こんにちは!自転車日本一周17日目です。昨日は日光の社寺を観光してから、初のゲストハウスに宿泊しました。日光と言えば世界遺産の社寺がまず思い浮かびますが、自然も豊富。特に日光連山や奥白根山をはじめとした登山も人気です。
今日は自転車日本一周として初めての登山に挑戦する予定です。
それでは、17日目いってみよー!
登山の拠点「素泊まりinn ゲストハウス日光」
ゲストハウス「素泊まりinn ゲストハウス日光」のベッドにて起床。ただ今、朝の6時半です。奥の窓から見える青空が気分を高めてくれますね。今日はゲストハウスを拠点にして、バスで中禅寺湖へ向かいます。
自転車日本一周中ではありますが、いろは坂という難所を自転車移動してから登山と言うのはあまりに無謀だと思い、自分の実力を鑑みて中禅寺湖まではバスで向かうことにします。登山のザックを持ちながら自転車移動も不安ですしね。登山前に足を疲れさせるのも心配です。
外に出てみると本当にいい天気。
雲一つない快晴です。ここまで晴れたのは久しぶりじゃないかな?
登山にもっていく装備をご紹介します。
- 三脚
- カメラ関係
- クッカー、ストーブ、ガス
- ラーメン
- 水、爽健美茶
- カロリーメイト
- ヘッドライト
- ジャケット
- レインウェア
日帰り登山ですし、今日は快晴なのでレインウェアとかヘッドライトなくても大丈夫だと思うんですが、万が一のためと、重さに慣れるために携帯していこうと思います。
ザックはSummit Tourという50Lのもの。日帰り登山にはややオーバースペックですが、自転車日本一周ではテント泊登山にも挑戦したいので、テントでも日帰りでも対応できる容量のザックを選びました。
中禅寺湖方面に行くバスを確認します。ゲストハウスの目の前にバス停(安良沢)があるので超便利。8:06のバスで行くことにしましょう。
ゲストハウスでコーヒーを飲んでバスを待ち、時刻になったら乗車して中禅寺湖へ向かいます!
それにしても、日光のバスの高さに驚く。ここから中禅寺湖まで片道900円とは。
日本三代瀑布「華厳の滝」
降りたのは中禅寺温泉というバス停です。登山の前に、ここから徒歩数分にある華厳の滝(けごんのたき)へ向かいます。
バスを降りると目の前に大きな山が。華厳の滝を見た後に登ります。こうしてみると本当に大きくて、片道3時間程度で登れる山なのか不安な気持ちに。
中禅寺温泉から華厳の滝までは本当あっという間です。
お!見えていましたね!華厳の滝です!!
日本三大シリーズは諸説あり、三大瀑布についても幾つかの主張があるみたいですね(笑)
エレベーターで下に降りて近くから見ることもできますし、滝近くには無料の展望台もあります。
無料展望台からの眺めはこんなかんじです。真正面から見ることはできず、滝の下の方が隠れてしまいます。
でも、同じ三名瀑の袋田の滝「袋田の滝」はお金払わないと見れないので、それを考えればいい方かも?
無料の展望台があるとは知らなかったので、有料のエレベーターで下まで降りるか悩んだんですが、せっかくの機会なので、エレベーターで近くまで行くことにします。大人往復550円也。
袋田の滝の時も感じましたが、滝を見るためにお金払ってエレベーター使うのにはちょっと違和感を感じてしまいます。観光名所なので見やすいように整備されているのは便利と言えば便利なんですけどね。
さあ!いよいよ華厳の滝の全貌を見ることできます!
それがこちら、ドンッ!
おおー!これは圧巻の光景ですね
華厳の滝は97mの高さがある大きな滝で、日本三名瀑の一つに数えられています。中禅寺湖から流れる大量の水が落ちる様は圧巻です。本当に雲一つない晴天で、がつーんと青空が抜けていますね。
中禅寺湖には華厳の滝以外にも、竜頭の滝(りゅうずのたき)という有名な滝があるんですが、ちょっと離れているので今回は断念します。これから登山があるので、あまり時間かけていられないので(汗)
華厳の滝を堪能したところで、次はこの度初めての登山へ向かいましょう!
中禅寺湖沿いを歩いていると木刀が売られていました。小学生だったころ、日光で買ったなぁ。あれはもう20年くらい前の話なのかと思うと涙が目頭が熱くなりますね。小学生の男子は皆木刀に憧れ、なけなしの小遣いをはたいてお土産に買ったものです。
中禅寺湖を眺めながら二荒山神社へ
中禅寺湖ほとりに大きな鳥居が、目的の二荒山神社が近づいているようです。
15分ほど歩いて着きました!二荒山神社の中宮祠(ちゅうぐうし)です。
昨日の記事(【旅16日目】世界遺産「日光の社寺」)で出てきた二荒山神社は本社で、奥宮(おくみや)が山の頂上にあるため、中間の位置にあるここは中宮祠と呼ばれているそうです。
これから登る男体山は日本百名山の一つに選ばれています。ここから近くにある女峰山と対の関係にあるそうです。栃木県だと他には白根山の人気が高いみたいですね。
往路4時間、復路3時間の計7時間程度の登山工程で、山頂からの景色は抜群だといいます。日帰りできる登山ですし、中禅寺湖からも近い、日本百名山だし Japan Nomad 登山第一弾に打ってつけ!そう思い、選んだわけです。
がしかし。おいおい男体山。この山、体力的に滅茶苦茶疲れる山でした。
男体山登山スタート
男体山は二荒山神社の私有地と言うことで珍しく登山できない時期(冬季)が定められていたり、入山料が必要な山。日本百名山では唯一ですね。
さあ!男体山の登山、スタートです!
