投稿日:2020年5月5日 更新日:

登山初心者でも富士山に登れるの?~富士山登山で知っておくべき注意事項~

登山に興味がなかったとしても、日本に住んでいる限り、富士山に興味を持たない人なんていませんよね!

『日本最高峰』という響きは強烈で、たとえ登山が趣味でなくとも登ってみたくなるものだと思います。

そんな富士山ですが、初心者でも富士山に登れるのか?」についてまとめてみました(๑´ڡ`๑)

【結論】登山初心者でもほとんどの人が登れる

結論から言ってしまうと、富士山登山に興味を持っている大抵の方が登頂可能だと思っています。

実際、富士山の登山道を見れば老若男女、国籍関わらず、本当にいろいろな方が富士山の頂を目指しています。

リスクもありますし、100%誰でも登り切れるわけではありませんが、ある程度の条件をクリアできれば日本最高峰の頂に立つことば十分可能です。

登山完全初心者であれば、一人で登るのはリスクが大きいので、登山経験のある友人に付き添ってもらったり、ツアーを利用するのも手だと思います。

富士山登頂に必要な条件

富士山登頂の条件は明瞭にしてシンプル。

富士山を登頂するために、本当の本当に必要な事は、登山に対する十分な知識・・・ではありません。

 

こと富士山登山に関して言えば、登山に対する広く浅い知識よりなにより『十分な体力』がものをいいます。

ただ愚直に富士山の斜面を登り、下ることができる体力があるかどうかです。

 

これに尽きます。

その理由を、富士山と他の山との違いなどを踏まえて説明していきますね。

【1】遭難が起こりにくい環境

富士山は今も昔も、特に世界遺産に登録されて以降は本当にたくさんの登山者が足を運んでいます。

そのため、一般的な時期・時間に登山をすれば周囲には間違いなく見知らぬ登山者仲間がたくさんいます。

これは一般的な山域ではあまりないことです。

富士山では常に人の目があるため、遭難が起こりにくい環境だと言えます。

【2】森林限界を超えた視界良好な登山道

多くの一般的な登山道は、まず樹林帯を歩き、かなり歩いた後に森林限界を越えます。

一方、富士山では基本的に森林限界を超えてのスタートとなります。

(須走ルートを登る場合は一部樹林帯があります。)

これも富士山ならではの特徴の一つです。

スタート時点でほぼ森林限界を超えているので、周囲への視界が良好、遭難防止に一役買っています。

【3】簡潔明瞭な登山道

一般的な登山では樹林帯の中を歩き、その樹林帯の中には谷と尾根が入り混じっています。

山遭難は登山道から外れて谷筋に迷い込むなどして起きますが、富士山は上記の通り木が生えていないこと、川や迷い込む谷筋がないこと、さらにはきわめて多くの人が歩いているため、道を間違えてしまうリスクが少ないと言えます。

登頂するのに必要な体力はどれくらい?

「登山初心者でも富士山に登れるか?」という観点なので、恐らくほとんどの方が吉田ルートの5合目から登り、道中の山小屋に宿泊(仮眠)し、ご来光を望みたいと計画していると想定します。

歩くルートによって多少前後しますが、富士山に登って降りてくるまで、13時間程度を要します。

  • 登りで4時間
  • ===山小屋で休憩&宿泊===
  • 登りで3時間
  • お鉢周りで1時間
  • 下山5時間

途中で山小屋泊を挟むとは言え、これくらいの時間、富士山の登山道を歩ける体力が必要です。

普段から登山をしていない場合は「自分の体力なんてわからない」という事も多いと思います。

具体的な人物像を想像するとすれば、日常的にある程度運動をしている10代・20代・30代あるいは学生などは基礎体力で登れてしまうでしょう。

一方で、「運動を一切していない中高年の方」は体力的に不安です。

まずは近場の山で自身の体力を確認してからの方が賢明だと思います。

登山初心者が必ず知っておくべき登山知識

富士山登山では体力が大切だとご説明しました。

そうは言っても体力バカであればいいわけではなく、富士山登山において必ず知らなければならない登山知識もあります。

体力はもちろんのこと、必要な知識もしっかり身に着けて挑戦したいですね!

