自転車日本一周288日目は清里からスタート!元々の計画では、小海町まで行くか、あるいはその手前にある無人駅で野宿しようとしていましたが、吐竜の滝の撮影に熱中してしまい計画変更。清里は夜になると人なんかいないので、その辺の廃屋の駐車場を一晩お借りしました。
幕営の角度や位置を工夫するだけで驚く程に公共の目から逃れることができます。今や野宿レベルはS級かと思いますが、それが今後の人生で役に立つのかはまた別問題(笑)
JR線で最高地点!?日本で一番高いJR駅「野辺山」へ
清里から少し走ると、長野県へ突入!長野に入ったことで、42県到達となります(๑╹ڡ╹๑)p♪
残された県は、群馬→埼玉→東京→神奈川のみ…!!
予定通りいけば、私の日本一周は・・・今日含めて、残り・・・5日です。
長野県の南牧村へと入ったことで見えてきましたー!!
いや、雲で見えてはないけれど、これはこれで、夏山っぽくてあり。
赤岳、横岳、阿弥陀岳、硫黄岳などが連なる、八ヶ岳です!
(登山したいー!!!)
この辺りはJR線の最高到達地点のようです。標高は1375mなので、そこまで高い感じはしませんが、電車が走っているかと思えば、確かに高いのかな?自転車で到達可能な最高地点となると、北アルプス最南部にある乗鞍岳の千畳敷となります。自転車で行くなんてゴイスーです。
ちなみに、乗鞍岳に関して言えば、今年の厳冬期に登山しようと企んでおります。
愛しの八ヶ岳は若干雲が多い。梅雨ですからね。今は雲がある景色を楽しんで、次は八ヶ岳に登山するときかな。八ヶ岳の登山時期はまだ未定。
小海まで標高を一気に失い、その後は・・・
野辺山を越え、その後は長野県の小海(こうみ)を目指します。
清原高原は野辺山が最高点ですので、ここから先は、下りのみ…!!
自転車乗りが一番楽しみにしている時間の始まりです。
清里高原は野菜が有名なんですかね?特にレタス畑が多いように感じました。
雲が多すぎて最早何の山なのかは不明(笑)
心の目で見れば八ヶ岳に見えてくる??
・・・
さて、小海までかっ飛ばして、お昼ご飯はスーパーで充電しながら済ませます。
今日はこれから、山を越えます。
繰り返します、山を、越えます。
(今、ついさっき山から下りて来たばかりなのに、また山を越えるとはこれ如何に?”だからあれ程、長野県と群馬県は先に済ませろと言っただろうウ〇コ”と荷台のバックの中でダンボーさんが寝ながら呟いていたことをご報告します。)
長野県から群馬県へ!R299「十石峠」を越えていけ
また上るとか正気かー!?
甲府(300m)→ 清里高原(1375m)→ 小海(850m)→ 十石峠(1351m)
自転車日本一周、最後の難関と言っていいでしょう。
やってやりますよ、待ってろよ群馬県。
と、そういえば、ゴールも近い今日この頃。結局自分が自転車で走っている写真を撮っていないなと気づきます。
“自転車”日本一周なのに自転車乗っている写真が一枚も無いのはどうなのか?
そう思い、一人撮影会を敢行…!
セルフタイマーで自転車乗っている所を撮るのがこれ程に難しいとは思わなんだ。まあでも、とりあえず素材は撮れたので良しとしましょう。旅しているチャリダーさんは他のチャリダーと出会ったときに撮影会しておくことをお勧めします。
国道299号線は「関東一の”酷道”」との呼び声もある悪路だそうですが、ここまでの所、悪路どころか走りやすい道路。車もほとんど通行しないので、快適そのものです。道路のど真ん中で水分補給しちゃいました。
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その後も緩やかな坂を上っていきます。
坂は良いのだけれど、汗がねぇ。
山の中に入っていって程なく・・・
「本当だろうなー!?」と、思わず叫びたくなるような看板がありました。一瞬砂漠の中で見たオアシス的な幻覚かと思っちまったい。
本当に何かあった。
この辺りは乙女の森と言うらしく(何それ可愛い)、ここは休日のみオープンするバンガロー付きの宿泊施設なんだそうです。中で休憩できるし、確かに無料のお茶もありました。
(ホットだけどね。)
R299は途中にコンビニどころか自動販売機すら一台もないので、事前に飲み物は用意しておきましょう。この休憩施設がオープンしていれば、缶ジュースは購入可能ですよ。
二筋に分かれる迫力の瀑布「古谷渓谷の乙女の滝」
乙女の森バンガロー村を過ぎて5分程進むと、滝の看板が出てきます。せっかくなので寄ってみる事に!昨日の吐竜の滝に引き続き、今回も当たりの良い滝でした。
鬱蒼とした空間の中、二筋の滝が豪快に轟いています。乙女の滝という可愛らしい名前とは裏腹に、迫力のある滝です。
大きな岩を境に左右二つに分かれているのが面白い。
誰もいない森の中、風景写真を撮るのは癒しの時間。マイナーな滝なので独り占めできる可能性が高いですし、紅葉の時期も綺麗みたい。冬には氷瀑となるようで、見る時期によって様々な景色を堪能することができそうです。
本気を出す十石峠
さあさあ、滝撮影を堪能した後は登板に戻ります!ここまで緩い感じの坂道でしたが、乙女の滝を過ぎると一気に本気を出してきます。
道幅も車がすれ違えないような細くて厳しいものへ。酷道と呼ばれるのはこの辺り厳しさからでしょうね。
・・・
普段なら、手で押して登るようなきつい傾斜ですが、今日の私はかなり頑張ってこぎ倒しました。
この山越えが、自転車日本一周最後の「峠」だと思うと、不思議とパワーが湧いてきます。
汗は滝のように流れるし、足はパンパンだし、ブヨが付きまとってきてうざったいけれど、やってやりましたよ…!!
