スマホが普及して以降、自転車のハンドル付近にスマホを装着して自転車に乗る人が多いと思います。何と言っても便利です。本当、便利過ぎる。自転車でも車でも、カーナビが不要になりつつあるほど、スマホのマップ機能、GPS機能は優秀ですし、かなり細かい道まで正確に記述されているので、スマホだけで日本国内どこにだって行くことができます。
そんなスマホと自転車を接続するのが自転車用の「スマホホルダー」です。
私はこれまでTiGRA Sportの物を3種類使ってきましたが、いずれも特徴的でそれぞれに強があります。そこで、実際に使ってみての使用感や使い分けに関してレビーしていきたいと思います。
自転車用のスマホホルダーをお考えの方の選ぶ参考になれば嬉しいですね(๑´ڡ`๑)
目次
1. Bike CONSOLE(バイクコンソール)
一番初めに使ったのがBike CONSOLEというスマホホルダーです。「Console」とは英語で電化製品などを固定する物を指します。
BikeCONSOLEは見てお分かりの通り、
スマホをケースの中に入れて、上下左右しっかりとカバーを閉めるタイプです。
ケースの中にスマホを入れたまま自転車から取り外し可能。ややかさ張るものの、スマホの保護ケースとしても使用することができます。
外装と内装の2つのレイヤーとなっているため、耐衝撃性能が高いのが特徴。スマホの下に座布団を敷いて、さらに外のケースで包み込む構造ですね。耐衝撃性能が大きいので、自転車から外す際に万が一落としてしまってもスマホにヒビが入る心配がありません。
スマホの操作面は透明のカバーが付いていて、見やすさ、操作性共に高いです。スマホをダイレクトに触らなくとも、ストレスを感じずに扱えるのはポイント高しです。
ホルダーからスマホを出すときは両サイドのクリップを外し、蓋を開けることで取り出します。
このクリップは閉まり方が強力なので、走っている途中でスマホが飛び出すことはありません。ダート道、コンクリの道、でこぼこの道、安心して走ることができます。
強固な守りは安心できる一方で、このカバーを外すのが少し固いかなというのが玉にキズ。緩くてスマホが飛び出るよりは100倍いいですけどね。
防水性能を示すIPxはレベル4ということで、雨の中でもそのまま使用することが可能です。実際私は雨の中でも使用していますが、問題なく使うことができていますよ。
Bike CONSOLEをお勧めするタイプ
- 自転車にスマホを取り付けたまま雨風気にせずに走りたい人。
- 「スマホを落として画面を割りたくない」という思いが強い人。
- そのためにスマホホルダーからスマホを取り出したり入れたりする動作が苦ではない人。
BikeCONSOLEは操作性、扱い性、耐衝撃性などの調和が取れたバランス型ですね!
2. MOUNT CASE Bike kit(バイクキット)
BikeCONSOLEの次に使ったのがこちら、MOUNT CASEシリーズのBike kitです。前者との大きな違いはスマホが360℃包まれている訳ではないということです。スマホの前面は露出しているので、雨が降ったら濡れますし、落とした時に打ち所が悪ければスマホが割れる恐れがあります。
しかし!このBike kitは私が一番使っているタイプであり、かなりおすすめです。
スマホホルダーと言ってもこの通り、本来の大きさからスマホが劇的に大きくなってしまうことがありません。つまり、付けっぱなしにしてもストレスがないんです。
私は普段スマホに保護ケースを付けていませんが、それはスマホがかさ張るのが嫌だからなんです。Bike kitなら付けていても苦にならず、私のようなケースを付けたくない派におすすめです。
さらにですね、
自転車への取り付け/取り外しが神がかって簡単です。
BikeCONSOLE含め、取り付け/取り外しの原理は同じなんですが、ケースの嵩(かさ)に比例して扱いにくくなる傾向があります。その点、Bike kitはほぼスマホと同じ大きさで扱えるのでストレスが全くありません。
これだけ簡単に取り付け/取り外しができるとなると「走っていて落ちないの」と心配に思われる方がいるかもしれません。
