自転車日本一周141日目です。今日は楽しみにしていた星峠の棚田という所に行くので、気合入ってます。本当は昨日の間に現地入りしてロケハン、野宿して朝日を迎えたかったんですが、生憎の雨ということで真っ暗闇の中、早朝ドライブとなりました。
道の駅「まつだいふるさと会館」にて3時起床。急いでテントを撤収して3時半には出発です。
道の駅近くは少し明るいものの、その後は完全なる暗闇に包まれました。ここまで真っ暗なナイトランは後にも先にも今日が最後でしょうね(笑)
十日町や松代は棚田の宝庫。星峠の棚田以外にも棚田がたくさんあります。他の棚田も是非いつか訪れてみたいですね。
さあ!道を間違えないようマップで確認しながら、ガシガシ進んでいきます。
上の看板を過ぎると本気で真っ暗!光源一切なしの道を進みます(写真撮れない程)。星峠の棚田くらい絶景じゃなければ、このモチベーションは到底維持できない(笑)
この辺りは熊出没注意なので、結構ドキドキ。今は冬眠前でクマちゃんが荒々しい時期ですし、出くわさないことを祈りながら前へ。
星峠の棚田に到着!
星峠の棚田には駐車場とビューポイント(撮影ポイント)があるので、そこに自転車を停めて早速撮影準備に入ります。三脚とレリーズ、レンズを拭くためのクロス等々。
とりあえず試し撮りで一枚パシャリ。
雲海が出ていていい感じなんですが、この後すぐにガスっちゃったんですよね。
辺りはまだ真っ暗で棚田の位置関係を肉眼で確認できないのが辛い。明るい時にロケハンできていないのは痛いなあ。 他のカメラマンの方に色々と教えてもらい、一番王道の場所から撮影すべく移動して、夜明けを待ちます。
6時半頃いよいよ太陽が昇ってきました!
雲海と日の出が創る幻想的な棚田の景色
人生初の棚田が星峠の棚田とは、何とも贅沢な話です。
日の出と雲海が創りだす幻想的な棚田の光景を、かの有名な星峠の棚田で見ることができました。それも自転車日本一周中に!
まぁ・・・雲海ちゃんが少々頑張りすぎちゃった感はありますけどね(笑)あと少しだけ量が少なければ完璧なんですが、一回目の星峠の棚田にしては十分及第点ですね。
一般に雲海が発生しやすい条件は以下の通りだと言われています(1)前日が雨(2)放射冷却で地面が冷える(3)翌日が晴れ
今回はどうかというと「昨日は雨、夜には止んで冷え込み、今日は快晴」というばっちり雲海が発生する条件を全て満たしていたんです。これはかなりのラッキーでした(๑╹ڡ╹๑)p♪
・・・
雲海と棚田の組み合わせを見れたので、次は棚田の全景を拝みたいですよね!
しかし、日の出の6時半、7時、7時半・・・と時間が経ってもなかなかガスが取れません。極寒の空の下、雲が引くのをじっと待ち続けます。マジで寒いぜ。
今朝は街中で0℃、この辺りは余裕で氷点下まで冷え込んでます。棚田をよく見ると凍っているのがお分かりいただけるかと思います。
雲海が晴れてきた
8時を回ってようやく雲海が晴れてきました。雲海が消えていく瞬間もまた幻想的で、こちらも写真に収めることができましたよ。さっきまでモクモクしていた雲海も、晴れる時は一瞬。2分程の間に夢幻だったかのごとくスーッと消えていきました。
8時なので辺りはもうすっかり明るくなっていますね。今回の撮影、ロケハンなしで初めての撮影だったので、朝日の段階で構図を練れておらず、それだけが心残りではあります。次は初夏の水入れ時にまた来ます。
自転車に戻ってみると装備が凍ってるじゃありませんか(笑)
他のカメラマンの方は温かいブーツなど履いていますが、私は自転車日本一周中。しかも靴は昨日の雨で水没。・・・足が凍傷になるんじゃないかとヒヤヒヤもんの寒さでした。何しろクロックスにくるぶしソックスですからね。
でも、頑張ったからこそ見える景色があるんです。そして私はそういう自然の景色が大好きで、風景撮影が大好きで、もう棚田ラブ、雲海ラブです。
星峠の棚田、全景はコチラ
雲海が消えて星峠の棚田を見晴らすことができました。紅葉もきれいで、秋の棚田の姿としては申し分ないのではないでしょうか。
星峠の棚田に大満足な朝でした。もう1日が終わったかのような達成感。これからはチャリダー改めタナダーになろうかしら!
