引越しを機に、デスクライトが欲しくてあれこれ検討した結果、イギリスのANGLEPOISE(アングルポイズ)を選びました。
最高におしゃれで本当に気に入っていますので、デスクライトに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
ANGLEPOISE(アングルポイズ)
1930年代に製品化された歴史あるイギリスの照明ブランド。
スプリングがついたデザインが非常にアイコニックで、当時は画期的な照明だったようです。
英国を代表する10のデザインに、自動車のミニや2階建てロンドンバスなどと並び選出されている世界的に有名な照明・・・です。
かく言う私もおしゃれなデスクライトを調べるうちに知ったブランドなので偉そうなことは言えませんが、イギリスを代表するブランドで、世界中で今なお愛されている照明ブランドだと思っていただければ良いかと思います。
ピクサー映画のオープニングにいつも登場するので「言われてみれば」と言う方もいらっしゃることかと思います。
アングルポイズ オリジナル1227 ミニ
アングルポイズのデスクライトにはいくつかの種類があり、私が選んだのはその中でも歴史ある「オリジナル 1227」のタイトルがついている物(ANGLEPOISE Original 1227 Mini)です。
他にも「タイプ75」というものがあります。こちらはベースが円形だったり、シェードにコードが付いていなかったり、よりスタイリッシュなデザインとなっており、デザイナーもオリジナルとは違う方です。
私は迷うことなくオリジナル1227を選びましたが、どちらが良いかはデザインで選べば良いかと思います。
サイズにもいくつか種類があります。卓上で使う場合は「ミニ」がちょうど良いかと思います。ちなみにジャイアントというサイズは「合成か?」と思うほど大きいです(笑)
開梱・組み立て
組み立てと言っても簡単でスプリングと電球を取り付けるくらいです(電球は別売り)。
さっそく蛇足になりますが、右にあるのは同じくアングルポイズの「テーブルランプ」です。実は購入したショップさんが間違えてテーブルランプを送ってしまい、奇しくもデスクランプとテーブルランプを比較することができました。名前が似ていますので購入する場合はお間違い無く。
私個人としては圧倒的にデスクライトをおすすめしたいと思います。
テーブルランプはアングルポイズのアイデンティティでもあるスプリングがついていないのと、角度調整ができない固定式のランプだからです。
組み立ては一瞬で終わります。
スプリングを2本取付けて、ロゴをネジで留めるだけ。ちなみに電球は付属していませんのでご自身で用意する必要があります。昔は付属していたようですが、方針が変わって最近は付いていないようです。そこだけちょっと残念。
この時点で最高にかっこいい。クラシックな佇まいのロゴとスプリングがミッドセンチュリーな雰囲気をぷんぷん漂わせています。
本物の貫禄と言いましょうか。質がいいのはもちろん、ライト1つから歴史が感じられます。
テーブルランプとデスクランプの比較
なかなかお目にかかることもないであろうテーブルランプとデスクランプのビジュアル比較です。
左のテーブルランプはアームが曲線で固定式、角度を調整することはできません。一方で照明のオン/オフがボタン式なのは便利だと思いました。
デスクライトは本体から伸びるコードにスイッチがついています。割と照明側に近い場所についていますので、デスクを置く場所によってはスイッチが宙ぶらりんになってしまうかも。
私はデスク天板裏にマジックテープで固定しています。
最近デスク周りの整理整頓を行ったのでその時に一緒にライトも配置しました。
外観やサイズ感
触り心地は極めて軽やかでスムーズ。左右どちらを向かせることができるし、小さく折り畳むことも、かなり長く伸ばすこともできます。自由度の高さは魅力的。
シェードも独立して角度調整できますので、どこに置いてもどのように使っても好きな場所をうまく照らすことが可能です。
マジでめっちゃ良いです。
デスクに置いた雰囲気
横幅120cmの平均的なデスクを使っていますが、右端にアングルポイズ(ミニ)を置いた感じです。
大きすぎず小さすぎず、サイズ感としてはまさにベストだと思います。他のシリーズでミニミニのライトもありますが、デスク用ライトとしては小さすぎるかもしれませんね。逆にミニより大きいスタンダードは一般的なデスクではオーバーサイズだろうと思います。
アームは深く曲げて使っています。この方がかっこいい。アームをあまりに伸ばすとちょっと間が抜けた感じに見えます。
通電のためのケーブルはアーム下部から伸びています。「ケーブルが見えるのが死んでも嫌だ」というポリシーの人には向いていないかもしれません。とはいえ、背部にあるので普通に使っている分にはケーブルが目立つということはありませんよ。
アングルポイズの代名詞とも言えるスプリングがとってもチャーミング。無骨すぎず、モダンすぎず。古すぎず、新しすぎずという絶妙な雰囲気だと思います。
ベースは丸角の正方形が2段になっています。実は購入前に「この辺りがゴツすぎるんじゃないか」と心配してましたが、まったくの杞憂でした。むしろおしゃれです。
質感は全体的にグロス(ツヤあり)な感じで、写真を撮ろうとすると反射するくらいにテカってます。ただ、そのテカり方もいやらしくなくて、むしろ良い味を出していると思います。
ヘッドについているケーブルもデザイン的にうるさいかなと思ったんですが、使ってみるとむしろ愛着を感じるほど。
「タイプ75」はヘッドにケーブルが付いていないんですが、個人的にはケーブルがあるオリジナルの方が断然好みですね。
バックから見ても横から見てもカッコよくて、見た目的にドストライクなので購入してよかったなと心から思っております。
プロダクトデザインやインダストリアルデザインが最近の私の趣味みたいになっておりまして、そういった方には間違いなく刺さるのではないかと思います。
単にデスクランプを探している方には、ややお値段が高すぎるようにも思いますので、デザインにビビッと来た方やインテリアにこだわりたい方には心からおすすめできるライトですよ。
最高に気に入ってます。
他に悩んだライト
蛇足ですが、他にデスクライトとして候補になっていたのはフランスのJielde(ジェルデ)という会社。
ジェルデ社も歴史あるランプで非常に悩んだのですが、電球の口径が日本ではあまり使われていないE14(シャンデリアでよく使われている規格)だったこともあり、アングルポイズを選びました(アングルポイズは一般的なE17なのでご安心を。デザイン的にもアングルポイズの方が私は好きです)。
照明あるあるですが・・・こちらも安価な模倣品がありますし、日本で一般的なE17口径で便利なので、こだわりがなければ使っちゃうのもアリだと思います。
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