日本一周追想・北海道編(その2)は64日目~73日目(2016/6/24~2016/7/8)です。
旅をしてると楽しい時と辛い時があるけれど、北海道に上陸してしばらく悪天候が続いた1週間。その後天気が良くなってきて、富良野・美瑛を目指すのは楽しかった。北海道には難読の地名が多くあるけれど「畚部」って読める人います?いたらマニアですね・・・「ふごっぺ」と読みます(余市にある)。
目次
【旅64日目】小樽で食べ歩き観光を満喫の1日
PC盗まれたダメージを若干引き釣りながらも、1週間ぶりにお風呂に入ることができた余市。これから目指すのは「小樽・札幌」言わずと知れた北海道の観光名所。
余市から札幌までは登りも少なく、距離も大したことがない。
すっごくワクワクする。
俺は高校の修学旅行が北海道だった。にもかかわらず、北海道のどこに行ったのかほとんど覚えていない。富良野や美瑛には行ってないんじゃないかなぁ?それでも、小樽に来たのだけはよく覚えていて、小樽に入ると当時の記憶が鮮明に蘇ってきた。
今日も修学旅行生がたくさんいて、彼ら彼女らを見ると「青春してぇ・・・!!」ってなっちゃうよね(笑)
同時に、大学院まで行って製薬会社入って、何で今、自転車でこんなところに居るのだろうか?と思ったり、いや逆に、そんなことできる人生なんて結構すごいし自慢できるんじゃない?と思ったり。
別に小樽で何かしたいことがあるわけじゃないんだけど。
当時も歩いた記憶のある小樽の町並みを一人歩くと「人生とは」なんて考えちゃったりしてね。日本一周では知らない土地に行くのが一番楽しいけれど、一度行ったことのある場所を再訪するのも味わい深い。
「小樽ミルクプラント」!!
いやぁ、岩手県ではマルカンデパートで巨大なソフトクリームを食べたけど、ここのソフトクリームはそんなもんじゃない。ここまで食べ歩きして最後に来たからっていうのもあるけど、マジで巨大、ブログのネタに面白いかなぁというサービス精神だけでやってきたことを後悔するくらい巨大なソフトクリームだった。
まあでもいい思い出。横に居たご家族が「えっ・・・??」って顔して驚いてたなぁ!
小樽と言えばこの旅で初めてライダーハウスに泊まった町。小樽での野宿は正直しんどいと思う。ライダーハウスはありがたい。皆で雑魚寝スタイル、とは言え、俺はこの時ほとんどライダーさんとは絡むことなく、一人黙々と漫画を読んでおりまして、ええ。なんか、話すのが面倒だったんだよね。
「自転車で日本一周」の理由やらルートやら趣やらを毎回説明するのが面倒になる時期って、たぶん旅してる人ならみんなある。「出身は?前職は?お金は?」とか、何百回も聞かれるから。いやね、ありがたいし、聞いてほしいんだけど、ライダーハウスに居るような少なくとも旅をしている人は、”お互いだからもう聞いてくんな”って思っちゃったりしている時期だった。
あと、読んでた漫画がめっちゃ面白くて!
コレは面白いから日本一周チャリダーはネカフェ泊まった時にでもぜひ読んでみてほしい。
【旅65日目】北海道の拠点、札幌へ!
北海道と言ったら海鮮、という名のプレッシャーを背負いながら、常にどこでお土産を買おうか悩んでた。カニ、ウニ・・・家族が北海道に期待するお土産のハードルはひたすらに高い。とは言え、海鮮には旬があり、値段も張る。しかし、北海道に2カ月もいてお土産なしでは男が廃る。
小樽から札幌までの間にある南樽市場は値段も雰囲気もいい感じだったので、ウニを購入して実家へ郵送。
小樽にあった三角市場は値段が高かったな。ザ・観光客用というか。とにかく、海鮮のお土産を手に入れることができ、これでようやく肩の荷が下りた。
悩める旅人へ、北海道で海鮮のお土産というと、家族なら花咲ガニやウニ、その他なら利尻昆布あたりがいいのかな?と思う。
なんとな~く立ち寄ったお店でランチを食べて、こうしてワイワイ仲良くなれるとすっごく嬉しい。
・・・旅の話をするのが面倒になることも・・・というのは、本当に気まぐれ、気分次第?昨日の夜は修学旅行思い出してメランコリックになってたのかも?笑
さーてやって来ました札幌!日本一周勢がよく寄っている白い恋人の工場へ私も足を運んだわけですが、中はメルヘンな雰囲気だから、ただただ、ひたすらに浮いていた。それがいい思い出なのよ!