【1】高山病

高山病は富士山登山の代名詞とも言える存在であり、富士山登山で一番多い症状ですね。

富士山登山では、吉田口の登山口が標高2300m、8合目山小屋が約3200m、山頂は3700mに達します。

こういったエクストリームな環境では標高が高くなるにつれ血中酸素濃度が薄くなり、頭痛や吐き気などの症状が現れることがあります、これが高山病です。

酷い場合だと歩行困難となり、下山を余儀なくされることも往々にして起こりえる辛い症状です。

全くならない人もいるため、行ってみないとわからないのもつらい所ですが、ある程度対策が立てられますのでご紹介します。

高山病の対策①:高所順応

一番大切なのは、登り始め、歩き始めはスローペースを心がける事。

たとえば、五合目から登り始めた時すでに2000m上空にいることを理解し、15分程度は「ちょっと遅いかな?」と思うくらいゆっくり歩いてみてください。

八合目あたりの山小屋から深夜出発する際も同様です。

他にはしっかり水分補給すること、1時間程度ごとに小休止を挟むことも大切ですよ。

高山病の対策②:酸素缶

酸素缶の効果については議論があるようですが、個人的にはすごく救われた記憶があります。

山小屋に後少しで着こうかという頃、頭が痛くなってきたんです。

そんな時に酸素を補充することでスッと良くなりました。

高山病の対策③:頭痛薬

高山病で多いのが頭痛です。

歩けない程度ではないが、頭が痛むというのは富士山ではよくあること。

そんな時は迷わず頭痛薬を飲みましょう。

頭痛持ちの人は少し早めに飲んでおいた方がいいかもしれません。

【2】富士山の登山シーズン

登山界隈では「開山」「閉山」という言葉を使いますが、これはあくまで一般的な登山シーズンを表す言葉。

閉山している期間は登山禁止と言うわけではありません。

しかし、富士山に限って言えば、登山初心者の方は必ず登山シーズン中に登るようにしましょう(7月~9月上旬)。

登山初心者が厳冬や残雪期の富士山に登るのは絶対にやめましょう、本当に自殺行為です。

【3】富士山のナイトハイク

富士山登山と言えば山小屋で一泊し、山頂や山頂付近でご来光を眺めるのが一般的ですね。

富士山から眺めるご来光は格別ですよ!

しかし最近は夜中に出発して日帰りする、弾丸登山が多いと聞きます。

体力的にしんどすぎると思うので日帰り富士山なんてあり得ないと思うんですが・・・。

山小屋で一泊する場合でも、ご来光を眺めるためにナイトハイクすることが多い富士山ですが、夜中に山道を歩くことにはリスクが伴います。

登山装備の中にしっかりしたヘッドライトが含まれているかよく確認してください。

ヘッドライト無しではナイトハイクはできません。

ご来光を見たい場合は、事前に使い方をしっかりと確認したヘッデンを持って行きましょうね!

【4】富士山の気温

富士山の山頂は3776mと遥か上空に位置します。

山頂は本当に寒く、真夏でも氷点下になることがある程です。

晴れていても夜間は3度ほどしかありません。これは東京の真冬と同じ寒さです。

ご来光を望む計画であれば防寒対策は万全で臨みましょう。

【5】富士山の登山道

富士山の登山道は火山砂利というゴツゴツした大きい砂利と、終盤は大きな岩盤の上をひたすら歩きます。

そのため、一般的地質の登山道と比べて登山靴のソールへの負担が大きいのが特徴です。

スニーカーで登っているお馬鹿さんが時折見受けられますが、スニーカーのソールが破れたらどうするつもりでしょうか?

富士山登山では、ソールがしっかりしたハイカットのトレッキングシューズを履いて、砂利の侵入を防ぐためにゲーター(スパッツ)も付けることを強くおすすめします。

【まとめ】登山初心者でも登頂できるかしっかりと事前準備を!

富士山はその高い標高のため、日常では決して見られない景色を楽しめる場所。

ご来光雲海が美しいだけではありません。

私が登った時は山小屋から落雷を見下ろすことができました。

「一度でいいから富士山に登ってみたい!」という方も多いと思います。

装備や体力をしっかり整えぜひ挑戦していただければ幸いです。

-友人に誘われて登った富士山。

-登山の経験があったわけではありませんが、人生で一度は登ってみたいと思い、家にあったよく分からなウェアを着込んで挑戦しました。

-山頂から眺める圧倒的な雲海とご来光は圧巻でした。

-しかし、山小屋からのナイトハイクで疲労困憊、さらには真夏なのに山頂が本当に寒くて驚いたものです。

皆さんも是非、人生に一度は富士山へ挑戦してみてはいかがでしょうか?(๑´ڡ`๑)

                   
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