【ネットプリント比較】写真とPCディスプレイ表示が近いのはどこか検討

写真の現像(プリントアウト)を検討しています。

写真を撮った後、PCのディスプレイで楽しむのはもちろんなこと、現像することで一層愛着が増すものです。せっかくの「写真」ですからね、デジタルで終わらせずに本物の写真にしてやりたい!

今回は、PCディスプレイ表示とプリントアウトされた写真で「写りが近いサービス」を探るべく、ネットプリント4社を比較検討してみました!

目次

写真とディスプレイ表示の色味が近い、それが何より大切

今回の比較では値段やその他のサービスは気にしていません。ネットプリントは競走が激しいようで、どこの会社もかなりの低価格で勝負しており、大差ないという印象です。

とにかく大切なのは「ディスプレイ表示に近いのかどうか」それだけです!

まず前提して、私はRAWで写真を撮ってLightroomで色味などをレタッチしています。RAW写真というのは何も手が加えられていない素材なので、写真の価値を最大化する為にレタッチが前提の形式だからです。

言い換えると、PCディスプレイ表示と写真の色味が変わってしまっては「レタッチの意味がない」ということになってしまいます。

ネットプリント4社に写真の現像(プリントアウト)を依頼してみた!

この検討をするために、どこのネットプリントに現像を出そうか調べると・・・

ネットプリントの会社って多いんですね(白目)

ネットでの評判やホームページの印象、現像に使っている機械などを考慮して、以下の4社に現像を依頼しました。

  1. どんどんプリント
  2. ネットプリントジャパン
  3. しまうまプリント
  4. アオヤギ写真工芸社

実物を見た感想としては「どこのサービスもレベル高いな」という、良い意味で予想外の結果となりましたよ!(正直、ネットプリントなめてました汗)

今回依頼に出したのは上記の4枚です。

  • 左上:緑や黒の色味を確認
  • 右上:白と青の色味を確認
  • 左下:紫、ピンク、赤の色味を確認
  • 右下:黄色の色味を確認

複数の色をチェックしたかったので4種類を用意しました。事前の口コミで、「ネットプリントは黄色が苦手」だというのは分かっていました。そこで黄色まみれの菜の花畑という難易度の高い写真を入れています。

上記のディスプレイ表示と実物の写真の色味がどうか?というのが評価のポイントですね!

それでは一つずつ見ていきましょう。

(注)写真の写真を撮っているので、全体的に暗くなっています。明るい所で撮ると写真に光が映り込んでしまうために、暗い場所で撮影したからです。実物はもっときれいですよ。

どんどんプリント

【プリント】オリジナルプリント、2LWサイズ(30円/枚)

【良い点】細部までしっかり表現されており、解像感は文句なし。彩度、コントラスト共にディスプレイ表示に近い自然な仕上がりになっている。

【悪い点】黄色がオレンジ化している。ディスプレイ表示より気持ち暗い。

ネットプリントジャパン

【プリント】三菱和紙高級プリント、Lサイズ(10円/枚)

【良い点】特になし。

(注)ネットプリントジャパンとしまうまプリントは同じ会社(しまうまプリントシステム株式会社)のサービスなので、プリントの種類を変えれば使えるサービスになり得る。

【悪い点】彩度とコントラストが強すぎて、「ベタ」っとした印象。黄色のオレンジ化が酷い。全体的に暗すぎる。ネットプリントはこれ位かな?という当初の悪いイメージ通りの仕上がり。

しまうまプリント

【プリント】キャノン最高級プリント(インクジェット)、Lサイズ(13円/枚)

【良い点】仕上がりはPCディスプレイ表示とほぼ同じと言って差し支えない。黄色のオレンジ化は気にならない程度。解像感も文句なし。明るさもディスプレイ表示に極めて近い。

【悪い点】キャノン最高級プリントはLサイズのみ対応。

アオヤギ写真工芸社

【プリント】フジカラー最高級プリント(最高品質微粒面)、2LWサイズ(45円/枚)

【良い点】写真の解像感、色味共に全体的に良好。解像感も良い。マット紙なので光の映り込みが少ない。

【悪い点】黄色のオレンジ化が酷いため、黄色が多い写真には使えない。2LWサイズは光沢紙が選べない。

各社の良い点/悪い点を踏まえての感想

各社ともに「青、紫、ピンク、赤、緑」の発色は悪くありませんでした。むしろ、期待以上で嬉しい限りです。

一方、難しいと言われる黄色に関しては、しまうまプリント以外は赤点の結果となりました。これはプリントの形式が銀塩プリントなのかインクジェットプリントなのかに大きく影響されていると言えそうです。

しまうまプリントの「キャノン最高級プリント」はインクジェット方式なので、全体的にPCディスプレイ表示と近い結果となっています。やはり、プリントはキャノンが最強か。

ネットプリントジャパンの「三菱和紙高級プリント」は今回の中では最下位。PCディスプレイ表示と近い色味にこだわるのであれば、避けるべきサービスだなと思います。

実際、どこの会社に注文する?

色味だけで言えば「しまうまプリント」むしろ「キャノン最高級プリント(Dream Labo 5000)」が明らかに最強最良!

キャノン最高級プリントは、しまうまプリントとネットプリントジャパンでも扱いがあるので、サービスや会社というよりはプリンターで選ぶのが良さそうですね。

一方、キャノン最高級プリントではLサイズ(しまうま or ネットプリントジャパン)、A4サイズ(ネットプリントジャパン)、A3サイズ(ネットプリントジャパン)しか選べないのが悩みの種。これが2LWや6PWもあれば文句なしで決まってたのに(涙)

今回の検討ではLサイズ、2LW、6PWという3種類の大きさを試しています。

写真の大きさも大切ですよね!迫力がまるで違いますもん。

ところで、一眼レフで撮影した写真は3:2(横:縦)のアスペクト比となります。また、ニコンD750など一眼レフの多くはアスペクト比を変更できません。それ故に、3:2以外の大きさでプリントアウトすると一部がトリミングされるという問題が生じます。

3:2の大きさというのはプリント規格で言うとKG、2LW、6PW(A4に近い大きさ)があるので、トリミングが嫌な人はこのサイズを選ぶのが無難。「いわゆる写真」の大きさであるLサイズはトリミングされます。

風景写真であれば2LW以上の方が迫力が段違い!Lサイズだとイマイチ迫力に欠けます。

しまうまプリントやネットプリントジャパンで6PWや2LWをプリントできれば一番なんですが、対応していないのが現実。

色味や大きさから、おすすめのネットプリントを以下の様に結論付けました!

Lサイズ(3:2の写真では一部トリミングされます)

しまうまプリント(キャノン最高級プリント)

ネットプリントジャパン(キャノン最高級プリント)

KGサイズ

どんどんプリント(オリジナルプリント)

2LWサイズ

どんどんプリント(オリジナルプリント)

アオヤギ写真工芸社(光沢紙ではなくマット紙が良いという方)

6PWサイズ

どんどんプリント(オリジナルプリント)

A4サイズ(3:2の写真では一部トリミングされます)

ネットプリントジャパン(キャノン最高級プリント)

まとめ

写真の現像(プリントアウト)を考えている方の参考になれば幸いです。

特に、RAWで撮影してLightroomやPhotoshopでレタッチしている方、PCディスプレイ表示と写真の色味にこだわりたい方、是非参考にしてみてください。

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