鎌倉全体に神社仏閣が点在していますが、中でも北鎌倉エリアには多くのお寺が存在します。円覚寺、東慶寺、浄智寺、海蔵寺、寿福寺、明月院・・・等々。小さなお寺も入れればもっとたくさんあると思います。
本当は全部周りたいんですが、子太郎の散歩やら日本一周の準備やらで中々時間が取れず、今回は隙間時間を利用して、北鎌倉の中でも建長寺と英勝寺に行ってきました!
素敵な雲龍図がある北鎌倉「建長寺(けんちょうじ)」
建長寺は北鎌倉駅から歩いて10分ほどのところに位置する大きな寺院です。
起源は建長元年(1249年)に遡ります。
三門や法堂いずれも歴史を感じる非常に大きな建物で、鎌倉のお寺の中でも規模も建物の大きさも最大レベルだと思います。
この時期は鎌倉の多くのお寺に梅が咲きますが、建長寺は梅の花がほとんどありませんでした。ちょっと残念。
とても立派な唐門(からもん)があったり無料で庭園を見れたりしますが、あまり時間がなかったので目的の雲龍図へ直行します。
こちらがお目当ての雲龍図です!
仏教の世界で龍は龍神と呼ばれ、仏の教えを説いたり、雨を降らしたり、お寺を火災から守るなど、ありがたい存在として祭られているようです。
雲龍図(うんりゅうず)は文字通り龍×雲の絵ですが、迫力ありますねー!写真撮影的にもとってもカッコいい被写体になってくれます。見応えあるので、これを見るだけでもお寺を訪れる価値があるんじゃないかと思います。
こちらは建長寺の法堂天井に描かれています。
天井に描かれていますが、真下まで行くことができないので写真撮影はちょっと大変です。上下逆さになってしまうので、撮ってから上下反転しています。また、迫力を出すためにシャドウ、黒レベル強めのモノクロで表現してみました。
龍が手に持ってるのは・・・ドラゴンボールじゃないですよね?
調べてみると、これは如意宝珠(にょいほうじゅ)と呼ばれる「意のままに願を叶えることができる宝石」なんだそうです。なるほど・・・ドラゴンボールはまさにここから来ているわけですな!
花と竹林のお寺「英勝寺(えいしょうじ)」
英勝寺は鎌倉唯一の尼寺で、一年を通じて様々なお花が咲きます。この時期は、もちろん梅ですね。
もう少しすれば桜、藤、つつじが、秋になれば曼珠沙華や紅葉を見ることができるようです。
英勝寺は北鎌倉から鎌倉方面へ歩いていき、小町通り近くにひっそりと佇んでいます。他のお寺と違い、入り口にどんっと大きな門があるわけではないので、見過ごさないよう注意が必要です。
入り口がなんだか洋風に感じるのは自分だけでしょうか?
仏殿の扉にセミの金具が付いていました。珍しいので見ていると、お寺の方が説明しにきてくれました。
お寺を周っていて説明してくれたのはこのお寺が初めてです。とっても親切なおじちゃんで英勝寺の魅力をたっくさん語ってくださいました。
セミは約7年ほど地中で幼虫として過ごし、その後わずかな期間成虫として地上で暮らしますが、長い間地中にいて、そこから成虫になる様から「生まれ変わり」の象徴なんだそうです。
仏殿の軒に十二支の彫刻がありました。
一応、今年の干支であるお猿さんだけお写真撮っておきました。何か良いことありますように(o˘◡˘o)
英勝寺の立派な竹林
お寺の奥の方に立派な竹林があります!
この竹林目当てで英勝寺まで来たわけですな。
樹齢どれくらいなんでしょうか?竹を樹齢とは言わないのかもしれませんが、いずれもかなり背が大きく、さわやかな緑の葉としっとりとした竹の色が絶妙でした。
竹林と言えば京都の嵯峨野が言わずもがな有名ですが、こんな身近にも立派な竹林があるなんて知りませんでした。
鎌倉は平日でも構わず混んでいることが多いんですが、英勝寺は幸い空いていました。長谷寺や明月院などと比べると知名度は確かに低いですし、場所も北鎌倉近くの円覚寺等と比べて微妙なところにあるので、穴場的存在かもしれません。
まとめ
建長寺の雲龍図と英勝寺の竹林を撮りに久しぶりに北鎌倉エリアを散策しました。お寺はいくらでもあるので、目的のお寺を決めてはしごするのも良し、お気に入りのお寺をじっくり見て周るのも楽しいと思います。建長寺の雲竜図と英勝寺の竹林、どちらも見応えがあるので、北鎌倉に行った際にはぜひ寄ってみてください(๑╹ڡ╹๑)p♪
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