コロナウイルス・・・ここまでの大騒動になるとは思いませんでしたね。
私は電車通勤ということで、ウイルスの温床になり得る満員電車のリスクに接触していましたが、できれば避けたいところ。
オフィスワーカーなのでオフィスでの仕事が原則ではありますが、こういった特殊な状況では自宅でのリモートワークも検討すべきだと思い実践してみました。
実施の可否は会社によるかと思いますが、実際に自宅でリモートワークをしてみた感想や利点欠点、向き不向き等をまとめてみようと思います。
【利点】コミュニケーションに時間が取られず集中できる
一人で仕事をすると、集中できます。
これはちょっと意外でした。
自宅で仕事をすると誘惑に気をとられて仕事に集中できないのでは?…と思っていたからです。
集中力が増した理由はいくつかあると思っています。
1. 自分のペースで集中できる
オフィスで流れる時間は人それぞれです。
集中してタスクと向き合っている人もいれば、その間、コーヒーを飲んで休憩をとっている人もいる。
それが当たり前です。
集中の度合いも時間によって人それぞれ。
自分はいわゆるゾーンに入って新しいアイディアを捻りだそうと考えているときに、些細な質問をされて集中の糸が切れてしまうことも。
一方、自宅でのリモートワークでは、周りの人に話しかけられることがないので、その分集中しやすい環境だと言えるでしょう。私にはこれが凄い合っていました。
今思えば大学の試験勉強も自宅で一人集中する人と、アトリウムなどで友達と一緒に勉強する人とがいます、私は前者でしたので、そもそも一人で作業するのが性に合っているのかもしれません。
2. 働く環境を変えることが仕事に新鮮な空気をもたらす
毎日毎日、同じ場所の同じデスクで、同じ人の横で、同じ方向を向いて仕事をするというのは、私はあまり効率的ではないように思います。
その環境に慣れてしまうと緊張感や集中力が減ってしまうように思うからです。
外資系の企業ではフリーアドレスで固定の机を設定せず、毎日好きな場所で仕事ができる会社もあると聞きます。
狙っている効果は同じかもしれませんね。
環境が変われば気持ちも変わるもの。
自宅は慣れ親しんだ場所ではありますが、そこで仕事をすることは非日常的であり、その体験が気持ちをフレッシュにしてくれます。
例えば転職して新しい職場に就いた時、部署転換で新しいフロアに行った時、新人のメンターとして横に新人が来た時。
フレッシュな環境では気が引き締まるもの。
在宅勤務もこれと近い効果を生むことができると思います。
【利点】通勤時間の短縮とストレス解消
今回のリモートワークの目的はそもそも、ウイルス感染の原因となり得る電車利用を避ける事でしたので、電車を利用しなくていいのは最大の利点です。
しかし電車通勤しないのは感染のリスクを下げるだけではありませんでした。リモートワークをして感じたのは、通勤がいかに多くの時間を必要とし、ストレスとなっているかが分かったんです。
通勤時間をリモートワークにより無くすことで、多くの利点を感じました。
1. 通勤時間を朝のランニングの時間に変える
例えば、週に1回だけでも在宅勤務をし、通勤時間をランニングへの時間に充てるんです。
運動不足になりがちな現代。
在宅によるリモートワークでは本来なら電車で揺られるだけの時間をランニング(運動)の時間に変えられます。
定期的な運動が大切とは言うけれど、日々の仕事の中でその時間を確保することがどれだけ難しいかは、働いている人なら皆さん分かっていただけますよね。
何より、朝からランニングをして脳に酸素を取り込むことにより、仕事の集中力を大幅に上げることができたのには驚きました。
めちゃくちゃフレッシュな気持ちで仕事できますからね。
走った後にシャワーを浴びて仕事に入ることで、敵なしの集中力を発揮することができますよ(私は)。
2. 疲れた時は多めの睡眠をとれる
仕事の波は誰にでも、どんな人にでもあるもの。
前日が猛烈に忙しかったならば、次の日はゆっくり出勤したい。
そんな経験、誰にでもありますよね。
そんな時に、通勤時間=自宅で寝る時間に変えることができたら?普段より睡眠時間を伸ばすことができたならば?
睡眠と仕事の質には密接な関係があります。
リモートワークで通勤時間をゼロにすることで、自分自身の体力を管理しやすくなるメリットを感じました。
3. 通勤の疲れがゼロに
通勤しないで初めてわかったことですが通勤はとても疲れます。
電車内でのストレスって意外に大きいみたい。
例えば立ち続ける体力とか、不快な人とのせめぎ合いなど・・・。
これが週に1回無いだけで、金曜の疲れ方に大きな差があると思いますよ。
リモートワーク(在宅勤務)がおすすめできる人物とは?