札幌のサイクルショップにてサイドスタンドを購入・設置!出発時はセンタースタンドを付けてたのに取れてしまったのよね。やっぱりスタンドは無いと不便。しかしこうして見ると、この時期はまだまだ荷物が多くて驚いちゃう。でも、こんなイカツイ見た目もかっこいいじゃない?ってちょっと思うかな。
札幌について本当に驚く。なんとまあ洗練された町並みでしょうか。札幌は道路が広く、きれいで、どこか外国っぽい雰囲気すら漂っている、そんな場所。札幌と比べたら東京のまあ汚いこと・・・。もし地方に住むなら断然札幌を選ぶね!そらくらい良い町。
札幌と言えば味噌ラーメン。
スープカレーも食べたんだけど、スープカレーって札幌名物なんだっけ??
あまり思い出せないな・・・。この後食べるジンギスカンが美味すぎた記憶で全て上書きされてるのかも。
製薬時代の友達が結婚するとのことで、友の祝福の為に一時帰宅。
俺はこの時28歳、もうね、周りがめちゃくちゃ結婚する年なのです。製薬業界は収入や待遇が恵まれているからか、女性は薬剤師という方が多いからか(仕事を辞めやすい)、とにかく結婚するのが早い。顔が広いのでお呼ばれすることも多いのです。
「日本一周中は超例外を除いて結婚式には参加しない」っていうのが、賢いかもしれない。
誰彼の式には行くけど、誰彼は行かない、ってなっちゃうからね。
それにしても新千歳空港は空港内に市場があるんだから、さすが北海道ハンパないぜ。
一時帰宅ということで、旅の相棒にダンボーさんを購入!今でもちゃんと家にいるけど、最近は出番ないからそのうちまた俺を罵りにやってくるかも?個人的には無印よりamazon.co.jp VER.の方が絶対かわいいと思うけど。ダンボーさんを連れて旅するのは人気だから、何かしら個性が欲しいよね。うちのダンボーさんは恐らく日本一口が悪いと思います。
・・・\(^o^)/
まあでも、旅の相棒がいると楽しいのよね(๑´ڡ`๑)
【旅69日目】昭和から続く日本一周チャリダーの歴史、札幌の理髪店「Mr.Bicycle」
一時帰宅して結婚式に出た後は札幌へ帰還!道路交通法とは・・・笑
この時は「早く旅に復帰したい」という想いが強かったな。結婚式では当然、友達と色々話します。皆は仕事を続けている。俺は旅をしている。「旅なんて?旅なんてすごい?旅なんてしたから?」旅が終わった後に、どうなるだろう?そんな不安はいつだって頭の片隅にあって、どうにでもなるだろう、そんな風に強がってはみたものの、不安なものは不安です。
だからこそ、ある程度は将来の為に「考えて」おくことは重要かなって。
自分の記事で恐縮ですが、この辺りの記事はぜひ読んでいただきたいなと思う。ここまで書いているチャリダーは俺の知る限り他にいません。これらの記事で何が言いたいのかというと、日本一周を楽しみながらも、日本一周を自分の”活かせる”強みにしないとダメよ?ということ。1年以上ぷらぷら遊んでいた旅人を、社会はそれ程甘く迎え入れてはくれないよ?「ただし、日本一周を強みに変えられるのなら、話は別」というのが私の考えです。
札幌に戻って今日の目的地はMr. Bicycleという伝説の理髪店。
道中たまたま見つけた羊ヶ丘展望台にて。修学旅行、大学院2年目の学会発表、そして今回と3度目の訪問。
夜の8時にも拘わらず、自転車日本一周チャリダーを温かく迎え入れてくれるのココは、言わずと知れた自転車旅の聖地。
内装もだけど、ご主人の人柄そのものが「お洒落」なのよねー!日本一周人は是非とも訪れるべき場所。バインダーを覗けば私の”手紙”もファイリングされているはず。札幌行ったらぜひ次は普通のお客として再訪したい。
【旅70日目】29.2kmのストレート、日本一長い直線を駆け抜けろ!
いやーっ、なつかしー!!!
北海道だよねー!うんうん、ちょっと思い出美化されてる感はあるけど、これぞ北海道って感じがする場所だよねー!
