投稿日:2020年5月4日 更新日:

登山初心者の山の選び方~おすすめの山や参考にすべき情報とは~

テレビでの登山特集、日本の絶景の紹介、SNSを通じて、友達に誘われて等、日本に住んでいれば登山に興味を持つ機会は多いものです。

「登山が趣味で」と話せば「登山を始めてみたいけど、どの山に行けばいいのかわからない」という質問ををよくいただきます。

一つの参考になればいいなと、私の経験や見聞を元に、初心者におすすめの山の選び方についてまとめてみました。

「初心者におすすめの山の選び方」の落とし穴

様々な登山ブログで「初心者におすすめの山10選」のような記事が挙がっていて候補選びには事欠きませんね。

せっかくなので「登山 初心者 おすすめ」のような形で検索してみました。

その中で気づいたのは、その記事を書いている人の山に至る背景や登山レベルが余りにも多岐に渡っているということ、それほど登山経験もないであろう人が書いたキュレーションサイトが非常に目立つことです。

その登山情報の質は大丈夫でしょうか?

これから登山を始めたい方も、ステップアップしたい方も、本当にあなたの登山レベルにマッチした記事だったでしょうか?

登山情報に関してインターネットで情報を集めるのは簡単ですが、登山初心者の頃は「ネットの情報を鵜呑みにしない」ことも大切です。

経験が少ないうちは雑誌など書籍を参考に「ハイキング」へ

これから登山を始めたい方は、インターネットよりまず雑誌(書籍)での調べ方をおすすめします。

中でも、全国の山岳を網羅するような書籍より、各地域を特集している雑誌がおすすめです。

雑誌は少ない紙面の中で本当に大切な情報をまとめているので質・量ともに分かりやすいのが利点。

例えば神奈川県での日帰りハイキングを考えているなら横浜ウォーカーのような雑誌はおすすめできます。

登山と言うと難しく考えてしまいがちです。

しかし、本当に山の中を歩くことが好きになれるのか、自分に向いているのか、ハイキングに大別されるような登山から初めてみるのがいいでしょう。

山の選択肢を限定しよう

書籍でも、ブログでも、細かい情報を知れば知る程、選択肢が広がれば広がる程、どの山に登ろうか悩んでしまいます。

上述の横浜ウォーカーのような大衆雑誌で紹介されている山は『リスクが小さく、ビギナーにおすすめの山』です。

雑誌で「ビギナーOK」と太鼓判が押されている山は、登山口へのアクセスやリスクの大きさにおいて保証されているようなもの。

万人におすすめできるということは、取っつきやすい証拠でもあるからです。

雑誌の中での山の選び方

上記のような雑誌にも、数十の山岳が「初心者おすすめの山」として紹介されているかもしれません。

その中でも特に、初心者向けで安全性の高い山とはどのような山か考えてみます。

1. 登山口までのアクセスが公共交通機関で完結している

登山初心者にとって一番怖いのは遭難です。

公共交通機関でアクセスが完結している山の多くは人出があり、遭難のリスクは小さい傾向があります。

登山後に疲れた状態で車を運転しなくていいので、帰宅時の安全性の観点からもおすすめできます。

2. 人気の山で登山者が多い

例えば私の地元、神奈川であれば、丹沢山系の塔ノ岳、あるいは富士山の好展望地として有名な矢倉岳、うどんが有名な鍋割山など。

どこも人気の山なので、登山シーズンの土日であれば賑わうことでしょう。

初心者の頃は他にも登山者がいるだけで随分と心強いものです。

3. 3~4時間の行程があること

あまりに拍子抜けの山や丘に登り続けても登山経験とは言えません。

往復で最低4時間程度は歩かないと、山歩きとは言いにくいかもしれませんね。

往復5~6時間歩けば立派な登山経験だと言えそうです。

4. 山頂からの眺めが良いこと

意外に思われるかもしれませんが、山頂からの景色は必ずいいとは限りません。

富士山を見事に見晴らすことができる山があれば、樹林に囲まれて木しか見えない山頂もあります。

まずは眺望すばらしい山に登り、山頂からの景色を堪能することをおすすめします。

それが山好きになるには一番だと思うからです。