コロナの対策としても仕事の能率を上げるという意味でも、リモートワーク(在宅勤務)はかなりおすすめできます。実践を通じて上で挙げたメリットをかなり感じています。では、そんな自宅勤務やリモートワークは誰にでもおすすめできるのか?という点について少し書いてみたいと思います。
リモートワークがおすすめできる人物像は結構シンプルだと思います。
ズバリ…!!
パフォーマンスが成果に直結する人
自分自身の仕事が短期的な成果(新規取引の成約や売り上げ向上)や長期的な成果(給料アップや待遇向上)に結びついている人にはリモートワークが特におすすめできます。
なぜなら、貴方がどこで仕事をしようが、どこで何をしていようが関係ありません。
結果が全てだからです。
例えば、自宅で仕事をしながら大音量で音楽を聴こうが、たまにランニングに出かけようが、たまにスマホで遊ぼうが、どこで何をしようが、このような人には仕事の能率が上がり、アウトプットされる仕事の質が改善されることが何より大切です。
成果が全てなので、過程は本当にどうだっていいんです。
フリーランスの人は常にそういった環境に身を置いているのだと思いますが、サラリーマンである限り、オフィスへの出勤や周りの人と歩調を合わせることが少なからず要求されます。
リモートワークで仕事をさぼって売り上げが下がっても貴方の責任。
1時間ランニングをすることで、仕事の成果が上がるか、下がるか、それは貴方の責任。
しかし、それこそがワークライフバランスであり、本来社会人には求められるべき能力だと思うんです。
だからこそ、日々の業務が成果に直結しているサラリーマンはリモートワークを取り入れてみる価値が大いにあります。
環境や習慣を変えてみるだけで、仕事のパフォーマンスが向上するかもしれませんよ。
逆に言うと、そうでない人にはあまりおすすめできません。
ただのサボりにつながってしまう可能性が高いからです。
社内での不公平感や部下からの依頼にはどう対処すべき?
あなたがリモートワークをしていると、周りの人や部下がリモートワークを希望してくるかもしれません。
もしオフィスで一部の人だけがリモートワークを許可されていると、不公平だと思う人が現れ、その人への不信感に繋がりかねません。
そのような問題を画一的に解決する答えはないと思いますが、私の実例を踏まえて解決策をいくつかご紹介できればと思います。
リモートワークする日をローテーションする
全員がオフィスから離れると、どうしても離れられな現場のスタッフ(電話対応のサポートメンバーや出荷担当の人)から不満が出るかもしれません。
そのような場合は、リモートワークしたい人でローテーションを決めて、オフィスにいる人数のバランスを取ると良いでしょう。
リモートワークが仕事の効率を高める可能性があると言っても、それは個人での話、会社としてスタッフ全員がリモートワークしてしまうと会社としての能率が下がってしまう可能性は十分あります。
また、一人では仕事を任せられない従業員にリモートワークはおすすめできません。そのような社員がリモートワークを希望してきた場合は、要注意かもしれませんね。
安心して結果を出せる社員限定にすべきだと思います。
社内での不公平感解消のためにも、希望者には何度か実践させてみながら、リモートワークできない人、すべきではない人への配慮も欠かさないでいたいですね。
過程ではなく、パフォーマンスで評価
部下がリモートワークをする場合、サボっていないか、普段と比べて仕事の進捗はどうなのか気になるものです。
しかし、猜疑心から抜き打ちでメールやスカイプをするのではいかにも小物と言う感じがして嫌ですよね。
許可するのであればドシッと構えて結果で評価しましょう。
リモートワークで大切なのは、オフィスではなく自宅などで仕事をすることでパフォーマンスが向上するかどうかです。心配な気持ちはグッとこらえて、日ごろと比べて仕事の効率が上がっているのか、質が上がっているのか、結果で評価することが大切です。
リモートワーク(在宅勤務)をしてみたい貴方へ
メリットは分かるけど、会社の体質的に、上司の性格的に許可してくれそうもない。
でも、本当にそうでしょうか?
勝手にそう判断しているだけかもしれませんよ?
私は以前、お堅い内資系企業に勤めていましたが、それでも自分の意見を発信することで、変えられたこともありました。
在宅勤務やリモートワークなどは当たり前な世の中になっていると思います。ある意味、コロナウイルスを口実に新しい風土を取り入れるのには追い風です。
試したいけど試せていない人は、まずは上司に相談して、結果が全てであることを説明しつつ、当然のように結果を出せばすべてが丸く収まるものかと思います。
コロナがきっかけで実践したリモートワーク(在宅勤務)でしたが、すごいお勧めなのでぜひ実践してみてください。
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