デジタルが当たり前のいま「写真集鑑賞」がおすすめできる理由

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今日はデジタル全盛期の今、クラシックな写真鑑賞の方法である写真集の持ついいところをご紹介したいと思います。

目次

デジタルな今(時代)だからこそ、写真集が効く

様々な分野でデジタル化が浸透した昨今、写真も例外ではありません。

デジタルカメラが主たるカメラとなって以降はデジタルな媒体(PC・スマホ)で写真を見ることがごく当たり前です。

わたしもデジタル写真を撮っているわけですが、クラシックな写真集もまだまだ捨てたものではありません。むしろ写真集だからこそ得られる利点も多いように感じています。

わたしが感じている利点とはなにか、具体的なポイントを5つご紹介します。

1. 鑑賞の利便性と適した情報量

これはある種不思議なことだと思っていて、デジタル写真は簡単に撮れて簡単に見直せるはずなのに、ハッとした瞬間、つまり写真を見たいなと思う瞬間ふと目を移すのはネットの世界ではなく写真集です。

写真集は目的を持って編集された写真が一か所にまとまっていることから、写真を鑑賞したいと思った時に便利なんですね。

例えばインスタグラムを思い浮かべてみると、クリック一つで写真を見ることができる反面、並んでいる写真には鑑賞の意図がないため観ているつもりがほぼ写真をスルーしているだけのことも。

それだけでなく写真集はちょっと本棚に取りに行けばすぐ写真がみられます。みたい時にサッと見ることができる利便性、それは写真集の強みです。

便利だと思っていたデジタル写真が実は鑑賞という観点から捉えると、扱いにくいものだと思うことがあります。

デジタル写真のジレンマなのかもしれませんね。人はあまりにたくさんの情報にさらされるとストレスを感じるもの。写真集くらいが鑑賞には適した情報量なのかもしれません。

2. 写真をデータではなく物体として捉える

昔はフィルムカメラで撮影した物を文字通り現像していましたが、今ではデジタルカメラで撮影したデータをもって写真と捉えることが当たり前の時代です。

ただ、どこまで行ってもあくまでデータはデータなんですよね。プリントや紙といった現実の物体に具現化されていない、ある意味では非現実的なものです。

写真集というのは写真データに息吹を吹き込み生きる場所を与える、そんな役割を持っていると思います。

3. 写真に物語を

一枚の写真からストーリーや情緒を感じることはあるし、魅力的な写真である一つの条件だと思います。

それでは写真集ならどうか?
写真集には写真単体では表現することが難しい、体系だったストーリーが生まれます。

複数の写真を同列に並べることで初めて伝わるストーリーやメッセージがあります。

というのも、一枚の写真で表現できることには限界があるため、写真というメディアを通じてテーマを表現するためには、複数の写真が必要になります。その役割を果たすのが写真集であり、一枚の写真では不可能だった物語を作ることができます。

写真集イコール必ずしも物語の語り部というわけではありませんが、意味を持って一つにまとめられた写真集には、バラバラの写真を限局的に眺める以外の魅力があるのは間違いないように思います。

4. 明確な作品発表の場所として

写真は他者に見てもらって初めて完成するとよく言います。
他者に鑑賞してもらうことに意義があるのは確かです。そんな小難しいことを言わずに写真の見せ合いをしているのがインスタグラムをはじめとしたSNSではありますが、写真にそれ以上の意味を持たせるのが難しい面もあります。

写真を作品として発表する場所として、例えばインスタグラムのプロフィールに自身の作品を並べることもできます。

簡単に写真を発表する一つの方法ですが、あくまでインスタグラムというSNSプラットフォームのプロフィール欄の垣根は越えられません。

自身の作品を明示したい場合に、手に取れる形で発表できることは写真集の魅力的ですね。

5. 自身の写真を見直す絶好の機会

写真家の写真集を眺めると、なぜこの写真を選んだのだろうと思うことが多々あります。
絶対もっといい写真があったに違いないと・・・。
しかし、これは自分自身で写真をセレクションしてみるとわかるのですが、どの写真を使うか決めるのは非常に難しいもの。

つまり、写真集の著者である撮り手がなぜその写真を選んだのかと想像してみることは、自分の写真を見直す際にとても役立ちます。

例えば、複数の山岳写真集を比較して見ると、使われているシーン(朝・昼・夜・朝焼け・夕焼けなど)の割合はかなり類似していることがわかりました。それが意味しているのは、必ずしもすべて絶景写真を並べることが写真集として最適なわけではないということです。

翻って自分の写真を見返して見ると、意外にも撮れていないシチュエーションやタイミングがあることに気づきます。

写真を選ぶということは写真を見直す絶好の機会です。
自分自身で写真集を作る作らないは別として、写真集はそのような機会を与えてくれるものだと思います。

紙もデジタルも、写真集もSNSもそれぞれに利点・欠点があります。それを上手に使い分け、活用できるのが理想的ですね。

デジタルだけでは味気ない、SNSや写真プラットフォームに疲れてしまったという人は、写真集というクラシックな写真鑑賞の場に原点回帰してみてはいかがでしょうか。

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