こんにちは、自転車日本一周97日目です!
北海道も折り返しに入り、長かった北の大地も少しずつ終わりが見え始めてきました。残すところ1/3といったところでしょうか。苦労も多い北海道ですが、この大地から離れるのがちょっと寂しくなってきた今日この頃です。
函館にいるチャリダーのブログを読むと、ハセガワの焼き鳥弁当やラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーなど、北海道入りした頃を思い出します。懐かしさすら覚えるわけですが、まだ同じ県にいるんだよなぁ。デカすぎるぜ北海道(笑)
・・・
さて、そろそろご報告しておかねばなりません。8/2~8/7に青森県で開催される「ねぶた祭り」ですが、私は「不参加」です。
ねぶた祭りと言えば、毎年チャリダーやライダーが大勢集まる旅人の聖典であり、出発当初は参加する気でした。しかし、なかなか思うようには進めず、現状「弟子屈」などにおりますので、参加できません。多くのチャリダーと出会える最良の場所であり、残念です。
「いずれどこかで」
お会いできればと思います。
それでは、97日目スタートです!
日本一周97日目
道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」にて起床です。
テントを張った位置が風の通り道で、強風がビュービュー吹き荒れ大変でした。ペグを打てないからフライシートが暴れまくって大変。パニアなどの荷物でテントとフライシートを押さえて乗り切りました。
昨日の午後、美幌峠が晴れたのは「奇跡」だったようです。昨日のお昼頃と同様に、深い霧の中に包まれております。
とりあえず朝ご飯!昨晩、名古屋からお越しのご夫婦に差し入れをいただきました。
ありがとうございます(๑╹ڡ╹๑)p♪
ちなみに・・・ホットコーヒーです。ちょっと肌寒い程度ですが、温かいものが欲しくなって。
出発するかどうか、ダンボーさんもお悩みのご様子。
よし。美幌峠で停滞していても時間がもったいないので、出発しましょう!雨は降っていませんが、(推定)湿度100%なので、雨仕様でスタートです。
今使っているスマホホルダーはiphoneが外に露出しているタイプなので・・・
防水カバーを装着します。
ゴムカバーだと侮るなかれ。普通の雨くらいなら難なく乗り切れる防水性能です。
実は、iphoneが壊れたことをきっかけに、スポンサーのラウダ様から「最強」のスマホホルダーをご提供いただいたのですが、後日お披露目しますね。
防水装備のススメ
そうそう、ご紹介がまだでした!実は、札幌にiphoneを修理に行った時、リュックを新調しました。以前使っていたスリングバッグは役目を終え、現在自宅に送還されております。変更した主な理由、それは。
防水性能。
・・・このLogosのバックパックは完全防水でこそないですが、防水バッグです。雨の中走っても簡単に浸水することはありません。また、私が使っている13インチのパソコンも楽々入るんで、現在はこの中に入れて運んでいます。
これから日本一周を考えている方に是非お伝えしたい。
「防水にできるものは、すべて防水にしよう」と。
マジです。雨以外にも、自転車をこぐことで発生する「自分の汗」も相当な量になります。バックパックを背負う予定の方は、できれば完全防水が望ましいですね。特に中にカメラやレンズ、PCを入れるのであれば、防水を絶対おすすめします。
峠を下りて下界に行けばガスは消えるはず。
そこまで慎重に、白線の内側をゆっくり下りていきます。
これはこれで幻想的。ちょっとハリーポッター的な。
峠をこえて、下界に下りればこの通り!写真を撮っていて、ちょっと異変が。なんだか、ファインダー視野が白っぽい。上にいるときはガスのせいかと思っていたんですが、下に降りてきても白っぽい。
レンズが汚すぎるのかと思い、きれいにします。
直らない・・・だと?これはまさか、カメラ内部が結露しているのでは?
実は昨日、寝るときにカメラをカバンに入れずに寝てしまいました。おそらく湿度100%の状態にさらされていたので、カメラの内部に水分が入ってしまったのかも。
写真は普通に撮れるんですが・・・や、やばい。
和琴半島
と、思っていたんですが、和琴半島に着くころには症状が改善されて事なきをえました!カメラ内部の水分が乾いた模様。
カメラの中に湿気が入ると、カビの原因になり、センサーにカビが生えると、基板交換というお高い修理がまっています。今後気を付けないと(汗)
和琴半島とは、屈斜路湖の内側にちょっと飛び出た小さな島です。歩いて周ることができるので、ちょっと行ってみましょう!
本日停滞しようか悩み中の「屈斜路湖畔キャンプ場」です。ロケーション抜群です。
それでは、トレッキングスタート!
少し歩くと早速キノコ発見!
あら可愛い!
キノコを見つめるダンボーさん。
と、こんな感じで遊んでました(笑)
ダンボーさんいるとキノコ一つで十分遊べてしまう。なんて優秀なのダンボーさん!
「コポコココココココ」
「トトトトトトトト」
という謎の音が!音源をなかなか特定できなかったんですが、頭上の枝の向こうにいました!
