登山や自転車日本一周で最も大切な装備の一つ「ダウンシュラフ」に穴が開いてしまいました。モンベルのシュラフを使っていますが、修理方法や補償がどうなっているのか分からず、当時は頭が真っ白に。
直ぐには修理に出せない事情があったので、その時に講じた応急処置とモンベルショップへの修理依頼の方法をご紹介します。
初冠雪の白馬岳でシュラフに穴が!?
この日は北アルプスは白馬岳、白馬大池で幕営していました。そして初冠雪の日でした。
当初想定していたよりも体感温度がぐっと下がり、あまりの寒さに耐えられずテント内でストーブを焚き暖を取っていました。その時に慌ててシュラフに火が当たり、シュラフに穴が開いてしまったという顛末です。
穴が開いた時にとった応急処置
写真は後日自宅で撮ったものですが、たまたま持ち合わせていたゴムバンドで穴を塞ぎ夜を越しました。穴が開くと当然中のダウンが外に飛び出てしまい、テント内で「てんやわんや」の事態に。
可能な限り羽毛を回収し、ゴムバンドで穴を塞ぎ、寒さに震えながら朝が来るのを待ったのでした。
修理に出すまでリペアシートで応急処置
登山から帰宅後、すぐに応急処置に取り掛かります。ググるとシュラフに直接張ることができるリペアシートの存在を発見。
リペアシートにもいくつか候補がありましたが、モンベルをチョイス。私はモンベルのシュラフを使っているので、同じメーカーの物だと安心感があります。
リペアシートを開封してみると、白い紙が入ってます。この台紙に半透明のリペアシートが貼ってあります。
15cm四方なのでそこまで大きくないんですが、実施使ってみるとそれなりの面積をカバーできるようです。
これをシュラフの穴に合わせてハサミでカット。
穴が開いたシュラフの幹部にそのまま貼ります。本当はシュラフのダウンを巻き込まずに生地だけを張りたかったんですが・・・。
羽毛がモコモコで一部巻き込みながら貼る形に(下手くそ)。貼るときはシュラフの生地をできるだけ伸ばし、シワを少なくして貼ると良いと思います。
リペアシートで一番気になるのは「剥がれてしまわないか」ということ。
この後自転車日本一周で2カ月ほぼ毎日シュラフを「この状態」で使いましたが、リペアシートが剥がれる事は一切ありませんでした。ストレッチ素材にも使えるだけあり、粘着力・伸びともに申し分ないようです。
あまりに粘着力・強度ともに凄いので修理に出さなくてもいいかと考えたほどです。ダウンを巻き込んで貼ってしまった影響もなさそうです。
登山などのフィールドにはリペアシートを携帯すると安心
登山などのフィールドでは不測の事態が起こりえます。私の様にシュラフにストーブの火を当ててしまうお馬鹿は少ないかと思いますが、山の中で寝袋に穴が開いてしまうと「めっちゃ」焦ります。
そんな時に、このリペアシートがあるだけでサッと対応できますので、ザックに忍ばせておくことをおすすめします。これ以降、私は常にリペアシートを持ってテント泊登山を楽しんでいます。
破れたシュラフの修理をモンベルへ依頼
自転車日本一周が一区切りついたところでシュラフを正式に修理依頼しました。修理依頼の方法はとても簡単。
破れたシュラフをモンベルのお店へ持って行くだけです。近くにモンベルストアがない場合は郵送も可能です。
- モンベルカスタマーサービス
- 〒550-0013 大阪市西区新町2丁目2-2
- 郵送する場合はカスタマーサポートからの電話を待ちます
店員さんにシュラフの状態を説明。バイトの方でしたが、丁寧に対応下さり、分からないことは素直に社員さんに聞いてくれてとても好印象でした。
今回はシュラフが破れだけでなく、ダウンの一部が流出しているのでダウンの補充もお願いしました。補充する量についての説明はありませんでしたが、修理スタッフさんなら不足量が見て分かるんでしょうね。
修理完了後は店頭での引き取りか郵送(代引き)を選べるので便利です。
修理のお値段は?
シュラフの修理にいくらかかるか見当もつかなかったんですが、今回のケースですと3000円程だと言います。シュラフを買いなおす費用を考えれば修理の方がずっと安く済みますね。
カスタマーサポートに製品が到着後、専門のスタッフさんが見て正式な修理費用を電話で伝えてくれます。その額を聞いて修理をキャンセルすることもできるので、迷ったらまずは相談してみましょう。
修理にかかる時間は?
私の場合、お正月を挟むこと、年末で込み合っていることもあり3週間かかるとのこと。直近で使う予定はないので問題ありません。通常時期であれば長くとも2週間あれば完了するようです。
まとめ
シュラフに穴が開いてダウンが抜けてしまったら一大事。リペアシートを登山の際に一つ持ち歩けば、こういったトラブルも対処できます。
モンベルは店舗数が多いので修理の持ち込みをしやすいですね。遠方の方でお店が近くにない場合は郵送して、カスタマーサポートからの電話を待ちましょう。見積もりを聞いて、修理をするしないを決められます。
モンベルのシュラフの修理は2週間/3000円程度を見込んでおけばよさそうです。以上、モンベルのシュラフに穴が開いてしまった時の応急処置と修理の依頼方法でした。
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