自転車日本一周137日目です(プレートにはなぜか154日目と書いてありますね・・・計算ミスってた??)昨晩は長岡市にある公園で野宿しておりました。こうして正面から見ると目立つ感じがしますが、外から見ると東屋の外壁で実はあまり目立ちません。
人も少なく、時間をあまり気にせゆっくり休むことができました。
朝ご飯を食べて9時半ごろ、ゆっくりとスタートです!
明日の雨に備えなければ・・・
明日は降水確率100%ということで、雨をしのげて、かつ明後日に繋がるような場所まで進んでおく必要があります。お天気が悪いと移動計画もよりシビアなものに(ง `ω´)۶
出発後、程なくして道の駅「ちぢみの里おぢや」があったので小休止。
ちぢみは「チヂミ」ではなく「縮み」だった
Google画像検索より抜粋
この道の駅を見て「ちぢみって何やねん?」と思っていたんですが、韓国料理でお馴染みのチヂミではなく、織物の縮みのことだそうです。織物に皺(しわ)を付ける技法として小千谷縮は素晴らしいようで、無形文化遺産にも登録されています。
織った後に雪の上で寝かせるのが春を迎える風物詩になっているんですって。
チェーンがキシキシしてきました。チェーンのオイルが不足すると自転車を漕いだ感覚が一気に重くなります。面倒くさがらず、オイルをさしてやるとびっくりするくらい滑らかな走り心地に大変身。
道の駅でオイルをさして出発です。
道路脇にピラミッド??
道路わきに不思議なピラミッドがあり、何かと思うと「消雪用の送水ポンプ施設」なんだとか。
イラストによれば、雪国では雪かきで集まった雪を排水溝に流すみたいですが、その溜まった雪を流すために川から水を汲んで流水するポンプ・・・みたい。
基本雪が降らず、除雪や雪かきという文化がない場所で生まれ育っているので想像できないんですが、雪国では馴染みの光景なんでしょうか?
道の駅ちぢみの里から数キロの所にまた道の駅が!新潟は面積が広いこともあって、道の駅の数が多いです。旅人にはありがたい限り。
道の駅「越後川口」は物産館なんですが大盛況!新潟産の梨を買おうと思ったんですが、あまりの行列に断念。
越後製菓さんじゃありませんかー!ザ・新潟の企業って感じ。
本社は昨日いた長岡にあったようですね。高橋秀樹のCMが印象的でした。
コシヒカリと言えば魚沼産コシヒカリ
魚沼市に入りました!あまりに有名な市なので、何をするわけでもないんですがテンション上がります。米と言えばコシヒカリ、コシヒカリと言えば魚沼産コシヒカリ。そんな魚沼までチャリで来たのかと思うと何だか嬉しくなっちゃいます。
なお、新潟で生産されるお米は約1000万人が食べているとのことで、1/10は新潟県産のお米を食べている計算ですね。さすが日本一の米どころ。
コシヒカリの発祥は福井県だそうですが、現在ではそのほとんどが新潟県で生産されています。コメの生産量で言えば新潟、北海道、秋田が他県を圧倒しており、実際走っても広大な田んぼが広がっていました。(特に秋田はヤバかった笑)
一級河川である魚野川(うおのがわ)が流れ、稲作に重要な役割と果たしています。源流は群馬の名峰「谷川岳」です。谷川岳登山した過ぎぃ・・・。谷川岳と言えば世界一、人が亡くなっている山として有名(登山ではなくクライミングが原因らしいですが)。
開高健さんが愛した山菜ごはん、魚沼名物「開口めし」
魚沼でお昼ご飯を食べようとググってみると、開高めしというワードがヒットします。近くに食べれるお店「レストラン モンブラン」があったので行ってみました。
こちらが開高めし。芥川賞作家で釣り師の開高健(かいこうたけし)さんという方が愛したものらしく、今では魚沼の名物になっているとか。元々、魚沼の銀山平という所で開高さんが好んで食べたご飯で、少ない油で炒めた山菜ごはんに紅ショウガを添えたものを指すようです。アツアツでメチャうまでした。
ご飯はもちろん魚沼産コシヒカリ!魚沼では魚沼産コシヒカリ以外食べてはいけないという条例があるので、これは当たり前ですね(ウソです)。
いやでも、魚沼で魚沼産以外の米出してきたらさすがに暴動起こします٩(◦`□´◦)۶ どこのお店も「魚沼産コシヒカリ使ってます」と暖簾やら旗が上がっているのでご安心を(笑)
裸の王様で芥川賞を受賞(1958年)・・・勉強になりました。
水がきれいだからか、ワサビの栽培なんかもありましたよ。
魚沼から眺める美しい山の連嶺
魚沼を走っていると嫌でも美しい山が目に入る・・・ああ、マジで登山したい!