実は結構信号があって結構止められるんだけどさ、地図を見ても一目でわかるこの道路は結構好きだったな。
ホクレンフラッグね。うん、途中でやめました(笑)
ブログではシレっと登場しなくなっているはず。辞めた理由は、根室に行かないことにしたから。根室に行かなくとも4種類集めることは可能だったんだけどね。あと、自転車に固定するのが地味に大変なのよね。
改めて写真を振り返ると、ほとんど記憶が無いような町も通っているんだなと。
芦別に入って今日は終了。この石像よく覚えてる。なんだろう、観光名所にしようとして作ったけど、うまく活用できなくなった系かな?
この辺りは装備類まだまだきれいだな。そういえば食パンをホットサンドにして食べるようになったのは北海道に入ってからだっけ。
【旅71日目】北海道夏の風物詩、富良野のラベンダー畑
富良野!!!
ベタです。それでも、富良野は人生一度は行っておけ。それくらいいい場所だった。
“確かに、富良野の中でもラベンダーが有名なのは「中富良野、上富良野」という場所でして、実際そっちのカントリーサインはラベンダーでした。富良野はチーズやワインも有名なので、そっちのサインなんでしょうね。”
当時のブログの記載を見ると、忘れていたけどそういえばそうだ、ってことが多いもの。やっぱり当時の記録があるって素晴らしい。
「へその街ふらの」も懐かしい!富良野に入ってまず感じたのは「おい、ラベンダー全然ないやんけ」ってことね。うんうん。
富良野のラベンダーは人気、人が多いけど、それでも是非訪れたい場所。車で行くと大変だろうなぁ、駐車で手間取ってやんの、まあ俺はチャリだから全く関係ないけどね?って横目で見てたの思いだした(笑)
最高だったー!!!
本当に、最高な時間だったんだよ。
自由だったなー。ひたすらに自由だった。
仕事を終えてから、老後でも楽しめるのかもしれない、けど、俺としては、こんな時間を若いうちに過ごしてみるの大いにアリだと思ってる。今振り返っても、やはり日本一周は120%正解だったと思ってる。富良野や美瑛は有給をとって時間を気にして周るより、100%自由な時間の中で、ゆっくり過ごせて本当に良かったと思ってる。
メロンもうまかったー!!!
そしてはじまる地獄の時間。
熱中症になるんじゃないかと思う程に暑い中、富良野を満喫してからの、吹上温泉!!!
うん、日本一周中でトップ3に入るキツイ場面だった。
足に力入らなかったのよーく覚えてるぞ。暑くて暑くて、もう本当にキツかった。それでも、明日も明後日も天気がいい予報。どうしても今日中に上がって、明日は登山をして、明後日美瑛に行ってから倒れるんだ。天気がいい北海道を絶対無駄にはできねぇ!そんな思いで突き進む。
まだまだ旅慣れてない時期だったから。本当に甘ちゃんだったなと思うけど、こういう経験の積み重ねで、強くなれたよなと思う。晴れを活かす、そこは妥協しない姿勢がこのころからあったなと。
白銀荘に到着・・・。死ぬ・・・。
でも翌日は快晴、そしてついに、北海道はじめての登山。そう、私が登山が大好きで大好きで仕方が無くなった山域「十勝連峰」へ!
【北海道・十勝岳】北海道初登山、絶景の十勝岳へアタック!
いやぁ、昨日は死ぬほど疲れたけど、なんて爽やかな朝だろう、なんて「旅」っぽいんだろう。
そして、結露が酷過ぎる(笑)
白銀荘はいいところでね。このキャンプ場は最高だよ。ちょっとカラスが多いけどね。
あー!今すぐ仕事辞めてまたこの辺りをプラプラしたい!笑
この辺りの記憶はそれ程に輝いてるんだよなー!
なお、十勝岳のしたの方で道がわからなくなって、草木の中を強行突破した様子は当時のブログであまり書いてないみたい。まだまだ登山経験はほとんどないこの時代。道がわからなくてドキドキしたの、忘れられないな。本当懐かしい。
懐かし過ぎてブログ書きながら泣きそうになる(笑)
十勝岳は「ザレた道」のお手本のような道で、非常に歩きにくい。
山頂からの景色が最高すぎた。今だったら、ザックその辺においてトレランして隣の山くらいは絶対行っちゃうな。遠く大雪山を望む。まさか、この後あっちからここまで歩く縦走をするなんて、夢のまた夢にも思わなかったけど、大雪~十勝縦走はもうしばらく先の話。
山頂で話したマサさんはたまにコメントくれていて、それもまたすごい話だよね!