十石峠(じゅっこくとおげ)を登り切りましたー!
と、同時に、群馬県の県境に到着!峠の頂上が県境とは、なかなか粋な計らいじゃないですか。
これで43県目。
・・・埼玉・東京・神奈川のお馴染み3県を残すのみ・・・
ディアゴナール頑張ってー!!!(白目)
峠を上った折り、リアキャリアから異音がしたんですよね。とりあえず登り切って確認すると、キャリア上部のネジが吹っ飛んでる。
さらに、左側下部のネジが折れてます。
(え、マジでやばい奴やん。。。)
このままではキャリアがグラグラで荷物を運べるような状況ではありません。
上部のネジはフロントキャリアに付いていた予備ネジを充てます。予備と言えば聞こえはいいですが、付いていてラッキーだっただけ。ギリギリセーフという感じ。
下部の方はダボ穴に詰まったネジが取れないので、もう一つのダボ穴に無理やり突っ込んでこちらもギリギリセーフ。
ディアゴナール・・・あと、4日だから、マジで頑張って。もう金輪際こんな重たい荷物運ぶことはないと誓うので頑張って。
十石峠の県境には展望台があります。
まあ、真っ白でしたが(笑)
天気がいいと榛名山系、赤城山系、甲武信山系、武尊山系などが見えるみたい。どうせ近々登るので問題なし。
十石峠は群馬県側が真の悪路。細くて急な九十九折をひたすら下っていきます。これ、群馬県側から上って来たら心折れちゃいそう。
自転車の方は、群馬県側こそ要注意です。
群馬県の上野村なうですが、この辺りはコンビニやスーパーが一軒もありません。夜ご飯は袋ラーメンで寂しく済ませようかと思っていたら、良さげな食事処があったので迷わず寄り道。
おじいちゃん・おばあちゃんがやっている「谷間」というお店!
群馬県の郷土料理である「すいとん」定食をいただきました!
うっまーい!
すいとんは元より、93歳になるお父さんが育てたインゲンやジャガイモも最高でした!サービスで小鉢をオマケしてくれたりシソジュース飲ませてもらったり、これで700円とか破格か。
ご夫婦でやっている小さな地元のお店。旅していて、巡り合えると一番うれしい種類の食事処。上野村の事を色々と教えてもらい、地方田舎の問題を聞かせてもらい、とても充実した時間を過ごすことができました。
外に出ると良い雰囲気。
梅雨の夕暮れは美しい雲模様となることが多いですね。
この後、近くの道の駅「上野」まで行ってお休みなさい。道の駅野宿は、もしかすると、ここが最後かもしれませんね。
移動ルート
今日の旅データ(288日目)
本日の走行距離 | 80km |
総走行距離 | 11439km |
スタート | 野宿「清里の廃屋駐車場」 |
ゴール | 道の駅「上野」 |
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コメント一覧 (8件)
清宮さま
おはようございます。17日に川越ですね。大丈夫です。時間と場所を指定していただければお伺いします。楽しみにしています。
けんじ
メールでご連絡の通りです!
私も楽しみにしております(๑╹ڡ╹๑)p♪
清宮さん こんにちは。
野宿の件はいつかコメントしようと思っていました。キャンプぐらいしか経験の無い私にとって、非日常の極みですね。
道の駅、街中の公園、海辺 、川のそば、橋の下、特に誰もいない山の中、野宿スキルS級間違いなしですね。いつかじっくり話を聞いて見たい気もします。
こんにちは!
慣れてしまうとキャンプと変わらないんですが、どこなら大丈夫なのか?
という嗅覚は磨く必要があるのかもしれません(まったく不要なスキルですw)
他にも、トイレの裏、琵琶湖3m脇、岬なんかありましたね!
都井岬で馬の声を聴きながら野宿したのが懐かしいです(๑´ڡ`๑)
今後登山で九州に行くことは絶対ありますから、次はぜひ一緒にお酒を飲みましょう!!
もう少しで埼玉県ですね!
旅も残りわずかですが、埼玉はかなり暑いので熱中症には気をつけて下さい!
こんにちは!
埼玉なうです。暑さは山梨あたりからヤバいのでいいんですが、今日はゲリラ豪雨がすごかったです(汗)
詳しくはブログをお楽しみにしていてくださいね(๑´ڡ`๑)
こんばんは。
ご無沙汰です、和歌山出身の小鉄です。
私も夏休みで、今日は北海道雌阿寒岳を登ってきました。
雄大な景色に感動しました。
下山してからの道の駅で、京都からの日本1周自転車旅のお兄さんを発見しました。
まだまだ日が浅い感じで、色白でした。
清宮さんの旅もそろそろゴールなのですね。
少し寂しいですが、これからも素敵な登山と写真を楽しみに拝見させていただきたいと思います。
田中陽気さん、漢字間違ってたごめんなさい‥の様に一筆書きで、清宮さんの登山旅を見てみたいです。
では、毎度毎度の長文でゴメンなさい。
これからも応援していますね〜。
こんにちは!
雌阿寒岳いいですねー!オンネトーからですか?
私もまた行きたいと思っています。次は雄阿寒岳川から、火山帯を突っ切るルートで登ろうかと(๑╹ڡ╹๑)p♪
私は、明日ゴールします!
いよいよですね・・・。とは言え、ブログは変わらずかなりの高頻度で更新予定なので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。
1年かけて登山とかしたいー!!!
結婚できなそうならお金貯めてやっちゃおうかな??笑