こんにちは!自転車日本一周76日目です。
タイトルの通り、テント泊登山、大雪山デビューしました!
大雪山・・・それは北海道の中央にそびえる火山群の総称で、主峰は2291mの旭岳!私にはまだ早いかと思いながらも、せっかくの北海道、行きたい衝動を抑えられなかった。一体どんな景色に出会い、どんな経験ができるのか、無事に帰ってこれるのか、考えるとワクワクしっぱなしです。
それでは、そんな大雪山登山の1日目(自転車日本一周76日目)スタートです!
日本一周76日目は旭川から
道の駅「あさひかわ」にて起床です。大きな道の駅なんですが、室内で寝れるようなベンチも、テントを張れる良さげ屋根もありませんでした。
せめて風だけでも防ぐべく、壁の前にテントを張ってました。
こちらの道の駅、いままで寄ったどの道の駅よりも車中泊が多かったです。
旭川は北海道旅行の拠点としてちょうどいい場所にあるため、ここで体制を整えて出発する人が多いみたい。
いい天気ですねー!せっかくの天気なので、このまま活動したくなっちゃいます。
登山のパッキング
でも、今日はやることが他にあるんです。まずは、登山計画の最終確認!何時のバスに乗ってどこに行き、縦走路は・・・と、しっかり予習します。その後は、登山に持っていく装備の準備にとりかかります。
普段は日本一周仕様にパッキングしていますが、ここから必要なものをザックに詰めないといけません。
初めてのテント泊登山、初めての縦走ということで、持ち物リストを作って忘れ物がないかしっかり確認しました。
それでは、持ち物紹介といきましょう!
テント関係
テント関係!
左からシュラフ(ダウンハガー800#2)、テント(インナー)、テント(フライ)、テント(ポール)、ペグです。
日本一周の野宿でペグを打つことはありませんが、明日テントを張るのは山の上!重いパニアバッグがあるわけではないので、テントをしっかり地面に固定する必要があります。ペグと張り綱(ペグとテントをつなぐロープ)は秀岳荘で購入しました。
設営を少しでも楽にするため、あらかじめ張り綱の用意をして、後はテントに結べば済むだけにしています。昨晩、テントの中で自在結びの練習とかして、準備OK!
100均で筆箱を購入し、ペグの入れ物に使いました。これがちょうどいい大きさでよかった!
防寒具・レインウェア
左のオレンジ色はソフトシェル。基本は半袖Tシャツで行動しますが、肌寒い時や寝るときに着用します。
寝るときはTシャツ、フリース、シェル(+レインウェア)の予定です。大雪山とはいえ、7月なのでこれくらいで大丈夫だと思うけど・・・後は行ってみないとわからないな。
赤いスタッフバッグ、こちらも昨日秀岳荘で購入。フリースを入れるのに使います。
ザックにパッキングする時、スタッフバッグは大変役立ちます。荷物をごちゃごちゃにして入れると取り出し、収納が大変ですから。
青いのがレインウェアの上下、オレンジ色のはゲーターです。
ゲーターは雨降りの自転車走行時にも使える優れもの。はじめから持っておけば良かったぜ。
こんな感じで柔らかいものを下に入れて、ザックを置いた時の衝撃を和らげる作戦です。
重さの配分や収納術など、ザックのパッキングは奥が深い。ネットで調べつつ実践して、自分流のやり方を確立していきたいでですね。
行動食
長時間歩くことになるので、小腹が空いたり元気が欲しい時に食べれる行動食を持っていきます。
飴ちゃん、スニッカーズ、100均の入れ物に入れたミックスナッツです!
登山していると甘いものだけでなく、塩辛いものが欲しくなります。そんな時にミックスナッツがあると便利。カロリーも高いので、登山ではよく利用されますね。
ウォーターキャリー
左は水筒で、基本はこちらから水を飲みます。右側のペラペラした入れ物は「プラティパス」と呼ばれる容器で、水の運搬に使います。
プラティパスにハイドレーション用のチューブを付けて歩きながら水を飲めるようにできますし、単に水を入れる容器としても使えます。私はチューブなしで使います。
水は水筒から飲めばいいし、水筒が空になったらプラティパスから入れ替えればいいだけです。(チューブが付くとプラティパスの値段が跳ね上がるという事情もあり)
これで2L以上水を運べる便利もの。今やテント泊登山では必携アイテムの一つとなっているようです。プラティパスは水がなくなれば小さくたたむことができるし、見た目よりずっと丈夫。ザックの容量を節約するのに一役買ってくれます。
ちなみに、platypus(プラティパス)とはカモノハシという意味です。昨日、秀岳荘で購入しました。
ライト
ライト関係!