何がなんやらわからないと思うのですが、これが限界だった( ;∀;)
音の正体は、キツツキです!ものすごい勢いで木を連打してて可愛かった。キツツキ初めてみたのでテンション上がるぜ!
これは巣かな??
天気が悪いと青空に癒されます。
北海道でも蝉がないてますが、ここ和琴半島でもミンミンゼミが元気よくないてました。
そして、こんな案内が。
天然記念物!?
まさかの天然記念物!マジで!?
夏になると神奈川県なんてミンミンゼミに支配されるかのごとくうるさいのですが、ここ和琴半島のミンミンゼミは「国の天然記念物」らしい。これには驚きました。
和琴半島散策を終え、屈斜路湖沿いを走ります。きれいなライダーハウス発見!1000円くらいで泊まれるみたい。屈斜路湖来たらここに泊まるのありですね。ライダーハウス「ぽんと」さんです。ご飯も食べれるみたい。
屈斜路湖を走っているとよく目にするのが「そばの花」。北海道はそばの産地ですが、中でもここ弟子屈(てしかが)はそばの産地として有名です。
今日のお昼ご飯は弟子屈で蕎麦だな。
こんな感じでびっしり!
アイヌ民族資料館
今日の目的地へ行く手前に「アイヌ民族資料館」があるので寄っていきます。入館料は400円くらいだったかな?
北海道に来たら少しでも触れてみたいアイヌ文化。とはいえ、なかなか肌で感じるのは難しいもの。こういう資料館を利用するのはありかなと。
アイヌ民族の歴史や生活、使用していた道具など、豊富な展示で満足!アイヌ衣装を着て記念撮影できるらしいんですが、生憎、清宮は汗だくのおやば~いスメルを漂わせているため、やめておきました。
そして、今日の目的地に到着です!
知らないで来ると通り過ぎてしまうような看板ですが、ここを進むと露天風呂があります。いや、野天風呂というべきでしょうか。
屈斜路湖の野天風呂「コタンの湯」
目の前には屈斜路湖があるんですが、なんとそのすぐ目の前に・・・
温泉が湧いてるんです!岩を隔てて、まるで屈斜路湖につながるかのようなこの温泉は「コタンの湯」といいます。
屈斜路湖はもともと火山活動で形成されたカルデラ湖です。そのためこの辺りは至る所で温泉が湧いており、無料の野天風呂として入れる場所がいくつか存在します。
中でも、このコタンの湯はロケーション最高!
岩を隔てて、すぐ目の前は屈斜路湖です。こんな温泉なかなかありませんぜ!
今日は月曜なので誰もいないかと思ったら、到着時には台湾か中国の方が大勢入っていてビビった。ここは水着着用可能なので、外国の方にもハードルが低いのかも。
それでも、外国にきてこの温泉に入るのは相当勇気いるでしょうね。
この細い通路の右側が男湯、左側が女湯で「一応」別れてますが、ほぼ混浴だと思っていただいてよろしいかと。でも、水着OKでちゃんとした更衣室的なものがあるので、女性も入れますよ。
屈斜路湖を眺めながら入る温泉は最高!温度は40度くらいで、熱すぎずゆっくり浸かることができます。
まさにこんな感じ!
一緒に入っていた男性2人とお話しして、せっかくだから記念撮影をお願いしました。一人はタオル巻いて湖ほとりに立ち、すごい絵力のある写真になってました(笑)
入念に確認した結果、お色気要素はなかったからご安心を!いや、この温泉本当におすすめ。どんな感じかイメージをお伝えしたくてね。それにほら、思い出に一枚撮りたくなるじゃん。と、言うことで、見たくもない男の入浴シーン、失礼いたしました(汗)
コタンの湯から上がり、弟子屈の市街へ向かうと、雨がぽつりぽつり。
・・・
まあ後少しだから大丈夫かと思い、そのまま走ると。ここで悲劇が・・・
「ザーーー!!!」
いきなり雨が強くなり、服がびしょ濡れに。レインウェアを着る間もなく、やられちまいました。
シーット٩(◦`□´◦)۶ さっき新しいお洋服に替えたばかりなのに、あんまりだ!
弟子屈そば「かねはち」
びしょ濡れになりながらも、弟子屈にある老舗のそば処「かねはち」に到着!
昭和3年創業、なかなか歴史ありますね。
弟子屈では蕎麦を食べようと思っていたのでよかったです。蕎麦を純粋に楽しむなら、シンプルにざるが一番。大盛をいただきます。
コシもあって、やや太めの麺が美味しい!あっという間に間食です。
その後は道の駅「摩周温泉」に移動。ここは足湯があるんですが、入浴はなし。さっきコタンの湯に入ったけれど、体を洗いたいので、後でお風呂だな。
しかし・・・
チャリダーご遠慮系の道の駅「摩周温泉」
雨、雨、雨ー!