星峠の棚田とは?
順序は逆になりますが、今回訪れた星峠の棚田をご紹介します。
星峠の棚田は新潟県十日町松代というところにある棚田。棚田なので当然お米が作られており、道の駅まつだいふるさと会館では「星峠の棚田コシヒカリ」を食べることができます。
一方で、その棚田の景色が日本の原風景として美しく、多くの観光客、特に写真愛好家を惹きつけて止まない絶景ポイントとして人気です。日本の棚田百選に選出されており、日本の棚田の中で最も人気がある場所の一つですね。シーズンともなれば何十人、あるいはそれ以上のガチカメラマンが列をなして三脚を並べる異様な光景となることでも有名です(笑)
棚田のベストシーズンは?
棚田は四季折々美しい景色を楽しめますが、個人的には水が張ってある景色が一番きれいかなと。田植え時期(4月~6月)と収穫後(10月~11月)は棚田に水が張られているのでおすすめ。
ちなみに、棚田は中部から西日本に多く、中国、四国、九州は棚田の宝庫。逆に東北や北海道は少ないです。つまり・・・旅の後半は棚田のチャンスが多いということですね!
土谷棚田(長崎県)、浜野浦の棚田(佐賀県)、丸山千枚田(三重県)などは、風景写真が好きな者としては死んでも行きたいところ。私はちょうど水入れの時期(4月~5月)に九州や四国にいる予定なので、棚田に行く予定です!
秋の棚田撮影で気を付けたいこと
とにかく寒いです。
体は気合で何とかするとしても、カメラやレンズが凍ってしまうのが困ったところ。撮影中もレンズが凍っちゃって何度もクリーナーで拭いたりしていました。
氷点下の環境にカメラをいきなり出すと、レンズもカメラ本体も結露が生じて動作不良の原因になったり、なにより白く曇ってしまって撮影できません。対策としては撮影開始時刻より前に到着して、カメラとレンズを寒さに慣らしておくことしかなさそうです。後はタオルを置いて温めたり、ホッカイロを使ったりと人によって工夫しているようですね。
再び日本海側へ
清津峡、美人林、星峠の棚田といずれも無事撮影できたので、ようやく新潟の日本海側へ戻ります(汗)
本日通った山道は紅葉がきれいで走っていて気持ちよかった。
イチョウも見事に色づいて見頃を迎えています。
今日は久しぶりにいい天気。前も後も曇りと雨ばかりで・・・新潟は年間の2/3が曇りか雨で晴れが少ないんだそうです。住むには大変そうですね(汗)
荷台の荷物がどうにも不安定なのでホームセンターで固定用の荷造りロープを購入。
出発して150日以上経っていますが、ここにきて伸びないタイプの紐に変更しました。初めからこうしておけばよかったですね・・・。後続のチャリダーさんには是非参考にしてほしいところです。
新潟県、ラーメン屋多くない?
何か定食でもと、探しながら走れど走れど目に入るのはラーメン屋ばかり!
新潟はラーメン屋が多い気がしますね。観念して十六屋というラーメン屋さんでお昼をいただきます。
お味は、まあ普通(笑)
その後、コインランドリーで洗濯しようかと思ったんですが、値段が高くてやめちゃいました。やっぱりチェーン店じゃないと高くついちゃいますね。洗濯はまた今度にして、テントを干しながらしばし休憩。
今朝は3時起きなのでさすがに疲れていたらしく、1時間ほど昼寝してしまいました。
快活先生お久しぶりです!
旅再開後、初のネットカフェ。これから先、ネットカフェは極力利用したくないんですが、今日は疲れていたのでここまでにしようと思います。新潟県も後少しですね。
今日の移動ルートと旅データ
本日の走行距離 | 48km |
総走行距離 | 5,364km |
平均走行速度 | 13.3km/h |
スタート | 道の駅「まつだいふるさと会館」 |
ゴール | ネットカフェ「快活クラブ(上越市役所前店)」 |
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コメント一覧 (3件)
清津峡・星峠の棚田いずれも懐かしい。
美人林は俺は行けなかったから、羨ましい!
紅葉の時期もやっぱり、綺麗だね♪雪化粧もいつか見てみたい気はするが…厳しそうだねw
寒さが少しずつ厳しくなってくるだろうから、気をつけて〜
こにーちゃん、もはや黒歴史やないかい笑
美人林は新緑、紅葉、冬ぜんぶいい感じがするねー(๑´ڡ`๑)
今週半ばから寒さやばそうだぜ。
ぼちぼち頑張ります(´▽`)