山容で言えば、特筆してかっこいいわけではないけれど、高さもそれほどでもないけれど、やはり、一番思い出深いのは「富良野岳」。本当に、ウルっときちゃう。今年は復職して1年目という事で自重したけど、来年は絶対休みとっていきたいね。やはり残雪かな。今年の紅葉でもいいかな?笑
後の山塊は芦別岳から夕張岳へと続く稜線。
悪天候で迂回した美瑛岳、後は遠く大雪山。
絶景の十勝岳から帰って来て、やってきたのは野湯の吹上温泉!
野湯の中でも知名度はかなり高い方。
最高に気持ちよかった!女性にはかなりハードル高めかな?
昨日今日とフル活動でブログが更新できなくて、それでも、ブログを書く時間がない程に楽しんでいる日々。
白銀荘では他のキャンパーの方と混ざって焼肉を頂いたりと、北海道にいる間でも一二番に輝いていたかも。それくらい充実していた。
【旅73日目】美しい丘と樹の町、美瑛をめぐる
十勝岳登山の翌日、またまた快晴。ここまでの晴れ予報を活かして富良野、十勝岳、美瑛と動き回り・・・マジで疲れた\(^o^)/
美瑛は町全体が丘になっているので自転車移動はそれなりに大変ですが、車と違って写真を撮りやすいのでむしろおすすめかも。
マイルドセブンの丘、セブンスターの木、親子の木、ケンとメリーの木などを周りました。ただ、もっと有名な方の「マイルドセブンの丘」を見ておらず、今思うと痛恨。案内板あったかな?あと、マイルドセブンの丘の木が最近切られてしまったという噂を聞きました。哲学の木も切られてしまったのと同じ?美瑛は有名ゆえに観光客が多く、マナーがなっていないとのことで地主さんと揉める事がおおいと聞きますもんね。
美瑛の美しさは・・・平地部門では日本一でしょう。
懐かしー!!!日本全国にライダーハウスがありますが、蜂の宿はもっとも有名なものの一つ。ちなみにたまにブログにコメント頂いていました(๑´ڡ`๑)
この日はライダーさん2人と盛り上がりました。右の方は中判カメラで写真を撮ってるプロカメラマンで、バイクで色々な所周りながら写真を撮っているとか。翌日は摩周湖まで行くとか言っていて、自転車とバイクの機動性の差に愕然としたのよく覚えてる。
蜂の宿に長期宿泊して、この辺りでメロンのバイトしている旅人は多いよね。そういうのもいい経験なのかもしれない。俺は旅で一つの地に留まることをしなかったけど、長くいることでわかる事ってあるからね。
翌日は旭川へ移動!美瑛から旭川はすごい走りやすかった記憶がある。お昼ご飯はおすすめを教えていただいた「ふるき」へ。旅人あるあるだと思うんだけど「日本一周してるの!それじゃあたくさん食べないとね!大盛サービスだ!」と、めっちゃ盛られる(笑)
通過した主な町
余市、小樽、札幌、江別、美唄、滝川、赤平、芦別、富良野、上富良野、美瑛、旭川
To Be Continued…
旭川に着いて登山の準備して、北海道の神髄「大雪山」へ行ったり、魔の道「オロロンライン」を走るのはまた次回(๑╹ڡ╹๑)p♪
ははは。懐かしい!めちゃめちゃ、懐かしい!
ダンボーさん登場のシーンとか、「読者を楽しませる」心意気がいいですね。
こうやって振り返ると、2倍、3倍楽しいです。
ありがとう。元気出ます。
懐かしいですよねー!
ダンボーさんの登場シーンは、我ながら気合はいってるなあと思います笑
振り返りの記事を読むと、ああ、本当に旅してたんだなあと思います。
地域ごとのまとめもぜひ楽しみにしていてくださいね(๑´ڡ`๑)
ああいいですね。回想+α
以前もそうでしたが写真も大きく綺麗で、軽くうごくので沢山あっても荷にならない。
お仕事お忙しいと思いますが、楽しみにしています。
こんにちはー!
PCだと大きな写真で見れるので、スマホとは違った楽しみ方ができるのかなと思っています(^^)/
ブログは全体的にまだまだ重たいので、実は今後の課題だったりします汗
これからもブログを楽しんでいただければ幸いですー(๑´ڡ`๑)