左はテントからぶら下げるタイプのランタンです。とっても小さいのに、これ一つで十分過ぎるほどの明るさがあります。テント内のライトはこれ一つでOKです。
真ん中のヘッドライトは200ルーメンの明るさがあり、どんなに暗い夜道でも明るく照らしてくれます。夜間の自転車走行時にも使える最強アイテム。IPX8の防水性、軽量コンパクト・・・非の打ちどころがない一品。
バッテリー!
こちらは普段自転車に装着しているモバイルバッテリーです。小さくて軽量なので、登山で使うのにもいいですね!1つでiphoneをフル充電する馬力があり、1泊の登山であれば、これ2つで安心です。
こちらはスポンサーのラウダ様からご提供いただいている装備品、頼もしい!
そしてそして、今回持っていく秘密兵器がコチラ!
チェーンスパイク
そう、チェーンスパイクです!
チェーンスパイクとは、トレッキングシューズの裏に装着することで、雪上を歩く際に滑りにくくするアイテム。
「7月に雪??」と侮ることなかれ・・・大雪山の7月はまだ夏前。雪は確実にあります。どれ程残っているかわかりませんが、念のために持っていくことにします。
とはいえ、冬の雪山を登るわけではないので、がっつりしたタイプではなく、簡単に装着でき、歯も短めのものを携帯します。
入れ物に収納すればこの通り!iphone程の大きさしかないので、ザックに入れても全然荷物になりません。
私の旅においてアウトドア用品全般をサポート、提供してくださっている株式会社エバニュー様よりご提供いただきました。上記リンクの「スノースパイク」というやつですね!
携帯トイレ
左は登山必携のコンパス!方角を確かめたり、進むべき道の角度を測ったりします。
真ん中は笛です。
右は携帯トイレです。おしっこをするとすぐに凝固する素材でできています。大雪山にはいくつかバイオトイレがありますが、数は多くありません。使わないに越したことはありませんが、大きな登山する際には必携ですね。
好日山荘、石井スポーツ、秀岳荘など、登山用品を扱うお店で全部揃えられます。
ザックカバーや眼鏡、カメラのレリーズ、交換バッテリーなどの小物はザックの上ポケットへ。
後、写真を撮り忘れしまいましたが、カメラはD750!
レンズは望遠、広角、魚眼の3本を持っていきます。
どん!
全てをパッキングしたのがコチラ!三脚とマットはザックに外付け。マット横のぼこぼこしてるのは交換レンズです。
旭川駅前のイオンでがっつりお昼ご飯を食べて精を付ける。チャンポンと唐揚げとチャーハンというハイカロリー食!
・・・太るだろうって?ぜんぜん!むしろ足りないくらい。
バスの出発時間まで少しあるので、登山計画を最終チェックです。
こういう準備してる時間が、最高に楽しいー!!!
大雪山登山か・・・なんだか夢のようだ。ワクワクしてきましたー!
層雲峡へバス移動
さあ、いよいよバス出発の時間です。登山口がある層雲峡(そううんきょう)へは旭川駅から直通のバスが出ています。
旭川⇒層雲峡へは1日7本出ているのでアクセスは良好、片道110分、2100円となっております。ちょっと高いけど、運転する必要がないし、乗り換えなく行けるので便利!レンタカーだと同じ登山口から入山・下山しないといけないしね。
・・・
私以外にも明らかに登山する格好のお母さん2人がいたので、お話ししながらバスに揺られます。お二人とも登山歴が長いベテランさん。登山計画を話してアドバイスをもらいます!
そして、いきなりここで計画を変更することに!(このお二人にお会いできて本当によかった・・・この計画変更がめっちゃ功を奏しました。)
そんなこんなで、あっという間に層雲峡に到着しました!
やはり乗り換えなしで行けるのは楽ちんです。
15:45旭川発のバスで来たので時刻は18時近く。天気は、ちょっと今一つ。
なに、明日は快晴予報なので大丈夫でしょう!
