まりやすいと言っている方は、自宅の掃除が足りていない可能性があります。あるいは、ウールなど繊維がつきやすい服を頻繁に着ているのかもしれません。一つ言えるのは、1ヶ月使ってもメッシュに埃は全く溜まりませんでした。月に1回程度、コロコロしてあげれば綺麗な状態を維持できるはずです。

他の高級チェアと比較してどうか?

いい椅子を買いたい、、、そんな中で、おそらくエルゴヒューマン・コンデッサセコンダ・アーロンチェア・セイルチェアなどが候補として挙がりますよね。好みは千差万別ですが、エルゴヒューマンを購入した理由は、圧倒的な実績と価格とのバランス、そしてヘッドレストの存在でした。

コンデッサセコンダはエルゴヒューマンよりかなり価格が高く、その割に「合わない人には合わない」という意見が散見されました。エルゴヒューマンで「合わなかった」というレビューはほとんど見かけなかったこともあり、コンデッサの方が癖があるのかも、、、と感じました。さらに、納期が長く、価格が高い。

コンデッサの大ファンでもない私からすると、そこまでして選ぶ理由も見当たらなかったのが正直なところ。アーロンチェアは最後まで惹かれました。まず名前がかっこいい。しかし、ヘッドレストがない。ヘッドレストは絶対にあった方がいいと思うパーツなので、見送りました。

「エルゴヒューマンは後傾姿勢が良い」は本当

エルゴヒューマンに決めたもう一つの理由に「後傾姿勢が気持ちいい」という意見が多かったこともあります。エルゴヒューマンは深く座ることで後傾姿勢をとりやすく、その際の気持ちよさったら堪りません。

リクライニングの硬さ調整が絶妙なことと、ランバーサポートがあることで実現しています。

先にも述べた通り、この姿勢が腰には一番いい。前傾は論外として、垂直座りも腰に良くありません。長時間タイピングする人でも、エルゴヒューマンを選んで良かったと思えるはず。何を隠そう、私もかなりタイピングする時間が長いので、後傾に適した椅子を選ぶべきか悩んだんです。結果はすでにお伝えしたとおり。最高ですよ。

エルゴヒューマン ベーシックで生活の質が向上

コロナによる巣篭もり需要は私にも当てはまりました。登山を休止していることもあり、何を隠そう、本当に自宅にいる時間が長い。PCに向き合って①仕事をする②ブログを書く③ゲームをする④Youtubeを見る⑤調べ物をする・・・何をするときも椅子に座ってPCのディスプレイに向き合っています。

そう、椅子こそが生活の質を決定的に左右します。

この1ヶ月エルゴヒューマンベーシックを使ってみて、生活の質が大幅かつ劇的に改善しました。椅子選び、高級オフィスチェア選びで悩んでいる方、選んで損はないと思います。

私はWORKAHOLIC 楽天市場店で購入しました。完成品が巨大な段ボールに入って運ばれます。納品も数日と早いし、運送業者が玄関で開梱して、段ボールを持ち帰ってくれるサービス付きなのでゴミの心配もなし。おすすめです。

(ちなみに、私は購入前に試座していません。)

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