お、おう。いきなりこんな感じか。始めは山肌感満載の道からスタートのようですね。
1合目・・・まだスタートしたばかりですが「あれ?俺ってこんなに体力なかったかな」と思わされるような、いきなりかなりの斜度です。足場が土草道であまりよくありません。すれ違う人と「いきなりこれはキツイっすね(汗)」という会話をしながら前進します。
まだ三合目か・・・いや、すでに、かなり、疲れて・・・いるんですが?男体山、登りはじめからずっと角度がきついので、初めに心折られるかたも多いです。途中で出会ったご夫婦は3合目に着く前に折り返してました。それくらいキツイっす。
中禅寺湖を見ても、まだまだ先は長いですね。
基本的には直登直登の山ですが、途中コンクリート道を歩いて再び山の中へ。
修験道としても使われれているそうですが、納得の道のり。三角錐の山体を見ればわかる通り、中禅寺湖から山頂まではひたすら直登です。
遊びもなく、飾り気もない登山道ですので、無心でひたすら登るのみ。
高度が上がると中禅寺湖がよく見えます。この景色だけが癒し。山頂から望む景色を心待ちに、ひたすら登っていきます。
おおー!なんとなく頂上が近づいている感じがする。まだ雲にも追いつかれてないし、頑張れ!
もうね、この辺りになると死にそうでした。数分歩いてはちょっと止まり、また歩いては泊まりの繰り返しです。
男体山(2486m)登頂
息も絶え絶えになりながら、男体山の山頂(2486m)に到着ー!
周囲の山と比べても男体山は高いほうですね。
ちょっと場所を移動して・・・
自分を入れて記念撮影。カメラがでかくなり、複雑になるほど他の人に撮ってもらうのが難しい・・・一眼持っている人がいれば頼むんですが、山だとデカいカメラ携帯しない人も多くて、判別が難しい。
男体山の山頂には聖剣があります。
結構デカイですよ!
以前は鉄製だったんだそうです(が、誰も抜かないから腐って折れてしまったらしい。これは2代目ということです。)
3時間で登れる山にしては、山頂からの景色は相当なものだと思います。少し霞んでしまったが残念ですが、中禅寺湖をはじめとして、360度の大展望が広がっています。
普段登山をしない方には登るのが大変すぎるということはありますが、この景色にはその価値があると思います!
登った道を下山して、バスでゲストハウスまで戻ります。
自転車でいろは坂登ってきてたら、男体山登りきれなかったかも。もっと体力をつけなければ!
・
・
・
ゲストハウスで焼肉パーティ
ゲストハウスに戻ると、オーバーさんから「肉でも焼いて食べない?」とお誘いを受けました。
そりゃ…
食べますよね!!!
登山でへろへろでしたが、オーナーさんと一緒にスーパーに肉を買いに行きビールを飲んでBBQです!
行ったスーパーの割引率が高すぎて、破格で大量のお肉を買って焼いて食って食べまくる!
昨日今日とたまたま私しか宿泊がいなかったので、オーナーさんが特別にBBQを提案してくださいました。
「素泊まりinn ゲストハウス日光」のオーナーさん、気さくでお話し好きで話しているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。ホームページを持ってないので、グーグルで調べると分りにくいですが、楽天トラベルなどで調べればでてきます。
素泊まりinnゲストハウス日光 評価4.94って凄すぎでしょ。限りなく5に近い。
ゲストハウスとは言うものの、内装もベッドも何もかも「ゲストハウス」のそれとはクオリティーが全然異なり、ちょっとしたホテルのような気分を味わえます。しかも!値段はゲストハウスプライス。
日本一周チャリダーが来たらよろしくお願いしますと伝えておきました。日光に来た際にはぜひ泊まってみてください。
お酒弱いのにロングお代わりしちゃったよ。でもさ、お肉があったらビール欲しくなるのよ。
華厳の滝は壮観だったし、男体山は死ぬほど疲れたけど登山は楽しい!頂上からの景色は最高!お肉はうまいし、最高ですがな。
BBQの後、へろへろながら何とかお風呂に入り、ベッドに倒れ込んだのでした。
日付 | 2016年5月8日 |
走行距離 | 0km |
総走行距離 | 539km |
スタート | ゲストハウス「素泊まりinn ゲストハウス日光」 |
ゴール | ゲストハウス「素泊まりinn ゲストハウス日光」 |
お気軽にコメントください