めっちゃ雨。超雨です。この中を自転車で走る辛さを、何とか読者の方に伝えたいぜ(笑)
とりあえず、雨脚が弱まるのを待ちます。売店にてグズベリーという物が売られており、私は初めて見たので、買ってみることに。
このまま食べれるというので、生でばくり。甘酸っぱい、初めて経験する味でした。ヨーロッパでは一般的でよくジャムにするそうです。
摩周はメロンが有名なので、摩周メロンを食べたかったんですが、売ってなくて残念。
その後は日帰り入浴で汗を流し、間食です。ざる蕎麦大盛なんかじゃ足りるわけがありません。あの量なら3人前は食べたいところ。
道の駅「摩周温泉」にあるカフェ、Home Sweet homeでは珍しいバーガーが食べれると人気です。
それがコチラ!えぞしかバーガーです!
つ、ついに鹿ちゃんを食す時が。お肉はすごい柔らかくて、牛肉との一番違いは触感かも。本当柔らかい。味はもっとジビエっぽく臭みがあってもいいかな?一般向けに食べやすい味になってました。
でも美味しいので、おすすめです。
・・・
さて、その後が大変です。
未だに外は大雨なわけですが、ここ道の駅「摩周温泉」は野宿できん。屋根があるのがトイレに通じる通路だけ。さらには宿泊禁止の張り紙が大量に貼ってある。仕方なく裏手に回ると、キャンプ禁止の看板が。
どうやらここは「チャリダーご遠慮願います」系のようです(過去に誰かやらかした??)
道の駅すぐ近くにある、道路沿いの東屋にお邪魔します。屋根の真ん中にポールがあるタイプなので、テントがぎりぎり・・・。久しぶりに、タフな夜になりそうだ。
走行距離 | 37km |
総走行距離 | 3600km |
平均走行速度 | 16.2m/h |
スタート | 道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」 |
ゴール | 野宿「道の駅温泉摩周近くの東屋」 |
お気軽にコメントください
コメント一覧 (6件)
お疲れ様です。
和琴半島、リスいませんか…もう住んでないのかな…数年前にキャンプした頃は毎日会えたのに…あとは…帯広の幸福駅跡、エサ台があってうまくするとリスがエサを取りに来るのが見られるかな?
「コタンの湯」はきちんと管理されていてたいへん良い温泉ですね。自分はキライですが。(笑)冬になると、湯船の近くが温かいのでハクチョウが寄ってきます。
グズベリあるある。「グリコ」って遊び、知ってますよね?じゃんけんして階段を上がっていくヤツ。普通グーで勝つと「グリコ」ですが、北海道では「グズベリ」って言ってたんです。ローカルルールってヤツです。
昔は冬の厳しい寒さのせいで、死んでしまうシカが多かったのですが、近年の温暖化のせいか、越冬できる数が増えてしまい、そのため作物の食害が激増。
しかしながら、駆除しようにも北海道はあまりにも広く、また撃ったシカの後処理はハンター任せ(つまり自腹)だったため、いっこうに数が減らない。
近年、シカ肉の販売や皮革製品など、シカの商品化がようやく始まり、エゾシカバーガーもその一つ。もうちょい広がればいいんですけどね。
北海道では毎年、シカとの交通事故が1800件ほど起こっています。線路を横断して電車が止まるトラブルも2000件以上。たいていは車にはねられてシカの方が死ぬのですが、中には廃車になったりドライバーも亡くなる事があるようです。
シカは群れで行動します。一頭横切ったらもう一頭出てくると思ってください。自転車の場合、スピードが遅いので大丈夫とは思いますが、音がほとんどしないので下り坂などは要注意です。また、群れを守るため、リーダーであるオスが威嚇・攻撃してくる場合もありますから、あんまり近づかない方がいいかも。(十勝岳で睨まれたことがあります。デカイし角あるしめっちゃコワイ!)
グリコをグズベリでやるとは、ローカルルールおもしろいですね(╹◡╹)
鹿は・・・数が増えすぎても問題だし、いないと寂しいし。
難しいところですね。道路を横断している鹿とはまだ遭遇していませんが、
横断してたら気を付けるようにします!
相変わらず楽しく読ませてもらってます(^-^)
時間帯にもよるでしょうが屈斜路湖のコタンの湯にタオルのみで入るとは根性ある方も居るものですね。自分には無理です(^_^;)
ありがとうございます!
私が着いたとき、台湾か中国の人は水着で入ってましたね。
私とほかの日本人は皆タオルでした!周りに観光客の人はいますが、
あまり気になりませんね(笑)
タオルだけで屈斜路湖入ったりしてましたし(╹◡╹)
清宮さん
お疲れ様です。実は私、、、屈斜路湖のコタンの湯でお話しさせていただいた者です。清宮さん、バイクで日本一周旅行の方、子ずれの親父の3名で入浴しましたね。その子ずれの親父です!。住まいは茅ヶ崎、出身は横浜の話をしましたね!。
ブログを拝見できて感激です!。
自転車日本一周のチャレンジ、、、すごい!、羨ましい!
体調に気を付けて最高の旅を送って下さい~!
こんにちは!あの時のお父様!
屈斜路湖での「あの」写真は忘れられません!
お子さんたちもいい思い出になったでしょうね☆
ブログを探していただき、コメントまでいただけるなんて・・・ありがとうございます!
日本一周は大変なことも多いですが、最近は純粋に楽しめるようになってきました。
これからもチャレンジしていきます!