しかし、ご安心ください。絶対に外れません。TiGRA製品を使って6000km走っていますが、これまで落ちたことは一度もなく、グラつくなど不安にさせられたことも一度たりともありません。ちなみに、スマホホルダーからスマホだけが吹っ飛ぶなどの心配も一切不要です。ホルダーとスマホの大きさは緻密に計算され、取り外しやすく、かつ安定した設計となっています。ご安心あれ。
前面が露出しているので雨が降ったら濡れてしまうわけですが、その点も心配ご無用。ポンチョカバーが付属されております。もちろん、BikeCONSOLEと比べたら防水性能は落ちます。ゴムのレインカバーを被せるだけですからね。
横殴りの雨の中を長時間走るようなケースでは不安ですが、少しくらいの雨であれば、Bike kit+レインカバーでそのまま走っても問題ないですよ。
MOUNT CASE Bike kitをお勧めするタイプ
- スマホホルダーをスマホに付けっぱなしにしていたい人
- スマホの取り外しを頻繁に行う人
- 防水性能、耐衝撃性能よりとにかく「手軽さ」を求めている人
BikeCONSOLEをバランスタイプとするのであれば、Bike kitはやや攻撃型でしょう。しかし、攻撃型ゆえに身軽、気軽に使えるのが良い所。
3. MOUNT CASE AMORGUARD(アーマーガード)
最後に紹介するのがこのARMORGUARD(アーマーガード)です。
名前から想像できる通り、「鎧」をコンセプトとした、根っからの防御型のケースです。
構造としては、上で紹介した「Bike kit」を装着して、さらにリアとフロントのカバーを付けます。BikeCONSOLEも耐衝撃性能が大きいタイプですが、これはその比ではありません。
コンクリートに落とそうが、水の中に落とそうが耐えることができる、最強の防御力を誇ります。
こちらが実際にスマホを入れた様子ですが、本当にスマホが鎧を身に着けたような装いですね。安心感がハンパじゃありません。
フロントカバーの見やすさ、操作性共に申し分なし。この手のタイプで重要なのが「普段と同じようにスマホを操作できるのか?」という点ですが、反応性はスマホのスクリーンとほぼ同じです。
ちなみに写真に写っているのは琵琶湖ですね。
日本一周で琵琶湖の右側に行こうか左側に行こうかちょっと悩んでいる時です。
結果としては、やはり滋賀県の絶景「メタセコイア」は外せないという事で、左側に進みました(๑´ڡ`๑)
ARMORGUARDは水に落としても大丈夫と書きましたが、防水性能を示すIPxは驚異のレベル68!
BikeCONSOLEがレベル4ですからね。ラスボスクラスの防水性能を誇ります。
具体的に言えば、「水深2mの水の中に30分入れても浸水しない」という気密性なんですって。ハンパねえっすね。お風呂の中でスマホを使いたい人や、水没を恐れる人にはもってこいのタイプです。
ARMORGUARD(アーマーガード)をお勧めするタイプ
- そもそも自転車にスマホを付けるなんて怖いのよ、とにかくスマホの保護が最優先という方
- スマホをよく落としてしまうおっちょこちょいな方
- スマホを水没から守りたい人
- スマホを自転車に付けっぱなしで頻繁に取り外しはしないという方
ARMORGUARDで素晴らしいのは、こやつを購入すれば上のBike kitも付属しているということです。ただ、Bike kitの付属品であるレインカバーは付いてないですし、値段はARMORGUARDの方が上なので、その辺は何を求めるかによって決める必要がありますね。
まとめ
バランス型、攻撃型、防御型の3種類をご紹介しました。自転車をどのようなシーンで使うかによって最適なスマホホルダーは変わってくると思います。例えば、マウンテンバイクで山の中を駆け抜けるのであれば、泥水が跳ねてもいいようにBike CONSOLEやARMORGUARDが良いでしょうし、通勤通学くらいのライトユースであればBike kitがいいでしょう。
私は自転車日本一周ということでスマホを頻繁に取り外すため、Bike kitを主に使っています。一方、頻繁にマップを見たい場合や、雨が降ってもあたふたしたくないというのであれば、BikeCONSOLEなどが良いかもしれません。
もし「どれがいいのか分からず悩みんでしまう」という事であれば、お気軽にコメントで質問してくださいね(๑╹ڡ╹๑)p♪