こんにちは!自転車日本一周145日目です。昨晩は道の駅「万葉の里 高岡」にお邪魔しました。トイレの裏手、防災庫の前にテントを張りましたが、ここがうまい具合に死角になっていたので、目立つことなく今朝はゆっくりできました。
日本一周145日目
昨晩遅くから雨が降っていましたが、朝には止んでこの通り!青空が見えるお天気って本当素敵。晴れるだけで幸せです。
さあ、今日は高岡観光からスタートです!
富山県の誇る国宝「瑞龍寺」
富山県が誇る国宝が瑞龍寺(ずいりゅうじ)。富山にある唯一の国宝ですね。瑞龍寺は加賀藩の前田利長(加賀藩初代藩主)と縁のあるお寺。山門、仏殿・・・いずれの建築も立派で、とても美しい。
右側が工事中なのはご愛嬌として、左右対称の建築に素人の私でも建築美を感じる程!
左右が広々としていて、そこに何もないのが良いんです。シンプルで端正、それでいて建物は迫力があります。
国宝の割に参拝料が500円とお安いのも嬉しいですね。日光なんていくらしたことやら(笑)
人が少なく、ゆっくりとお寺の雰囲気を楽しめる場所でした。高岡の人が「ここは行っとけ」と、すすめる気持ちがよく分かります。右側の工事は1年半くらいかかるとのことですので、それが終わったらが訪れ時かな?
商人の町、伝統的建築物が残る山町筋
高岡は前田氏がつくった城下町として発展し、今でも歴史ある町並みが残っている貴重な場所。中でも有名な町並みが二つあります。そのうちの一つが山町筋(やまちょうすじ)と呼ばれる一帯。土蔵造りを特徴とした家々が並び、かつては商人の町として栄えたそうです。
土蔵づくりとは土壁を漆喰などで仕上げた家のことですね。山町筋に建つ家は、土蔵造りに黒漆喰の外観、瓦屋根、レンガでの防火壁などの特徴があります。一目見て歴史を感じる家にロマンを感じます。
土蔵造りの資料館があるんですが、旅人あるあるで本日定休でした(涙)
レンガ造りで可愛らしい外見の富山銀行本店。
黒漆喰やレンガが重厚感を増してますね。商人の町ということで、今も昔ながらの商店がいくつか軒を連ねてましたよ。
鋳物師と千本格子の町並み「金屋町」
山町筋ともう一つチェックしておきたいのが金屋町(かなやまち)で、山町筋から数百メートル程の場所。こちらは前田氏が産業発展のために鋳物師(いもじ)を呼び寄せ、鋳物場とした町。金屋町の家はほとんどが千本格子となっており、独特の景観をつくっています。
高岡鋳物として今でも鋳物を扱う商店が多数並んでいました。「アイスクリームスプーンあります」ってあるから、てっきりアイスクリームが売っているのかと思い中に入ったものの、うちは鋳物屋なのでアイスはありませんって言われました(笑)
金屋町の家がどうして格子造りなのかはよくわからず終い・・・。山町筋も金屋町も歩いて20分程で見て周れました。歴史ある貴重な町並みをカメラ片手に歩けるのは楽しいですね(๑╹ڡ╹๑)p♪
山町筋も金屋町も、高岡の駅前に行けば案内板があるので迷わず行けると思います。
お昼ご飯は富山の定番「富山ブラック」
富山と言えば贅沢に海鮮!といきたいところですが、今回は富山県もう一つの定番「富山ブラック」にしました。濃い目の醤油が特徴の黒いラーメンです。
食べたのは吉兆佐というお店。東京で食べた限り、富山ブラックは「かなりしょっぱい」イメージでしたが、こちらのお店は程々に富山ブラック感があり、コクもあって美味しかったです。
しかし、富山は何かとブラックがお好きなようで(笑)黒部ダム、富山ブラック、ブラック焼きそば、昨日食べた日本一のコロッケも中が黒かったりと、富山=黒のイメージなんですね。
日本三大散居集落の一つ「砺波平野」
日本三大シリーズはたくさんありますが、その中に日本三大散居集落というものがあります。散居集落とは広い耕地に民家が点在している集落形態のことで、その代表格がここ富山県の砺波にある砺波平野(となみへいや)なんです。(あと二つは岩手県の胆沢平野と島根県の出雲平野)
その砺波平野を眺めに展望台へ向かうんですが、道中で砺波平野を実際に走りました。田んぼにオーナーの家があり、家に防風林が付属しているのが特徴的。防風林は雨風、雪、寒冷から家を守る役割があります。
展望台は山の中にあるので、ここから標高を上げていきます。砺波平野散居村と言えば富山県屈指の絶景ポイント!雲が多いのが気になりますが、一望できれば良しとしましょう。
ヒルクライムして展望台に到着です。早速上がって散居村を見にGo!
秋の砺波平野散居村
ちょっと霞んじゃっていますし、雲が多いので夕焼けという感じではありませんでしたが、オレンジの空に散居村を見れたのでOK。
広大な田んぼや耕地が広がる景色は見たことありますが、その中に家が散っているのは初めて!なんだか不思議な光景です。実際に見た通り、田んぼと家がセットになり、さらに家には防風林が付属しているのが分かります。
散村には約1万戸の農家が点在し、400年前から続く伝統を守っています。砺波散居村と言えば、春先の田んぼに水が張っている時期が有名で、田んぼの水がオレンジ色に反射して、それはそれは美しい光景となるようです。次はその時期に来てみたいですね。
春の水張時期はもっと賑わうのかな?今日の訪問者は私ひとり。日も沈んで一気に暗くなってきました。宿へ急ぎます。
山は日が沈むと凶悪なくらい暗くなります。ライトを点けて慎重に行きましょう。後から来た車もこんな暗闇の中に自転車がいたら怖いだろうなぁ。
ナイトランをして道の駅「庄川」に無事到着。
庄川はゆずの産地ということで、道の駅でもたくさん売られていました。金屋ゆずとして有名みたい。普通のゆずの他に鬼ゆずという品種が!聞くと、食用と言うよりは観賞用なんだそうです。初めて見た。
スーパーに行く時間がなかったので、お隣にあるコンビニで夕食を調達。ローソンにインスタントの焼きそばが売られてました。これは初めて見たかも。
フライパンを使って調理してみると・・・量も味もなかなかイケますね。
これは今後のメニューに追加だな。
その後、外でブログを書いてたんですが、8時くらいから雨が降りはじめ、今はかなり強い雨です。今日は軒下を確保できたので良かった。実はここの道の駅、レストランが遅くまで営業しているんですが、来年の全面リニューアルに向けて今は営業停止中とのこと。ラッキーに助けられ、テントを張ってお休みなさい。
今日の移動ルートと旅データ
本日の走行距離 | 47km |
総走行距離 | 5,578km |
平均走行速度 | 13.5km/h |
スタート | 道の駅「万葉の里 高岡」 |
ゴール | 道の駅「庄川」 |
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