どれがどれか特定できないんですが、新潟には越後三山という魅力的すぎる山があります。越後三山とは越後駒ヶ岳(100名山)、中ノ岳(200名山)、八海山(200名山)の並びで、縦走もできるみたい(難路のようですが)!
来年登りたい山リストはすでにパンパンなので、すぐ行けるかは分かりませんが、来年あるいは再来年には縦走挑戦したいですね。
魚沼から南魚沼市へ。なんと東京までたったの240kmしかないらしい。3日あれば帰れちゃうじゃん。
この辺りは五日町、六日町、九日町など、青森の八戸、二戸、三戸のように町名が数になっていて面白い。
素晴らしい道の駅「南魚沼」
道の駅南魚沼に到着です。何だか夜遅いように見えますが、これまだ17時ちょっと過ぎですよ?最近日が本当短くてピンチです。17時には真っ暗。
道の駅南魚沼は比較的新しい道の駅のようで、建物の外観が非常に綺麗、流れてるBGMがお洒落、軒があって雨をしのげる、トイレがきれい、広い休憩所がある、コンセントがたくさんある、wifiが高速・・・と、かなり神がかっている道の駅。
まだやっていたので物産館に寄ります。
新潟と言ったらお米、お米と言ったら日本酒!
酒粕が売られていて辺り一面甘酒の匂い。ちょ、やめて。酒テロ止めて。
渋抜き済みの柿が破格で売られてます。この量で200円とかどんだけデフレなの!これだから道の駅の物産館はたまらん。さわし柿を購入。焼酎で渋抜きしているんですって!
後日談ですが、めっちゃ甘くて超絶美味しかったです。
道の駅南魚沼に来たら「どぶろく」を飲もう
どぶろくというお酒が売られていました。どぶろくとは日本酒の原酒を一切濾さず、液体とお米などの酒粕が混じった濁り酒の事を指すそうです。ここから個体成分をきれいに濾した物が清酒と呼ばれるんだとか。普段、日本酒は飲まないのであまり詳しくないんですが、店員さんが親切に教えてくださいました。
酒粕の匂いにあてられ、どぶろくのミニを購入(笑)
㐂八(きはち)という種類を買ってみました。「開高めし」と「どぶろく」を味わえば魚沼産コシヒカリ制覇したと言ってもいいでしょう(๑╹ڡ╹๑)p♪
さて、㐂八ですが度数17度とは思えない程飲みやすい!お酒にお米が入っているというのも新鮮で、口当たりは何だか甘酒を飲んでいるかのよう。甘くてすっきりとした飲み心地でついつい飲み過ぎる。
泥酔した清宮はこの後ブログを書けるはずもなく、泥のように眠るのでした笑
この日は「ねずみさん」という旅人もご一緒で、旅の話をして盛り上がりました。毎年日本全国を歩いているようで、なんと日本にある道の駅すべてを制覇されているとか!マジですごすぎ!
「ここの道の駅はあーだこーだ。あそこは最高でここは・・・」など、道の駅の話で大いに盛り上がったのでした。
今日の移動ルートと旅データ
本日の走行距離 | 69km |
総走行距離 | 5,266km |
平均走行速度 | 15.8km/h |
スタート | 野宿「今宮公園」(新潟県) |
ゴール | 道の駅「南魚沼」(新潟県) |
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コメント一覧 (3件)
はじめまして
楽しく拝見しています。
狙ってなのか、偶然なのか、写真の中央に写っているのが越後三山です。
中央左から越後駒ケ岳、奥まって少し低く見えているのが中の岳、右が八海山ですよ。
これからも道中お気をつけて♪
はじめまして!こめんとありがとうございます(๑´ڡ`๑)
地図の方向的に八海山が写っているはずだとはおもっていたんですが、まさかずばりだったとは!
越後三山は可能なら来年にでも縦走したいと思っています。巻機山もいいですねぇ。
新潟はなかなか寒くなっておりますが、頑張って大阪まで進みます。
これからもブログよろしくお願いします☆