層雲峡は大雪山国立公園の中に位置する断崖絶壁が続く渓谷。北海道有数の温泉街であり、大雪山登山の中心地としてだけでなく、観光地としても人気があります。
層雲峡にはチャリダーの味方、セイコーマートが!
今日の夜ごはんと明日の朝ご飯を購入し、本日の宿へ移動します。
層雲峡ユースホステル
寝床はこちら!
「層雲峡ユースホステル」です!
ユースホステル・・・日本一周の中で使うのは初めてです。
値段がね、素泊まり3500円くらいするので、決して安くないんです。それなら民宿に泊まれちゃうし・・・
でもまあ、たまにはユースホステルに泊まるのもいいかなと思い、今回は事前予約しておきました。
チェックインを済ませて中を見学。
まず気が付くのは、外国人率の高さ!しかも、欧米の人が多いですね。80Lレベルの大きなザックを持ち、長期休暇で日本を周っている人が多いようです。
食堂もあり、予約しておけば夕食、朝食を食べることもできますよ!
今年は、大雪山の雪が多いとのこと。6月が寒かったですからね、例の記録的な日照不足もありましたし。
スニーカーで大雪山を登るお馬鹿ちゃんがいて、案の定滑って転ぶ。自己責任だから転ぶだけならいざ知らず、滑落して他の人にぶつかって巻き込み事故を起こしているとのこと。
忘れないうちにプラティパスと水筒に水を入れて・・・取り出しやすいようにプラティパスはザックの上に配置します。
よしっ、準備OK!
明日は6時のバスで登山口の銀仙台まで移動します。
1時間前の5時には起きよう。
やばい!楽しみすぎて興奮してきた!ちゃんと寝れるかな?
・・・
お布団が気持ちよすぎて、10時にはしっかり夢の中へ。
さあ!いよいよ明日から大雪山登山です!
走行距離 | 0km |
総走行距離 | 2596km |
平均走行速度 | 18.2km/h |
スタート | 道の駅「あさひかわ」 |
ゴール | ユースホステル「層雲峡ユースホステル」 |
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コメント一覧 (6件)
やっぱり大雪行きますか!色々紹介されて、自分もワクワクしてきます!今回はちゃんとダンボーもいるから(笑)装備は完璧ですね!
気をつけていってらっしゃい!(^_^)/~~
ダンボーを忘れないよう、工夫をこらしました!
ザックからつりさげただけではありますが・・・笑
やはり大雪行きますか!装備は完璧ですね!今回はちゃんとダンボーもいるし(笑)残雪がちょっと心配ですが大丈夫でしょ!
美瑛の寂しい地域の真実…あの辺は実は馬鈴薯の原種(種芋)を栽培している地域で、あまり余所からの人の出入りが増えると病害虫が心配。なので、大っぴらに紹介していないんです。まあ全面的に立ち入り禁止という訳ではないので、自転車で走ることはできます(ただしダートが多い)。そしてあの辺はまだまだ昔ながらの美瑛の原風景を残していますよ。
美瑛は農業の町。みんながキレイと眺めるあのパッチワークは、あくまで連作被害を防ぐための結果に過ぎません。実はあの丘陵は農家の人には気に入らないことばかり。耕しにくい、均等に陽が当たらない、雨が降ると川になり作物が流れる…ところが、観光客はその丘がキレイという。写真を撮るため畑に入る、路駐して農家の作業車の邪魔をする、ゴミを棄てる、作物を盗む…等々、観光客のマナーの悪さにに農家の人達は夏が来ると悩みます。
しかし町は観光客を呼び込みたい。例えば「ケンメリのポプラ」、当時の持ち主は実はあれを切りたくて仕方なかった。木のせいで陽当たりが悪くなる、肥料を撒いても栄養を取られてしまう、しかしながら町の観光のために残している。今はカフェを作ってお金?が落ちているようだけど、大半の農家はカフェを作るようなお金も運営する人手もない。…美瑛にはこんなジレンマが燻っています。嫌な話ですが、これを知ることで風景もまた違った見方が出来るかと思います。
そうですね・・・地元の方レベルの視点と町レベルの視点では観点が変わってくるでしょうし、難しいですね。
しかし、農家の方が気持ちよく作業できることが最優先なので、そんことを観光客は十二分に理解しておかないといけませんね。。
美瑛だけでなく、ほかの場所でも気を付けようと思います(╹◡╹)