登山初心者が参考にすべきコースタイム

私自身が、登山初心者を連れて登山に行った時の感触から話します。

超が付く初心者の内は、往復のコースタイムが4時間以内の山で考えましょう。

コースタイムと言うのは「登山口-山頂-下山口」を4時間で歩ける山と言う意味です。

山を歩くというのは日常とは違った筋肉を使います。

また、登山は本当にハードです。

運動不足の方が挑戦することを前提にすれば、長時間の歩行は疲労による捻挫などリスクにつながり危険です。

神奈川・東京で超初心者におすすめ山

この辺りの山はどこも王道で、山頂からの見晴らしも良く、道迷いのリスクも限りなく低いです。

ヤマレコでも個人ブログでも登山記録が無限に見つかりますので、参考にしやすいでしょう。

本格的な登山を始めるために、簡単なハイキングを経験したいという方におすすめです。

ハイキングからのステップアップ

塔ノ岳や大山など初心者の方におすすめされる山を何度か歩いた頃には、ステップアップしたい気持ちが芽生えているかもしれません。

そんな時は歩く時間を少し長くしてみたり、標高を上げてみるのが良いでしょう。

あるいは視点を変えて、少し遠方の山を登ってみるのもおすすめです。

例えば、神奈川在住で塔ノ岳や大山を登った後、気分を変えて茨城の筑波山へ行ってみる。

登山とは自宅を出発してから自宅へ帰るまでが登山です(遠足みたいですが)。

少し足を延ばした登山をすることで、移動まで含めた自分の体力が分かってきます。

登山にハマってしまうと移動距離が長くなりますので、登山を趣味にしたいかどうかの判断基準にもなります。

本格登山への登竜門としておすすめの山

登山を始めたばかりの頃は往復4時間程度の山がおすすめと書きました。

それに慣れたら本格登山へチャレンジしてみましょう。

私がここで言うコースタイムは7時間程度を想定しています。

首都圏在住と言う前提で恐縮ですが、ハイキングから本格登山への登竜門としていくつかおすすめの山をピックアップしてみます。

丹沢山(1,678m)

丹沢山系には鍋割山、塔ノ岳、すこし背伸びして丹沢山や蛭ヶ岳と、初心者の方が本格登山を経験するのに絶好の場所です。

男体山 (2,486m)

中禅寺湖から山頂までの道のりは体力勝負、ガテン系の山です。

この山をコースタイム通り歩ければ、もう脱初心者と考えて良いでしょう。

谷川岳(1,977m)

電車を使ってアクセスできるので、僻地にありながらもアクセス良好。

一ノ倉沢のような禍々しい岩壁を持ち、畏怖の対象でもありますが、谷川岳の天神尾根は四季を通じてよく歩かれています。

夏から秋は賑わいを感じながら、脱初心者に向けてのいいステップアップになるでしょう。

那須岳(1,917m)

こちらもアクセス良好。まずは茶臼岳をピストン(登山口-山頂-同じ登山口を往復する事)で登る。

次回は三本槍岳を目指して歩くなど、丹沢と同じくバリエーション豊かな山域です。

岩稜と言えば大袈裟ですが、ゴツゴツした道を歩く練習にもぴったりです。

私の初心者の頃の登山経歴

私は日本一周していたりもするのでちょっと変わっていますが、参考までに私の初期の登山歴を簡単にご紹介します。

初めの3回は登山経験のある友人と一緒に登っています。

  1. 塔ノ岳(経験者に連れられて)
  2. 槍ヶ岳(経験者に連れられて)
  3. 富士山(経験者に連れられて)
  4. 男体山
  5. 磐梯山
  6. 蔵王山
  7. 早池峰

経験者と一緒なら少し難しい山にチャレンジ可能

登山に限らずですが、験者に学ぶことは上達への近道です。

もし身近に登山経験者がいて、一緒に連れて行ってくれるようであれば、お願いするのも手ですね!

登山経験者が同行してくれて、かつ、しっかりしたトレッキングシューズを持っていれば、運動神経がいい方であれば北アルプスの唐松岳中央アルプスの木曽駒ケ岳あたりもおすすめです。

お金はかかりますが、登山ガイドを利用したり登山用品店が主催する登山ツアーに参加するのもいいと思います(๑´ڡ`๑)

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